岡田純子先生の作品の蛇女優。
全国温泉旅館のミス若女将だった女が
あることがきっかけでヤクザの女に・・・。
そして映画女優になった女は妻のある男に溺れていき・・・。
そんな女の未来や結末はいかに――?
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蛇女優のあらすじは?
全国温泉旅館の美人コンテストでミス若女将に選ばれた
別府温泉の中村まり子。
何不自由なく育ち高校を卒業後
親戚の経営する旅館のフロント係をしていました。
ミス若女将に選ばれたことで雑誌にも取り上げられ
旅館にやってきたお客さんたちはまり子を見て
女優さんみたいにキレイだと噂するほど。
親戚のおばも鼻が高いと喜ぶほどでした。
まり子は子どもの頃から人から見られるのは慣れており
周りの大人からはよく美人だから将来きっと成功すると
言われたりしていたほど。
そんなキレイなまり子でしたが蛇が好き。
旅館に蛇が出て慌てるおばを見てまり子は手で蛇を掴み
勝手に入ってきてはダメと庭に戻すほど。
みんなが気味悪がる蛇に惹かれているのです。
鱗の輝きや地を這う怪しげな動きなどに・・・。
蛇女優
そんなまり子に目を付けたのが陳栄一という男でした。
まり子に女優になる気はないかと声をかけてきて
まり子ほどの美人は東京にもめったにいない
絶対に女優になれると言うのです。
自分は芸能関係の仕事をしていると言い
まり子はおばの反対を押し切り自分の力を試したい
自分の人生だから好きに生きたいと陳の元へ・・・。
しかしこれが間違いの始まりだったのです・・・。
陳は芸能関係の仕事などしておらずヤクザで
無理やりまり子を犯し今日からお前は俺の女だと
逃げようとしたらぶっ殺すと言って
福岡へ連れて行くのでした。
しかもまり子をクラブで働かせ自分はまり子のヒモ。
ホステスは色目を使うのが仕事なのに
客に色目ばかり使うなと嫉妬し叩くのです。
お前は俺の女で誰にも渡さないと言って――。
まり子はこんな暮らしはイヤだと陳と別れたい・・・
しかし相手はヤクザでどうしたら別れられるのかと
考えたまり子が取った行動は――。
それは陳の親分に力を貸してほしいと頼み
代わりに自分の体を差し出したのです。
ミス若女将だったまり子はヤクザの女になってしまい
そのヤクザと別れるために今度は親分の女に・・・。
そんなまり子はどうなってしまったのか・・・。
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蛇女優のネタバレとその後の展開は?
親分はまり子の願いを聞き入れそれにより陳は
木に吊し上げられ殴られる始末・・・。
それを見ながらまり子は親分に抱かれるのですが
そんなとき親分の元に黒川という男がやってきました。
一瞬目が合う2人。
親分は自分の新しい二号で良い女だけど
手は出すなと黒川に言いました。
黒川は女に手が早いと噂されている男でしたが
親分の女に手を出すほど命知らずではないと
黒川はまり子には手を出さないと言うのでした。
一方のまり子はというと自分はいつまで
ヤクザの二号でいるつもりかと飽き飽きだと思っていたところ
映画の研究生募集オーディションを見つけたのです。
早速東京に行き俳優研究所に入ったまり子。
そこでもすごい美人がいると話題になっていたのですが
そんなときあの黒川と再会したのです。
黒川は興行師をしていて芸能界などにもコネがあった様子・・・。
東京で再会したことで親分とはどうしたのかと聞くのですが
まり子は黙って出てきたと・・・。
そんなまり子に黒川は度胸があると
そういう女は好きだと言うのです。
アパートまで送ってくれた黒川でしたが
そこにあの陳がまり子を探しやってきました。
蛇女優
まり子のせいで自分はこんな目にあったと掴みかかりますが
黒川が陳を殴ってくれたことで事なきを得ましたが
陳はこんな捨て台詞を・・・。
「そいつは悪女だ、貴様も俺と同じ目に遭うぜ」
陳を殴ったことで手にケガをした黒川でしたが
そんな黒川の手をまり子は舐めるのです。
そしてそれがきっかけでキスをし関係を――。
身体がナバラバラになりそうなほど
初めて感じたまり子。
部屋にいた蛇に対しても蛇は知恵のシンボルだと
こんなことを言う人は初めてだと惹かれていくのです。
肉体派女優として売り出され
ペットとして蛇を飼っていることも話題になり
女優として成功し始めたまり子。
雑誌などに取り上げられ親分に見つかると心配になるのですが
黒川がお金を渡し女を世話したりして話を付けてくれ
何もかもがうまく行っていたまり子でしたが
黒川には妻子がいる事実を知ってしまったのでした――。
まり子は結婚しているなんて話が違うと言いますが
黒川は独身だと言った覚えはないと言い
更には愛人は他にも大勢いると言い別れた2人。
仕事は順調で多くの作品を撮ったまり子でしたが
それでもひとり寝の夜が辛く男が欲しいと
欲しくてたまらないと思うのです。
そんなとき共演の男性と知り合うのですが・・・。
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蛇女優の気になる結末は?
