裁判長！ここは懲役4年でどうすかのネタバレと感想！裁判の傍聴という不思議な魅力や生き生きした頭脳戦

北尾トロ先生・原作、松橋犬輔先生・漫画の作品の
裁判長！ここは懲役4年でどうすか。

 

一介のサラリーマン北尾が興味本位で始めたのは裁判の傍聴。

 

全くの初心者である彼か飛び込んだのは
あまたの人間劇が上映されている全く知らない世界だった！

 

ドキドキ、ワクワクの連続から目が離せない！

 

 

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裁判長！ここは懲役4年でどうすかのあらすじは？

 

サラリーマン・北尾太郎の仕事は業務用エアコンの営業マン。

 

霞が関の裁判所にあるエアコンも
毎月メンテナンスに行っています。

 

ある日、いつものようにメンテナンスに出向いたところ
そこに来ていた人たちの会話が耳に入りました。

 

裁判とは人の人生を左右する大切なものと思っていた太郎。

 

しかしその会話の中で裁判長のやる気が
傍聴人の人数に左右されるとか裁判の内容が生々しいと言った
かなり俗っぽい話を耳にします。

 

そう言われてみると裁判官も検察官も検事も確かに人間。

 

というか、そもそも裁判所って
何が行われているところなんだろうか？

 

そんな疑問が心に浮かんだ太郎は
気軽な気持ちで裁判を傍聴してみることにしました。

 

裁判長！ここは懲役4年でどうすか

 

仕事以外で初めて足を運んだ裁判所は
それまでどんな場面でも見たことがない
リアルが詰まっていました。

 

初めて傍聴した裁判は交通死亡事故を起こしてしまった青年。

 

青年は自動車で信号無視をしてきた
バイクの男性をはねてしまったのです。

 

証言台に立つのは亡くなった男性の両親。

 

そこでは被害者である男性の人となり
そして人生が詳らかにされ加害者の誠意が問われていました。

 

一度でいいから真摯な謝罪が欲しいと懇願する両親の前に
ドクロマークの洋服で現れてしまった加害者の青年。

 

一触触発かに見えた局面は
法という絶対的な番人によって整えられ
それぞれの人生における分岐点をなす。

 

そしてドラマは裁判が閉廷してもなお続いているのです。

 

これほどまでにドキドキした瞬間があっただろうか。

 

太郎は裁判の傍聴という不思議な魅力に取り憑かれていく！！

 

そして次に彼を待っていた新たな出会いとは！？

 

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裁判長！ここは懲役4年でどうすかのネタバレとその後の展開は？

 

人には人と出会う数だけドラマがある。

 

裁判の傍聴によって垣間見えた世界は
本来であれば知る由もない人と人とのドラマでした。

 

例えばそれは痴漢。

 

満員電車の中、もし偶然にも女性のお尻に
手が触れてしまったら？？

 

男である以上、触れてみたい、その先に進みたい。

 

しかし倫理とか理性とか
超えることのできない壁があります。

 

欲望はあっても行動には移せない。

 

冷静になればその先にどんな未来が待っているのか
考えることができます。

 

だけれど世の中にはその壁を
やすやすと超えてしまった人がいるのです。

 

そんな人たちの気持ちがわからないわけではありません。

 

裁判長！ここは懲役4年でどうすか

 

だけど片や壁を越えることができなかった自分と
壁を超えてしまった被告人。

 

一体何が違うのだろう、どんな思考回路なんだろう・・・
もしかしたら紙一重なのではないか・・・。

 

太郎は裁判の傍聴を通して事件について考え
時に被害者のそして時に加害者の立場となり
様々な角度から物事を見るようになるのです。

 

そこには人間の欲望が渦巻いていました。

 

数奇な形での友情があった
とても頭では理解できない深い愛情があった
あまりに浅はかな欲望があった
ヤクザの親分が見せた覚悟があった・・・。

 

数々の事件の傍聴を通じて
自分自身を見つめることになった太郎の周りには
次第に裁判の傍聴を好む仲間が集まり始めたのです。

 

彼らから裁判の傍聴のコツを学びその内容について話し合い
より深く物事を捉えられるようになっていく――。

 

そんな太郎の成長がつぶさに描かれた物語！

 

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裁判長！ここは懲役4年でどうすかの感想は？

 

本作はかなり面白いです。

 

裁判と聞くとテレビのニュースで
少し見かけるだけのものでした。

 

しかしもし実際にこの作品で描かれているような
ドラマが展開しているとしたらぜひ見に行きたい。

 

事件を通じてそれぞれの立場が明らかとなり
事情が明らかとなります。

 

裁判長！ここは懲役4年でどうすか

 

誰が嘘をついていて誰が正しいことを話しているのか。

 

情状を誘えるのは誰か・・・
自分の常識が通用するのはどこまでか。

 

それぞれ立場が異なり物の見方が異なる中
法律に基づき一定の判断や方向性を
示さなければなりません。

 

その生き生きした頭脳戦をぜひ生で見てみたい。

 

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