玉木ヴァネッサ千尋先生の作品の
横浜線ドッペルゲンガー。
横浜線彫刻家連続殺人事件の犯人として
逮捕された剣崎マコト。
冤罪を訴えるも死刑執行された瞬間
彼は事件発生の25日前にタイムスリップ――。
未来からやってきた剣崎は過去の自分を相棒に
真犯人への復讐をしていくのです。
剣崎を陥れた本当の犯人は誰なのか・・・。
そして事件の真相とは――?
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横浜線ドッペルゲンガーのあらすじは?
2003年、夏にJR横浜線沿線で4人の他殺体が次々と発見されました。
死因は窒息死とみられ彫刻家として活動していたという共通点と
状況証拠から連続殺人事件と断定された。
横浜線彫刻家連続殺人事件・・・。
そして数週間後に事件の容疑者として剣崎マコトが逮捕された――。
それから11年後――。
脅迫殺人犯として逮捕された剣崎マコトは死刑囚となり
テレビの特集として報道されたりしていたのです。
剣崎マコトがいる湘南拘置所では新人の看守が
夜の見回りをしていました。
一番奥が彼の独房でさっきまで暴れてたらしいし怖いから
関わりたくないけど気になるとその独房に行こうと・・・。
しかしそこからはものすごい音が聞こえてきて
何が起きているのかと見に行ってみるのですが
そこには髪を振り乱した感じの男がいたのです。
剣崎はうるさかったかと聞くのですが看守はあまりの怖さに
そんなことはないと答えるのですが俺に嘘はつくなと言われます。
剣崎は表で良い顔をして裏では違うような人を騙す
卑怯な奴が大嫌いだと信用できないと言うのです。
それに対し看守は正直にちょっとうるさかったと・・・。
では夜に剣崎は何をしていたのかというと
実は紙粘土で制作をしていたのです。
いくつもの作品がありとても上手で看守はこんなところにいるけど
やっぱりこの男は凄いと思いそして自分は剣崎のファンだと答えるのです。
学生時代に剣崎の作品を見に全国をまわったこともあり
ずっと会いたかったと・・・。
その言葉に剣崎は嬉しくなり11年ぶりに良い気分になれたと
看守にお礼がしたいと作品を作ることになるのです。
人から依頼を受けるのはいつぶりだと思いながら制作を・・・。
剣崎は逮捕される前は彫刻家でした。
美大を中退し作家活動に明け暮れそれ以外の幸せは捨て
彫刻に打ち込んでいました。
でも彫刻は全く売れずそれでもアトリエを追い出されたら
制作もできなくなると最低限の生活費を得るために
制作の合間をぬってどんなバイトでもしていました。
好きなことだけして生きようとしているんだから
苦労は覚悟の上だと頑張っていたのです。
そしてその努力は報われました。
剣崎の彫刻がドラマに採用されそのドラマは大ヒットし
彫刻は注目され駆け出し作家として認知されだしたのです。
ですがその矢先のこと――。
横浜線彫刻家連続殺人事件の容疑者として逮捕されたのです。
横浜線ドッペルゲンガー
剣崎がいる拘置所では死刑囚に執行の日取りは教えられず
いきなり死刑場に連れ出されます。
死刑は9時から11時の間に執行されるので毎朝その日かもしれないと
何年も何年も今朝がその日かもしれないと気が狂いそうになりながら
その2時間が過ぎるのを耐えていました。
そんなある日、ついに剣崎の死刑の日がやっていたのです。
「教誨師の先生に会いに行こう」
そうその言葉が死刑場に連れ出すときの誘い文句。
暴れる剣崎を数人で抑え死刑場に連れていかれました。
言い残したことはないかと問われ剣崎は
自分は無実だと冤罪だと・・・。
そして最後にこう言うのです。
「犯人ッ、恨んで恨んで恨みまくって呪ってやる――ッ!!!」
この言葉を最後に剣崎の死刑は執行されたのでした・・・。
独房にはあの看守のために作られた彫刻があり
メモにはありがとうと・・・。
しかし剣崎はよみがえったのです。
そう、あの事件が起こった11年前のまだ事件が起こる25日前に――。
自分を地獄に突き落とした真犯人を見つけて引きずり出して
ぶっ殺してしてやる・・・それが剣崎の望み。
そして剣崎は真犯人は誰なのかと考え自分に罪をきせたということは
自分を憎む奴なのかと誰も信用できなくなったのです。
でも誰かに協力してもらわないとお金も潜伏先もないと考えたとき
信じられる奴が1人だけいると思いついたのでした。
それは11年前の自分――。
剣崎は11年前に住んでいた自宅に向かい昔の自分の帰りを待つのです。
過去の剣崎は未来の剣崎を見て不審者だと逃げようとしてますが
出口はふさがれていました。
未来の剣崎は自分のことだからこういうときどうするかと
すべてわかっており出口をふさいでおいたのです。
すべてを見透かされた過去の剣崎・・・。
そしてついに自分は11年後の32歳の自分だと告げるのですが――。
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横浜線ドッペルゲンガーのネタバレやその後の展開は?
過去の剣崎は未来からきたを伝えても信じてもらえないのですが
あることで未来からきた自分だと信じてくれるのです。
そして事件のことを伝えました。
美大時代のグループ展のメンバーが
自分以外全員殺されたことを・・・。
更にはその容疑者として自分が捕まり
状況証拠により犯人にされたと。
犯人を見つけることにした2人。
ややこしいからと過去の剣崎はマコト
未来の剣崎は剣崎と呼び合うことにしたのでした。
この事件は怨恨ではないかと考えた2人。
実は剣崎には誰かに恨まれるだけの動機があったのです。
横浜線ドッペルゲンガー
それは2年前の教授が死んだグループ展メンバーが
巻き込まれた火事・・・。
その火事は多くの人の人生が変わり
原因は剣崎だと疑われていたのでした。
グループ展のメンバーである夏木や鬼怒川に会い
教授の鞄持ちをしていた鷺沼という男が
犯人ではないかと思われました。
火事のせいで今も寝たきりだと言われているのに
鬼怒川の前に現れ鷺沼を追いかけた先で
粘土でつくられた塑像などを見つけ更には死体を・・・。
そして鬼怒川は首を絞められて――。
やはり鷺沼が犯人だったのか・・・
それとも別の何かがあるのか――?
