おりもとみまな先生のばくおん!!。
女子高にあるバイク部を舞台に
5人の個性的な女の子たちのバイク愛に満ちた物語。
ありそうでなかった“女子高校生×バイク”で贈る
爽快ハイテンション学園コメディー。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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ばくおんのあらすじ!バイクに魅了された5人の女子高生たち
主人公の佐倉羽音は丘乃上女子高等部に通う新入学生。
彼女はきわめておっとりのんびりとした性格の女の子で
今までバイクとは無縁な生活を送っていました。
ところが登校初日に羽音が自転車に乗って
通学路の坂道の途中でへたりこんでいると
信号待ち中のオートバイに乗った天野恩紗が現れ
成り行きで羽音にシグナルレースを挑まれます。
その出会いを切っ掛けに羽音はバイクへと興味を持つようになると
恩紗と共に学校のバイク部へ入部するのでした。
![ばくおん](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/AUS04660.jpg)
ばくおん!!
バイク部にて羽音は大きなリボンをヘルメットに付けた
謎の先輩の来夢のバイクでタンデムを経験したことで
自身もバイクに乗ることを決意。
その後教習所に通い出すと教習車であるバイクのCB400SFに
“バイ太”と名付け親しげに会話を交わしながら日々バイク免許の取得を目指します。
そして教習車バイ太との出会いを経たことで羽音は
恩紗の実家が営むバイク屋で購入したホンダの
CB400SFSPEC3(ピンク塗装)に乗ることになるのでした。
バイクを心から愛する彼女たちが
己のバイクへの思いを大いに語らい発揮しあう
女子高のバイク部を中心にしたハイテンションな日常コメディ。
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ばくおんのネタバレ!それぞれの思いや彼女らのヒミツ
主人公の羽音が初めてのバイク(ホンダ・CB400SFSPEC3)を買ったのは
恩紗の実家であるバイク屋です。
しかし激安バイクを扱ってはいてもそれらは故障車や水没車だったり
メータの巻き戻しなどかなりアコギな真似をしているのが実状の
“ジャンク屋”であったため恩紗は本当は別の店で
きちんとしたバイクを羽音には買って欲しかったようです。
実家の影響もあり恩紗のバイク知識は大変豊富で自身のバイクも
スクラップ車両をニコイチにしたヤマハ・セロー22Wを愛車とし
うんちくやバイクについてのひとかたならぬ思いを作中では多く語ります。
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ばくおん!!
またかなりクセの強い天然パーマなため犬猿の仲である
鈴乃木凜からは“モジャ”などとからかわれてしまいます。
また一方の凜はスズキのバイクを熱烈に愛しており
それをからかう恩紗とはよく言い争う仲となっています。
そんな凜ですが幼い頃に猛暑で熱くなっていた
スズキカプチーノのボンネットにぶつかりその際お尻に
スズキのエンブレムが火傷の跡として残ってしまいました。
ツインテールのツンデレ少女でかなりヒネくれており
バイクの免許を取得するのにはかなり苦労をした描写がありました。
そして羽音らと同じ1年生の三ノ輪聖は
財閥系企業である“三ノ輪グループ”の社長令嬢ですが
彼女なりの「ワルの美学」のためバイク部に入部した
かなりズレまくってもいるお嬢様キャラです。
ところで羽音をタンデムさせバイクの素晴らしさを教えた来夢先輩ですが
彼女は作中においてヘルメットを絶対外さないうえ一切喋りません。
さらに高校生でありながら20年も昔から部活に在籍している年齢不詳な人物。
とはいえバイクに対してかなり確かな目を持っておりスポンサー無しで
レーシングチーム“チームバージン”を設立するなど謎多きキャラですが
部員らの面倒見は良く彼女たちに慕われてもいるようです。
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ばくおんの感想!単なるパロディではない面白さ
本作はところどころにクスっと笑える他作品のパロディそしてバイクメーカーや
その商品に対する自虐的とも言えるネタなどを多く含んでいます。
ですが読み進めて行くうちに作中に登場する少女たちのバイクへの思いやこだわりこそが
作者であるおりもと先生が私たち読者へと伝えたかった事なのだと気付かされるでしょう。
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ばくおん!!
バイクに関心無く生きてきた主人公の羽音がほんの小さな切っ掛けで出会い
部活に入ることでその魅力をさらに知り免許を取得するため教習所にさえ通う。
彼女のそのエネルギーや行動力はバイクに乗った事がある方なら
少なからず経験した感情ではないでしょうか。
スズキ至上主義でちょっと屈折した凜とバイク愛が尋常ではない
恩紗との会話は互いの個性が突出し合い大変興味深です。
また部員がホンダ、カワサキ、スズキ、ヤマハなどの統一性や
互換性など無視したバイクにそれぞれ乗っているのも
彼女たち5人それぞれの個性が出て面白いかと思います。
バイク乗りもバイクに乗った事が無い方もこの『ばくおん!!』で
“風を切る”楽しさを感じてみてはいかがでしょうか。
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