あだちとか先生の作品のノラガミ。
わたしが出会ったのは住所不定無職の
自称「神」のジャージのひとでした――。
ガサツで気分屋でヘタレな無名神の夜ト。
ろくに祈願も聞いてくれないこの神様にはひとつだけ能があった。
それはこの世とあの世の狭間に巣食う魑魅魍魎どもと
有象無象すべてをぶった切ること!!
主人公含む日本の神々とそれを取り巻く人々と
その環境を描いた現代和風ファンタジーバトル!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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ノラガミのあらすじは?
ある日いじめられた子がトイレで泣いていました。
ふと壁を見ると落書きの中にひとつの携帯番号が目に入り
そこには「お悩み解決いたします」の文字が。
夜トと書かれたその番号の主にその女子中学生の睦美は
ワラにもすがる思いで電話をかけたのです。
しばらくの呼び出し音のあと出たのは男の声。
久々の客だと喜ぶその男の声に不信感を覚え睦美は電話を切ろうとしますが
声の主は「あなた今お困りでしょう?」と声をかけます。
自分の番号は困っている人にしか見えないのだと。
睦美は思わず助けてと叫んでいました。
すると――。
そこに現れたのはデリバリーゴッドの夜トと名乗る
怪しいジャージ姿の男とその助手らしき女性。
ノラガミ
突然の登場に驚く睦美をよそに「私は神です」と言う夜ト。
助手らしきその女性――伴音によると彼は八百万の神の中でも
末端も末端で社を持たない無名の神なのだという。
夜トは睦美がイジメで苦しんでいることを見抜き
そいつらぶった斬ってやると言うのでした。
その後、教室に戻った睦美に容赦なくイジメの嵐が襲います。
耐えられなくなった睦美はまた再びトイレに籠もってしまいますが
そこにはあのふたりの姿が。
「みんなイジメるし無視するし、睦美何も悪いことしてないのに・・・!」
そう言って泣く睦美に夜トは後ろを見るように促します。
そこにいたのは――、巨大な化け物「妖(アヤカシ)」。
妖は人に取り憑いて悪さをする類のものであの世とこの世の狭間に
睦美がいるから狙われているのだといいます。
さらに受験前でピリピリしている教室の空気の悪さが
拍車をかけているのだと。
その妖はしばらくして外に逃げさらに巨大化をはじめます。
学校を取り囲むほど大きくなった妖に睦美は驚きますが
他の生徒には見えていない様子。
夜トも妖も狭間にいる者はこの世の人間には見えないのです。
伴音はあの妖を倒せば睦美のイジメはなくなるのではないかと
夜トに意見しそれを聞いた睦美はあの怪物を倒してと夜トに懇願します。
すると夜トは前金を請求しこれで手を打ってやると
五本の指を見せて睦美にそう言います。
睦美はそんな大金持ってないと言いますが夜トはあきれ顔で
「俺は神様なんだから、賽銭と言えば5円だろ」と
睦美から5円を受け取って外に飛び出していきます。
夜トが唱えると伴音はナイフの形にその姿を変え
いともたやすくその妖を倒してしまいました。
喜び教室に戻った睦美でしたがまだ何人かの生徒の目線は冷たく
完全に解決されていない様子。
保健室でふたりに向かって怒りをぶつける睦美に夜トは
睦美自身に問題があるのではと指摘しますが睦美は聞く耳を持たない。
そんな睦美の態度に夜トは「無料で残業してやる」と言い
伴音のナイフで睦美の同級生との“縁”を切ったのでした。
再び教室に戻ると睦美になんだかよそよそしく話しかけてくる同級生。
イジメられることはなくなったものの他人同然になった
睦美と同級生の関係にこれからやり直す決意を。
そして夜トと伴音は睦美の学校をあとにしたのでした。
その帰り道、伴音から「神器をやめたい」と申し出があった夜トは
それを承諾し伴音を自由の身にします。
ひとりになった夜トは新しい神器探しをするのでした。
そして夜トは――、ある少女・壱岐ひよりと出会うことになるのです。
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ノラガミのネタバレとその後の展開は?
ここからこの作品の本編とも言える物語に突入していきます。
ある依頼を遂行中だった夜トは不注意から
女子中学生の壱岐ひよりを交通事故に遭わせてしまうことに。
一命を取り留めるひよりでしたが彼女はその事故が原因で
幽体離脱しやすい体質になってしまい
この世とあの世の狭間に関わるようになってしまいます。
ノラガミ
責任を感じた夜トは彼女を救うために
どうしても新しい「神器」がひつようとなります。
そこで夜トが目をつけたのがわずか14歳でこの世を去った少年の霊。
夜トはその少年霊を「雪音」と名付けますが
彼はひよりを慕う一方で夜トに反発し悪さをしては
夜トに消えない穢れを植え付けていくことになります。
それによって夜トに命の危険が迫りますが
雪音を神器にした本当の意味を知ると雪音は改心し
ようやく夜トに仕える「神器」となるのでした。
こうして夜ト、雪音、ひよりがそろったわけですが3人と他の神々
悪霊など様々な狭間に生きる者たちとの戦いが描かれていきます。
夜トをつけ狙う神や巻き込まれてしまうひより、またひよりを救うため
奮闘する夜トなど次第に複雑に難解になっていく戦いの果てに
夜トは真の神となることができるのでしょうか?
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ノラガミの感想は?
無名神である主人公と彼をとりまく神々との戦いを描いたおり
2度にわたってアニメ化もされている人気作です。
絵が綺麗なのもそうですが男女問わず楽しめる作品になっていると思います。
最初はダメダメな主人公の夜トの設定が際立っているような気がしていましたが
進んでいくごとに壮大なバトルマンガに。
戦闘シーンも見どころの一つで生き生きとしたキャラクターの絵がすばらしいです。
ノラガミ
そして社を持たなかった夜トがそれを手に入れ
真の神となることができるのか・・・そのあたりも描かれてきます。
そして狭間の世界を生き続け半妖となってしまったひよりの今後も。
全く新しい「神」を題材にしたこの作品。
神、人、術師など様々な思惑が入り乱れての戦争は今後どうなるのか楽しみです。
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