お笑いタレントの又吉直樹さん原作、武富健治先生・漫画の作品の火花。
売れない若手漫才コンビ・スパークスの徳永は
ある花火大会で先輩芸人の神谷と運命的な出会いを果たす。
神谷の天才的な才能に惚れた徳永は彼に弟子入りを志願し
2人は交流を深めていくが・・・。
儚く、切ない、一瞬の“火花”のような青春物語が幕を開ける――・・・。
芥川賞受賞作であり多数のメディアで
話題を集める小説を完全コミック化!!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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火花のあらすじは?
熱海の花火大会。
若手漫才コンビ「スパークス」は与えられた
ちっぽけな舞台の上で精一杯の漫才を披露していました。
ひとつのスタンドマイクを奪い合うように
時に唾を飛ばし合いながら・・・。
ただ、行き交う家族連れやカップルはまもなく夜空に打ち上がる
花火を目指して彼らの前を素通りしていきます。
やがてスパークスの漫才が終わらないうちに
メインイベントの花火大会が始まってしまいます。
火花
スパークスの徳永と山下は何の手ごたえも得られないまま
舞台を後にし運営のテントへ。
徳永は運営委員の仕事が悪く花火と自分たちの漫才が
かぶってしまったことに憤ります。
すると次の出番待ちをしていた先輩芸人「あほんだら」の神谷に
すれ違いざま「仇を取ってやる」と言われます。
そうして始まった「あほんだら」の漫才は
今まで徳永が見たことのないようなお笑いの枠を超えたものでした。
「地獄」などと連呼してあおり客の視線を釘付けにする
彼らの芸風にすっかり魅了されてしまった徳永。
その後神谷と打ち上げに行った徳永は「弟子にしてください」と
会ったばかりの神谷に申し出るのですが――・・・。
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火花のネタバレとその後の展開は?
大阪出身の徳永は中学時代の同級生である
山下とお笑いコンビ・スパークスを結成し上京します。
小さな事務所に所属し売れないまま営業を転々とする日々。
そんな中、営業先の熱海の花火大会にて徳永は
才能あふれる先輩芸人・神谷と運命的な出会いを果たすのです。
一瞬にして神谷の漫才に魅了されてしまった徳永は
その後の打ち上げにて「弟子にしてください」と神谷に申し出ます。
以外にもあっさりとその申し出を了承した神谷は
その代わりに自分の伝記を綴るようにと徳永に言うのでした。
その日から師匠と弟子という関係になった2人は
お互いのお笑いに対する
思いを打ち明けながら徐々に絆を深めていきます。
神谷は周囲にどう思われようとも自分の「面白い」と思う道を
ただひたすらに突き進んでいました。
自分にも他人にも厳しく決して社交的ではない神谷は
理解されにくいこともありましたが
そんな自分の性格をわかっていながら必死にもがき
お笑いを追求していたのです。
徳永は神谷の芸風をどうにか吸収しようと奮闘し
神谷もまた徳永のそんな姿勢に心を開き
2人で語り合う日々が続きました。
しかし神谷と徳永の関係は永遠ではありませんでした。
火花
徳永はお笑いだけでは食べていけないので
他にもアルバイトで生計を立てていましたが
神谷は恋人や消費者金融から借金をしたりして
徳永との飲み代を捻出していました。
そんな日々が続いたのち神谷は恋人と別れることになってしまい
ますます借金が膨らんでしまいます。
そんな神谷の事情を徳永が知ったのは
もう首が回らないくらいになったころでした。
徳永は神谷と距離を置くようになり
スパークスは徐々にテレビで注目されるようになっていきます。
深夜番組からネタ番組
学園祭と呼ばれる場所も増えていきますが
逆にあほんだらはテレビ出演することもなく
噂も耳にしなくなっていったのです。
ただ厳しい芸人の世界・・・入れ替わりが激しく
売れるものもいれば消えていくものもいる。
スパークスも決して順風満帆というわけではなく
この後コンビに解散の危機が訪れます。
相方の山下が同棲している彼女と
結婚することを知り引退を迫られる徳永。
一方、借金を抱えた神谷も徳永の前から姿を消し・・・。
笑いを追い求め芸の道を走り続けた
2つの才能はどうなってしまうのでしょうか?
厳しい世界をリアルに描いた物語の結末はぜひ、ご自身の目で!!
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火花の感想は?
芥川賞受賞作、ドラマ、映画と数々のメディアで映像化された
話題の小説がついに漫画となりました。
一世を風靡したこの作品をご存じの方は多いと思いますが
まだ読めていないという方にはおススメです。
読んでみるとタイトルである「火花」という言葉にも
様々な感じ方ができることがわかります。
主人公である徳永と神谷のやり取りの様子だったりとか
彼らがいた10年の年月の儚さだったりとか
それらが本当に一瞬のように駆け抜けていく様だとか・・・。
火花
個人的には楽しさ、苦しさも含めて終わってみると
本当に一瞬の出来事に思えるのがとても切ないと感じました。
芸人という一般には分かりにくい世界ではありますが
とてもリアルにその中でもがいている青年の日常を描き
その姿に胸を打たれます。
絵に関しても物語ととてもマッチしていて
原作者である又吉直樹さんが
熱望して実現したというだけあります。
時に夢に挫折しもがきながら
2人が未来に向かっていくラストは必見です。
小説はハードルが高いけど読んでみたいという方はぜひどうぞ。
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