紗倉まな先生・原作で映画化された作品を
紺條夏生先生が漫画化した作品の最低。
自分だけが家族とは違うと思っていた綾乃は
家族と離れる理由が欲しく東京へ。
ですがそれでもやはり自分の居場所はない・・・。
そんなときAVとの出会いがあり
自分の体を武器に成功していく綾乃ですが――。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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最低。のあらすじは?
AVアダルトビデオに出てみないかと
ベットの上で誘われる綾乃。
そんな悪い仕事じゃないと
数時間前初めて会った男に
キスする前にAVにスカウトされます。
その男の名前は洋平、職業はスカウト。
SNSで友達の友達というだけで繋がった
インスタントな関係の2人。
友達がアップする写真にタグ付けされた彼に
なぜか惹かれるものがあった綾乃。
メッセージをやり取りしているうちに
どちらからともなく会うことになったのです。
芸能人もご用達のお店に食事に行き
綾乃の話を始める洋平。
実は綾乃は美容師を目指している専門学生。
ですがもう学校もやめようかと思っていると言います。
なんか合わないというかこれじゃない――
っていう違和感が溜まっていくというか・・・。
そんな風に思い悩む綾乃に洋平は
遭わなかったら次と若いんだから
いろいろやったらいいと笑顔で言います。
そして自分の出身や家族のことなども話し
話しの流れから洋平が
スカウトマンということを知ります。
キャバクラとかグラビアとか
AVのスカウトをしていると言う洋平。
綾乃ならどれでもOKと誘うのです。
最低。
そんな2人はお酒を飲みそのままホテルに。
綾乃の体を見て洋平は綺麗な体をしているし
もったいないと言い始めます。
そして武器になるものは
なんだって使った方がいいとも。
ですがいきなりAVということや
人前で裸になってするため
キャバクラで枕営業の方がマシだと。
キャバクラならバイト感覚でできそうでも
男の舵を取るとか器用に操るとか
そういうのは自分には向いていないと思う綾乃。
女は愛嬌なんていうけれど
それだけでは簡単に乗り切れないはず。
自分の武器はAVで活かされる武器なのかと
そう思いながらもAVは未知の世界。
綾乃はAVのことを聞き始めます。
1回どのくらいなのかと聞き
それに対して1回の人数や
DVD1本での金額などを洋平は堪えますが
金目的ではないくせにと
綾乃の気持ちを見透かしているのです。
北海道で生まれ育った綾乃。
兄弟3人の中、綾乃だけは帝王切開で生まれました。
綾乃は逆子で母親は努力をしたものの直らず
このまま産んでと叫んでいるみたいで
それがなければお腹を切るまで
踏み切れなかったと言います。
そのときから運命はもう
決まっていたんだと思う綾乃。
兄弟の仲で母親に誰よりも
手塩にかけて育ててもらった綾乃。
でもそれは綾乃の容姿を不憫に思う
罪悪感のせいじゃないかと言い始めます。
洋平は母親の浮気だったのではと言いますが
自分の小指は父親そっくりだと言います。
こんなところだけ似ていてもしょうがない・・・
親とは一生分かり合えないと言う綾乃は――・・・。
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最低。のネタバレとその後の展開は?
綾乃は3兄弟の末っ子として生まれました。
父や母に兄や姉もきりっとした美形で
自分だけが残念な感じだと思う綾乃なのです。
それでも綾乃はとても頭が良かったのです。
ですが綾乃は東京の美容専門学校に決めます。
当然兄も姉も頭がいいのにバカだとか
もったいないと反対し
母親も北海道内にしろと・・・。
綾乃は美容師になりたかったわけではなりません。
ただここを離れる理由が何か1つでもないと
きらきらと希望に満ち溢れた家に
間違って生まれてきてしまった自分が
呪縛腹解き放たれないような
そんな気がしたからなのです。
20歳になったら親に許可を取る必要もないし
自分でやりたいことを決めて良いと洋平は言い
何度も綾乃を抱くのでした。
そして綾乃の首を噛み――・・・。
噛まれた場所がジュクジュクと腐って
体が洋平の毒で蝕まれていくような
そんな気がしたのでした。
最初はあまり乗り気ではなかった綾乃。
ですが洋平の話を聞いて
AVプロダクションの社長である石村が
悪い人ではない気がし始めます。
そして実際に会った石村は
本当に洋平の言うとおりの人でした。
更にはAVに対するイメージも変わったのです。
AV女優としての綾乃の1本目の撮影は
どうしていいか何もわかりませんでした。
スタッフに言われた通りに行い撮影が終了。
それでも1本目は評価されすぐに
大手レーベルとの契約が決まりました。
他の女優さんのAVを見て勉強したり
AV以外でもいろんな仕事をする綾乃。
結果もついてきて営業用に開設したSNSも
フォロワーが10万人を超え
アイドルAV女優として認知度も広がったのです。
全てが順調といった感じの綾乃でしたが
そうでもなかったのです。
洋平と仕事の後に会おうと思っても
もうみんなの綾乃だからと用事があると断られ
