朝井リョウ先生による小説を原作とし近藤憲一先生がコミカライズさせた
応援男子の青春群像『チア男子!! -GO BREAKERS-』。
挫折を経験した主人公が幼なじみらと共に「誰かを応援」するために
男子チア部を結成し奮闘する汗と涙の青春物語。
原作者である朝井リョウ先生は『桐島、部活やめるってよ』で
デビューを果たすと一躍スターダムに駆け上がった人気の小説作家。
またコミカライズを担当された朝井先生は少年漫画でありながらも
丁寧でやさしい画面作りに加えどのキャラも好感が持て
安心して読める作品へと仕上げてくださいました。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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チア男子のあらすじ!誰かを応援して主役になれること
物語の主人公・坂東晴希は柔道一家の
長男として生まれた大学一年生。
彼はその人生のほとんどを柔道に注ぎながら生きてきました。
ですが優れた柔道家である姉・晴子の存在や幼なじみである
橋本一馬への引け目そして自身の肩のケガを言い訳に
きっかけにしながら柔道を辞めていました。
ところがある日のこと姉や仲間を懸命に応援する晴希の姿を知る一馬は
自分が新しく作る「男子チア」部へと誘うのです。
![チア男子!!](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/U0100015158061.jpg)
チア男子!!
まだまだ男性だけのチアリーディングなど認知されていない中
二人は大学の仲間を何人か勧誘すると練習を重ね
協力者を得ながら少しづつ活動をはじめてゆきます。
そして男性メンバーだけのチームでチアリーディング部
「BREAKERS(ブレーカーズ)」を結成させるのでした。
多くの逆境や挫折に立ち向かいながら自分たちの応援により
笑顔や元気を届けようとするチア男子部たちの青春奮闘応援記。
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チア男子のネタバレ!ワケアリ揃いなチア部
柔道の実力や思いに人一倍の引け目を感じていた晴希でしたが
それでも姉や友人に対しては心の底から応援できる
そんな心根の真っ直ぐな青年です。
だからこそ柔道一家に生まれながら自分が周りの人々の期待に
応えられないのが心苦しくケガをしたことで
柔道からある意味“逃げられる”と思ってしまいました。
ですがそんな晴希の思いを知ってか知らずか幼なじみの一馬は
彼を男子だけのチアリーディグに誘うのです。
![チア男子!!](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/U0100015158061.jpg)
チア男子!!
実は一馬には以前から抱いていた“夢”がありました。
それは交通事故で亡くなった両親が遺した古いビデオの中
そこにはチアリーディグで一番輝いていた時代の母親と
そんな母親をコーチとしてサポートしていた父親の姿があったので。
だからこそ自分も仲間たちと一緒に
同じ風景を見たいという思いそれが一馬の“夢”だったのです。
またイケメンなのに私服が残念な徳川翔はリーディングの経験者で
晴希たちにアドバイスなどし協力してはくれますが
どうやら彼には色々と秘密があるようです。
これらは実際にコミックスを読んで皆さんの目で確認してみてください。
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チア男子の感想!誰かの心を動かしたい
一馬の呼びかけによりメンバーが揃いだした男子だけの
チアリーディング「BREAKERS」のこの名の由来はもちろん“壊す”こと。
つまりは今のこの“自分”の現状を男子だけのチアなど
無いといった“常識”を瓦解し壊す意味が込められていました。
体重100kgの“トン”こと遠野浩司は「変わりたい」と思いチームに入りましたし
他のメンバーも自分の現状に満足できず仲間になります。
また体が堅くリズム感も壊滅的ながらメンバーとなった
溝口渉は映画の台詞からこんな一文を引用しました。
―「今日はあなたの人生の最初の日です」―
今この瞬間に与えられた機会を精一杯に活かし努力する。
この作品を読んでいると「いつか」や「後で」などではなく
「今だから、やる」と思わずにはいられなくなるでしょう。
![チア男子!!](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/U0100015158061.jpg)
チア男子!!
そして数多くの“名言”が散りばめられているのも
この物語のもう一つの特徴とも言えるのかもしれません。
笑いあり涙ありそして青春ありな『チア男子!! -GO BREAKERS-』
彼らと一緒に自分や誰かを応援してみませんか。
また少女マンガ「クッキー」ではまつもとあやか先生作画による
『チア男子!!』は、全4巻までが刊行されています。
こちらは少年期から青年期へと成長する元気な“チア男子”たちの姿を
少女漫画ならではの緻密な描写と明るく華やかなタッチで描いてくださり
読んでいてとても元気になれる作品です。
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