宮月新先生・原作、神崎裕也先生・漫画の不能犯。
洗脳で人は死ぬのか!?
次々と起きる不可解な連続不審死と
それに関わっているとされる宇相吹正という謎の男。
だが警察は彼の犯行を立証できないでいた・・・。
果たして宇相吹の犯行手口とは――?
誰も予測がつかない衝撃のサイコスリラーが幕を開ける!!
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不能犯のあらすじは?
とある喫茶店でお茶をする男二人。
一人の男がアイスティーを一滴
テーブルの上の蟻に垂らすと
みるみるうちにその蟻は溶けてなくなり・・・。
それを見た瞬間、向かいに座っていた男は慌てだし
そのまま死亡してしまいます。
男は平然と自分が食べていたケーキをおいしそうに頬張ると
「サヨウナラ」――・・・そう言ってその場をあとにしました。
その後、喫茶店は大騒ぎになって・・・。
警視庁ではその喫茶店で起きた
闇金業者不審死事件を捜査していました。
担当の夜目というキャリアの女性刑事
そしてたたき上げの初老の刑事・河津村が
鑑識の結果を確認していましたが
どうにも納得できない点がそこにはありました。
毒物を疑ったこの事件ですが被害者の木島という男が
飲んでいたアイスティーや彼の体内からも
それらしいものは一切検出されなかったというのです。
唯一の手掛かり防犯カメラに映っていた謎の男・・・
宇相吹という人物の居場所が判明したとのことで
夜目はその現場に向かいます。
そんな彼女に河津村は声をかけます。
不能犯
夜目は過去にある青年を誤認逮捕し
自殺に追いやったことがありました。
その出来事からトラウマを抱えていた夜目は
今でも安定剤に頼る日々を送っていたのです。
その青年というのは河津村の息子でした。
優しく声をかけてくれる河津村の態度も夜目の胸をえぐります。
重要参考人である宇相吹のもとにやって来た夜目。
彼は公園のベンチで猫と昼寝をしているような一風変わった人物。
しかし夜目は宇相吹の目を見た瞬間
彼に異様なものを感じ取ります。
早速、例の喫茶店不審死事件のことを問い詰める夜目でしたが
宇相吹ははぐらかすばかりでまともな答えは返ってきません。
それどころか宇相吹は夜目の手首をいきなり舐めて・・・!?
その瞬間、彼女の手首は大きく腫れ上がり
何が起きたかわからない夜目は
警察の医務室で調べてもらいますが異常なしと答えが。
唾液の成分以外何も検出されなかったというのです。
捜査に行き詰った夜目に、河津村はあるヒントを与えます。
もしかしたら被害者は「思い込み」で死んだんじゃないのか・・・と。
にわかに信じがたいその言葉を立証するため
夜目は再び宇相吹に会いに行きます。
そして宇相吹の巧みな言葉の罠に
かかってしまった夜目の運命は・・・!?
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不能犯のネタバレとその後の展開は?
過去に無実の男性を逮捕し死に追いやってしまったという
トラウマを抱えている夜目はもう宇相吹の言葉に
抗えないところまで来てしまっていました。
「貴女は今夜、死ぬ」
そう言われてしまった夜目は宇相吹の言葉通り
その夜に浴室で手首を切り自殺してしまうのです。
この夜目の自殺騒動にはある依頼者がいました。
それは・・・なんと、あの河津村だったのです。
息子を殺された恨みから夜目に復讐を考えていた河津村は
宇相吹に依頼し「思い込み」で夜目を自殺に追い込んだのでした。
それを宇相吹の前で声高に話す河津村――・・・
しかし気が付くとそこは刑事部屋で・・・。
同僚全員にすべてを聞かれてしまった河津村もまた
宇相吹の罠にかかっていたのです。
その後も宇相吹は警察を嘲笑うかのように依頼を受け
その相手を洗脳し殺害していきます。
河津村の事件以後、宇相吹の捜査を
するようになるのが多田という刑事。
しかし怪しいとは思っていても宇相吹の犯行を
立証するのは難しく彼は警察の捜査の手をすり抜けていくのです。
不能犯
双子の妹が姉をとあるマンションに住む男性が隣人を・・・
などなどごく普通の人間が人間を殺していくという現実。
多田は宇相吹を追う過程である疑問に突き当たります。
なぜ宇相吹は人を殺すのか・・・。
そして物語が進むにつれ多田にも
宇相吹の魔の手が迫っていきます。
宇相吹を追い詰めようとすればするほど多田もまた
自分自身の精神を試されることになるのです。
宇相吹の興味は様々な人間のデータを集めることと
自分の暗示にかかりにくい人間が自分を殺すかどうか――・・・。
その矛先は次第に多田に向けられるようになりますが・・・。
宇相吹と多田の直接対決は実現するのかその結末はいかに!?
衝撃のストーリーが続々登場する今作。
あなたは宇相吹の巧みな言葉の罠をかわし
見事真相にたどり着くことができるでしょうか?
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不能犯の感想は?
犯罪的結果の発生を意図したにも関わらず
その行為によって犯罪を成立させることができないという
「不能犯」をテーマにしたこの作品。
現実にも刑法にはこういう言葉があるそうで
実際に裁判に持ち込まれたこともあるそう。
有名な例では丑の刻参りの呪殺などが
これにあたるとされています。
今作ではマインドコントロールや思い込みなどを用いて
相手を死に至らしめるという主人公の姿を描いています。
本当にこんな人がいたら怖すぎますが
まったくありえない世界の話ではなさそう・・・
と思わせる描写がまた恐怖心を煽ります。
怖いけど主人公である宇相吹の魅力に取りつかれてしまうのです。
不能犯
驚いたのは序盤のエピソードで女性刑事・夜目の自殺です。
てっきり宇相吹を追うのはこの夜目だと思っていたのですが
宇相吹の罠にはまってしまい
あっけなくフェードアウトしてしまったのは驚きました。
さらに彼女を見守っていると思っていた
河津村が犯人だったとは・・・。
もう一度読み返してみたらところどころ
息子の自殺を恨んでいるような
描写に思えなくもない箇所がありましたが意外でした。
今後最大の注目といえば刑事・多田がどこまで宇相吹を
追い詰められるかというところだと思いますが
個人的にはどちらも死んで欲しくない・・・。
宇相吹のキャラクターもオンとオフの
ギャップが魅力的だし好きなので。
そんな彼の行く末には何が待っているのかおススメの作品です。
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