飲みに行ったお店では
知らない男にホテルに連れ込まれ・・・。
それでもこの仕事に支えられたのでした。
最低。
プロとしてプライドが生まれたとき
知らない番号の着信が――。
それは番号も教えていなかった母親からの電話。
どうやら綾乃の姉が大学でウワサになっていたと
母親に綾乃のことを心配して話したのです。
撮影中に母親に知られたことを知り
撮影に集中できない感じの綾乃でしたが
それでもなんとか撮影を終わられます。
撮影は朝の8時から行われ終わったのは夜10時過ぎ。
1万回以上のピストンを受け疲れたものの
そのまま綾乃は飲みに行くことにするのです。
仕事を始めて9ヶ月・・・。
親にもバレ自分自身のことも仕事のことも
誰にもわかってもらえないと思いながら
1人お酒を飲む綾乃。
そんなとき1人のお客が入ってきました。
綾乃の隣に座る男性はいい声をしていて
目が合うと営業スマイルをし
思わず自分から声を掛けたのでした。
彼の名前は日比野至、職業は編集者。
オカルト雑誌を作っています。
酔った綾乃は日比野を誘いそのまま自宅に――・・・
下着姿のまま起きた感じの2人ですが
やってしまったのかどうかもわかりません。
こんな風に飲んで倒れるのは久しぶりなものの
よっぽど楽しい夜だったことは覚えていると言い
そのまま日比野は綾乃にキスを――・・・。
綾乃の方も日比野に対して
久しぶりに恋をしたと思うのでした。
恋をしたことでご機嫌な綾乃は
買い物をし家に帰るとそこには――。
なんと母親と姉の姿があったのです。
AVの仕事なんて親が許すとでも思っているのかと
人生を棒に振るったようなものだと怒る母親を
綾乃は切れても軽蔑しててもキレイな人たちと
冷静に思っています。
何を言われても叩かれても平然を装い
分かってもらえないなんて
始めから知っていたことだと思う綾乃。
そして二人ともいなくなってくれればいいのに
もういらないと自分の部屋から出て行くのです。
もう来ないからと泣く母親の手を払いのけ
綾乃はこう言うのでした。
「さよなら」
それでも綾乃は笑いながら撮影を続けます。
一般誌のグラビアまできて一気にスターになった綾乃。
結婚やウエディングドレスに憧れるものの
自分の仕事を理解してくれて
そのうえ居心地の良い
共同生活が送れる相手と出会うなんて
膨大な母数分の一・・・まさに奇跡。
そんな稀な人、現れるんだろうかと思います。
結婚したってすべてが満たされるわけじゃないと
そう思いながらも思うのは日比野のこと。
そして日比野に連絡をして食事をし
楽しい時間を過ごした綾乃。
こうしていると普通のカップルみたい。
日比野は何も訊いてこないけど
あの日のことも自分の仕事とかも
気にならないのかと思いながら
訊かれないのも自分に興味がないみたいで
ちょっと複雑な心境に。
まだ一緒にいたいと思いながらも
本当の気持ちが言えない綾乃。
久しぶりに帰った家には
母親の置手紙がありました。
どんなにケンカをしてもやはり母親。
そんなとき日比野から
メールが来ていることに気づき
会いに行くことにしたのです。
感情がないわけではない――
感情を表に出して拒絶されるのが恐かっただけ。
もし拒絶されたとしても――
私はもう絶望しない。
自分で選んだ人生なのだから。
そして綾乃は隣に座った日比野にこう言うのでした。
「・・・ねぇ日比野さんは私のDVD観たことある?」
日比野はどうかなとあいまいな返事でしたが
見ていなかった日比野からのメールを見て
日比野の気持ちを知るのでした。
そして綾乃はこう告げるのです。
「・・・あのね、私AV女優なの」
綾乃の告白を聞いても日比野は動じることなく
綾乃の肩を抱くのでした。
たとえ未来が不安の麗で覆われていようとも
進まなければいけないと思う綾乃なのです。
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最低。の感想は?
原液AV女優の処女小説をコミック化した本作。
AV女優のリアルな気持ちが描かれています。
AVという世界は何も知らない人には
女の子を売り飛ばすような商売。
偏見を持っている人も多いことでしょう。
たとえ偏見を持っていないにしても
自分の彼女や身内がAV女優なんてと
思っている人もいるはずです。
綾乃はただ自分のことを分かってくれる人が
欲しかったのかもしれません。
最低。
そしてやっと素の自分をわかってくれる
日比野と出会いました。
AV女優と知っても動じることなく
綾乃の肩を抱いた日比野。
綾乃はとても有名な感じでしたし
日比野はジャンルこそ違うものの編集者。
綾乃の職業を知らないはずはありません。
全てを知っていて綾乃を好きになったような
そんな気がしました。
私の友達でAVを作っている
プロダクションの人がいます。
ちょうど本作でいうと石村のような存在。
AVの世界って怖いイメージがありましたが
そんなことはないんだと知りました。
1回だけ友達と一緒に
AV女優のスカウトに行ったことも。(笑)
AV女優のリアルな本音がわかる本作を
ぜひ読んでみてはいかがですか?
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