二宮愛先生・原作、名尾生博先生・漫画、キナコ先生・キャラクター原案の
おやすみジャック・ザ・リッパー。
シザーハンズの異名を持つ死刑執行人・エドワード。
大きなハサミで犯罪者の首を切り彼は処刑を実行する。
来る日も来る日も無慈悲に・・・。
しかしある日彼の命はあっさりと絶たれることとなる。
目を覚ますと彼は地獄のナイトメア・マーケットにいた。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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おやすみジャック・ザ・リッパーのあらすじは?
青年はいつかきっと自分は地獄に堕ちると思っていました。
彼にとっては人間の首は小麦の穂と同じ視界に
入ったものをただ刈り取るだけ、ただ毎日毎日。
それが彼の生きる証でした。
しかしある日突然その日常は終わりを告げることとなります。
一人の少女によって心臓を貫かれたことによって・・・。
次に目を覚ました時、彼の目の前には
見覚えのない空間と妙な少年がたっていました。
シザーハンズ・・・そう呼ばれる青年に怪しい少年は
ここはナイトメアマーケットで自分はオーナーのK・Aだと告げます。
ここは地獄でエドワードはすでに死んでいたのです。
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おやすみジャック・ザ・リッパー
しかしエドワードは死んだことにも
地獄に自分がいることにも特に驚く様子はみせません。
処刑人であり籠の中の怪物と呼ばれていた自分が地獄に来るのは
当然のことであり罰を受けることも当然だと考えています。
しかしそんな彼に告げられたのはこの地獄で普通に生活をすること。
住むところと働くところを決め家賃を払い税金を納める。
そんなごく普通の生活がこの地獄で
生きていくルールなのだとK・Aは説明します。
そして冷たい表情で「タダでは殺さねぇよ」とエドワードに告げるのでした。
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おやすみジャック・ザ・リッパーのネタバレとその後の展開は?
仕事の面接の前に髪を整えてこいと言われたエドワードは
K・Aに渡された地図を頼りに理容室へやってきます。
「サロン・ド・ジャック・ザ・リッパー」という
店名のそこはごく普通の理容室でした。
人気のない理容室に訝しむエドワードでしたが
店内にはなぜかおでん、そして少女が現れます。
その少女の顔にエドワードは見覚えがあって・・・
彼女こそがエドワードの心臓を貫いた少女だったのです。
エドワードのことを思ったより普通の人間
ハムスターのようだと称する彼女。
彼女の正体は吸血鬼で正真正銘の怪物だったのです。
愛らしい容姿でありながら恐ろしい怪力と身体能力を持つ少女に
エドワードは彼女は本物のモンスターなのだと悟ります。
ここで死んだらどうなるんだろうと他人事のように考えるエドワード。
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おやすみジャック・ザ・リッパー
そんな彼を助けるかのように目の前にオオカミを
髣髴とさせる青年と怪しげな黒髪の男が現れます。
この黒髪の男こそがジャック、この店の店主でした。
彼らのおかげで少女から逃れることができましたがジャックにより
いちゃもんをつけられたエドワードはこの店で
店長ジャックと飼い犬・ウルフと共に働くこととなります。
処刑人シザーハンズと世紀の大悪党であるジャックザリッパー。
出会うはずのなかった二人が出会いにより運命は動き始めます。
処刑人として毎日亡霊のように生きていたエドワードが
死んでから手に入れた普通の生活。
その先にあるものとはいったい・・・。
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おやすみジャック・ザ・リッパーの感想は?
出だしから巨大なハサミでエドワードが罪人の首を刎ねるという
シーンからはじまるインパクト抜群の本作。
現在コミックスはまだ2巻までしか出ていないながらも
すでに2016年4月に舞台化された話題作です。
地獄へ堕ちた処刑人・エドワードによる地獄での普通の生活。
あの有名なシリアルキラーのジャックザリッパーと
飼い犬ウルフ、そしてナイトメアマーケットの
愉快で個性的な住人たちにより物語は展開されていきます。
最初はエドワードの設定や生前の職業のこともあり
暗い雰囲気の作品なのかと思いました。
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おやすみジャック・ザ・リッパー
実際一話の中盤までは結構薄暗いんですがジャックとウルフが
出てきたあたりからコミカルな雰囲気が混じってきます。
とはいってもジャックはあのジャックザリッパーという設定のようですし
あくまで舞台は地獄、そしてK・Aが最初に言っていた
意味深な言葉もあるので程よくハラハラしながら読めます。
ただ周囲はそんな剣呑な雰囲気ですがエドワードは
どんどん人間味を帯び普通の生活に慣れていきます。
死んでからしかも地獄でのほうが普通の生活をおくれている
エドワードの姿は何とも皮肉なんですが
当の本人はそのことにあまり気づいてなさそうです。
二巻までしか発売されておらず
まだ作品自体に謎が多いので今後の展開が楽しみです。
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