リカチ先生の作品の氷の女王。
人前で話すのが苦手な少女・ニカ。
ある日、クラスメイトの地味男子・七緒が
フィギュアスケート選手であることを知り
急速に氷上の世界に魅入られていく。
そんなニカは七緒に「センスがある」と褒められて――!?
「明治緋色綺譚」のリカチ先生が描く
フィギュアスケート・ラブ、始まります!!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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氷の女王のあらすじは?
あがり症で赤面症、そんな中学生・ニカ。
人前で話すことはもちろん、クラスメイトとも
うまくコミュニケーションが取れない彼女は
なかなか友達もできません。
ある日、とある事情からクラスの地味な男子
七緒に話しかけようとするニカですが
話しかけることができません。
そのまま放課後になってしまい
ニカは七緒が1人で帰るのを見つけて後を追うことに。
すると彼はスケート場に入っていって
そこでニカは教室の中と全く違った表情で
スケートの練習をする七緒を目撃するのです。
氷の女王
その日から七緒の姿が頭から離れなくなってしまったニカは
スケート場に通い実際に滑ってみます。
初めてにもかかわらずもう少しでジャンプ成功・・・
とセンスを見せたニカは
後日それを見ていたらしい七緒からほめられて
ますますスケートが好きになるのです。
そんな中、七緒がフィギュアの全日本選手権の
ジュニア部門で優勝し一躍有名になります。
当然クラスでも人気者になるのですが
それが面倒くさい七緒はこう厳しい条件を出すのです。
「トリプルアクセル飛べるやつ以外話しかけるな」
ニカは七緒に近づきたい一心でスケート場へ行き
そこで彼に思わず告白してしまうのですが――・・・。
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氷の女王のネタバレとその後の展開は?
クラスメイトの男子・七緒が
フィギュアスケートの選手であることを知り
興味を持った女子中学生・ニカ。
フィギュアスケートを好きになるとともに
七緒のことも気になりはじめ
ニカは思わずリンクの上で告白をしてしまいます。
ところがよくわかんないとあっさりフラれてしまいます。
ショックを受けるニカでしたが
そんなことはお構いなしに
七緒はフィギュアスケートの話をしてきます。
七緒に誘われるままニカは彼の姉で
コーチをしている神楽に指導を受けることになります。
ニカのスケートを見た神楽は
技術面ではまだまだだけどセンスがあると言います。
それからというもの体力をつけるため
過酷なトレーニングに励むニカ。
後日、神楽に呼ばれて家に行った際
イメージトレーニングのため
ニカと同世代の選手が滑る映像を見ることになります。
そこでニカや七緒と同い年で
今や天才少女と称される貴和子の存在を知ります。
七緒が昔好きだったと神楽に言われたニカは
彼女のことが頭から離れなくなり・・・。
それでも七緒を追いかけるかのように
フィギュアスケートに没頭したニカは
スケートを初めてわずか3年で
日本でも有名な選手にまで成長したのでした。
氷の女王
一方、七緒の初恋の相手であり
フィギュアスケートの天才少女・貴和子は
高校生になった今ますますその技術を磨き
国内外の大会で優秀な成績を収めるまでになっていました。
試合後のインタビューの際に強気の発言をすることから
女王キャラでも有名な貴和子。
後で自分のコメントに後悔する貴和子。
高校の同じクラスで幼なじみの南斗にも
実は小心者のくせにと言われる始末・・・。
そんなある日、貴和子がいつも使っている
スケート場に七緒が現れます。
彼は使っているリンクが工事中で
このスケート場に来たとのことで
今でも七緒のことを密かに想っていた貴和子は大喜び。
貴和子もまた七緒の影響で
フィギュアスケートを続けているのです。
ところが、そこには七緒が連れてきた女子
ニカが一緒にいて貴和子はショックを受けます。
2人が出場する大会で技術点は未熟でも
表現力の高いニカの演技を見た貴和子は
彼女の存在が気になって
演技に集中できず散々な結果に。
演技後、声をかけてきた七緒にも
無理して強気な発言をしてしまい・・・。
それから貴和子は成績が振るわず
スランプだとスポーツ誌にも書かれてしまいます。
南斗はニカのこともあって落ち込む貴和子を
スケート場に連れて行き発破をかけます。
「いつもはもっと速い、今はキレもない」
こう毒舌でまくしたてる南斗の言葉に
貴和子はなにくそとがむしゃらに滑り
いつもの感覚を取り戻すのです。
そんな貴和子に南斗はキスを・・・。
フィギュアスケートに恋に全力で青春を駆け抜ける彼女たち。
特に貴和子は七緒と南斗の間で気持ちが揺れ動きますが
更にもう1人、彼女の心を揺さぶる存在が現れて――・・・!?
果たして貴和子は誰を選ぶのでしょうか?
また選手として成長できるのでしょうか・・・?
ドキドキのラストはぜひ、ご自身の目で!!
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氷の女王の感想は?
フィギュアスケートの世界を描いた本作。
こういった作品は過去にもなくはなかったですが
ここ10年ほどでフィギュアの認知度も上がり
漫画やアニメなどとても多くなってきたと感じます。
個人的にフィギュアスケートファンなので嬉しい限りですが
本作も興味深く読ませてもらいました。
前半はふんわりしたかわいらしい少女
ニカの物語が始まっていきます。
中学生でフィギュアスケートをはじめ
わずか数年でそこそこの選手になってしまう
彼女の運動神経は驚きでした。
実際は5歳ぐらいまでに始めるものなので
現実にはまずありえませんが
ラブ要素もあるということで
そこは大目に(笑)といった感じです。
氷の女王
中盤からはニカのほかにもう1人のヒロイン
貴和子が登場してきます。
彼女は競技に関しても
また七緒をめぐっての恋に関しても
ニカの強力なライバルになってきます。
どちらを応援するかは人それぞれですが
個人的にはハッキリものを言う
貴和子のほうが見ていて楽しかったです。
後半は徐々に貴和子のほうへ
話がスイッチされていきます。
彼女の選手としての成長はもちろん
南斗と七緒、そして海外の試合で貴和子に一目ぼれする
有貴との恋模様も描かれていきます。
貴和子が最終的にだれを選ぶのかというところが
最大の見どころになってきますが
そのあたりは実際に読んで
確かめてみて貰いたいと思います。
2巻完結なので読みやすいですし
スポーツだけじゃなくラブ要素もふんだんにあるので
少女漫画好きな方にはおススメです。
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