共演の男性に自分のファンだと言われたことで
自分の部屋に連れて行ったまり子。
男性との夜は物足りなかったのですが
結婚を前提に付き合いたいと言われたことで
結婚をすれば全てうまくいくとその男性と京都で同棲し
妊娠をして出産をしたまり子でしたが・・・。
男の母親はまり子のことを色々と調べたようで
まり子と一緒にいたら子どもの将来のためにならないと
子どもを取り上げられ更には男性ともうまくいかなく
また1人になってしまうのでした。
蛇好きの露出狂女など泣き崩れるまり子。
まり子はずっと連絡を取っていなかった黒川に
今すぐ会いたいと連絡し黒川もまた妻に仕事だと言い
まり子に会いに行くのでした。
もちろん黒川の妻は仕事ではなく愛人のところに行くと
自分と子供の許に帰ってきてくれるなら良いと送り出すのです。
会いたかったと誰よりも好きだと関係を持つ2人。
この日から2人の関係はまた始まるのですが
ある日、まり子は妊娠をしたことを告げます。
もちろん黒川は堕ろすように言います。
まり子は女優だし家庭的なものは似合わない
それに自分とまり子が親だと子どもがかわいそうだと・・・。
蛇女優
自分にセックス以上の子とは望むなと言いますが
まり子は女優の前に自分は女で好きな男の子どもだって産みたいし
人並みの幸せは望んではいけないのかどんな気持ちで
黒川との結婚を諦めたと思っているのかと思うのです。
そしてまり子は京都にローンで家を買い
黒川の反対を押し切って男の子を出産したのでした。
そのことで黒川はなかなかまり子に会いには行かなくなり
自分だけでなく若い男を作ったらと勧めてくるのです。
そんな黒川の様子に殺してやりたいと――。
自分には黒川しかいないのに黒川が逃げ腰になっている。
子どもは2歳になるのに認知もしてもらえず
年が明けたら早々に認知してと頼むのですが
黒川から返ってきた言葉は・・・。
「お前・・・自分で産んだ子ぐらい自分で負えよ」
更には女としてのまり子と付き合ったけど
女房にも母親にもなってくれと頼んだ覚えはないと
そんなひどいことまで言われる始末・・・。
そしてまり子はバックに入れていた包丁で――。
まり子は蛇を愛し蛇の愛し方は残酷だったけど
それでも黒川とは命を懸けてくれた真実の愛だったのです。
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蛇女優の感想は?
不倫はいけないこと・・・。
妻子のある人と恋をしなければ
こんな結末にはならなかったでしょう。
しかしまり子が反対を押し切って出産してしまったのなら
黒川にも責任があるので認知するのは当たり前と
思ってしまったりもするのですが
最後のあの黒川のセリフはひどいものでした・・・。
ただ脅すつもりだったとはいえまり子が黒川に
包丁を向けた気持ちも少しはわかります。
でもなんだかんだ言いながらも黒川も
まり子のことを愛していたのですね。
まり子に刺されたのに自分で刺したとそう証言したのですから・・・。
蛇女優
そして一番心が広いのは黒川の奥さんです。
旦那が浮気をしていても帰ってくるのは自分のところと
ずっと何も言わずにいたのですから。
しかも最後はまり子がしたことを
黒川の気持ちを汲んで寛大な処置をと
お願いしちゃうのですから・・・。
こんなできた奥さんはいないでしょう。
まり子がしてしまったことは仕方がないとはいえ
子どもがどうなってしまったのか気になります。
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