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横浜線ドッペルゲンガーの結末!本当の犯人は誰なのか・・・
鬼怒川は病院で意識不明の重体で
更には水死体として比与優柔が・・・。
そして夏木光と氷山レイも何者かに捕まり
逃げようとして氷山レイが刺されたのです。
次はと夏木が刺されそうになったとき
剣崎が現れ犯人から2人を救ったのでした。
夏木も氷山もその犯人は鷺沼だと思っていましたが
鷺沼は教授が亡くなったあの火事で死んでいました。
ただ鷺沼は2人いたのです。
しかし今目の前にいるのはその片割れでもなく
それは比与優柔でした――。
実は教授の作品は比与が造っていました。
そしてそのモデルは双子である鷺沼兄弟が調達して殺害。
出来た彫刻を自分のものとして教授が発表し
バランスが取れていたのです。
しかしあの火事で教授と鷺沼兄弟の1人が亡くなり
バランスが崩れてしまった・・・。
横浜線ドッペルゲンガー
比与の家系は代々医者の家系で比与も
医者にならなければいけませんでした。
しかし比与は医者になることを放棄し
彫刻家になった叔父が好きで憧れていました。
粘土で彫刻を作っても父親には壊されていましたが
それでも家にやってきた叔父に粘土をもらい
また彫刻をしていたのです。
そんなあるとき比与が造った彫刻を叔父は
まるで下に肉や骨があるようだと
生きているようだ天才だと言いました。
ある日、スランプに陥った叔父は比与の才能が欲しいと
比与の作品を黙って彫刻展に出し入賞。
叔父は比与の才能を利用しようとしていました。
ゴーストとして作品を作らせ叔父は一流作家になり
教授の地位まで手に入れた。
そう教授は比与の叔父でした。
比与の才能を利用しようとしていた教授でしたが
生命力のある彫刻を造りたいと生を表現するには
死の瞬間が一番いいから人の死ぬ瞬間を見せてと
このとき初めて悪魔と取引したことを後悔したのです。
そして比与の手足になる代役として
戸籍のない鷺沼兄弟を利用・・・。
刺された傷により教授の幻覚が見え教授を追うかのように
車の前に飛び出て死んでしまった氷山。
病院のベットで死んでしまった鬼怒川・・・。
更には自分が死んでも僕は負けない
未来は変わらないと言い残し死んだ比与。
これで事件は終わった――。
全部終わったと思われていましたが
まだ終わっていなかったのでした・・・。
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横浜線ドッペルゲンガーにはまだ続きがあった・・・
比与が自ら死を選んだことで
終わったかのように見えた事件。
しかしまだ終わりではなかったのです。
そう、鬼怒川を拉致監禁して暴行したのも
鷺沼を殺して川に沈めたのも
氷山や夏木を拉致し走る車から落としたのも
更には比与を殺したのも全部剣崎がやったと
夏木が泣いて警察に証言したのでした――。
横浜線連続殺人事件の真犯人はまたしても
剣崎マコトということに・・・。
夏木は雑誌で教授の作品を知り同じ大学に入学し
教授に会うのですがなぜが違うと思い
そして自分の神は比与だと気づいたのです。
それからは時々研究に同行させてもらい
自分は神にはなれない次元が違うと・・・。
ならばせめて奉仕したいと思うものの
その役にはすでに鷺沼がいたのです。
横浜線ドッペルゲンガー
神は常に彫刻のことを考えている
きっとこれもそのために必要なんだと
奉仕するチャンスだと思った夏木は氷山を――。
誰にも神は裁かせないと剣崎の仕業に仕立て
自らも自殺をしたのでした。
形は違うとしても同じ未来になってしまった現実。
やはり未来は変えられないのかと思ったとき――。
剣崎が自分がやったと自首してきたのでした。
自首してきたのは現在の剣崎なのか・・・
それとも未来からやってきた剣崎なのか――?
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横浜線ドッペルゲンガーの感想は?
自分を陥れた真犯人を見つけるために
過去にタイムスリップという展開はありそうですが
そのパートナーに自分を選ぶというのは良かったです。
そしてすぐに鷺沼の存在が明らかになり
もう犯人がわかっちゃうの?って思っていたら
かなり奥が深い作品でした。
鷺沼は実は双子だったとか教授は比与の叔父で
自分より才能とかないのに剣崎が
教授に好かれていることが許せなかった・・・。
比与の生きてきた人生を見ていると父親のせいで
そんな風に歪んでしまったのでしょう。
医者にならないと言っただけで命を狙う父親・・・。
代々そういう家系のようですが
それでもあの父親に育てられたら
比与のようになってもおかしくないです。
横浜線ドッペルゲンガー
やっと事件が解決し剣崎も普通に暮らせるのかと思ったら
夏木のあの裏切りにはびっくりしました。
比与を神と尊敬してウソの証言をするだけじゃなく
氷山も車から突き落としたんですから・・・。
でも最後は神の役に立てたと
なんとなくしあわせそうでした。
未来の剣崎はちょっと悲しい結末でしたが
未来を変えることができました。
剣崎の未来をぜひ読んでみてほしいです。
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