町田とし子先生の作品のおくることば。
ユーレイが現れると言われる交差点で
交通事故に遭い亡くなった佐原。
ですが佐原は事故ではなく幼なじみの
千秋に殺されたのでした。
しかも佐原だけではなく交差点に現れるユーレイ
みったんも殺していたようで――・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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おくることばのあらすじは?
車も多く事故も多いと言われている場所・・・
ですが事故が多いなんて知らない人も・・・。
「え?知らないの、ここのウワサ・・・」
6月7日、AM7:50――・・・。
佐原は学校の近くの横断歩道で信号待ちをしながら
幼なじみの千秋と話をして
千秋は変なことを思い出してしまいました。
ここの横断歩道はユーレイが出る・・・。
聞いたところによるとその子を見た人物は
たちまち――・・・
そう佐原に話していると
佐原が横断歩道に飛び出しこそにトラックが・・・。
その出来事から3日後の6月10日。
佐原は1人学校に入って行き
教室のドアをおもいっきり開け
教室にいるクラスメイトに挨拶。
しかしみんな何事もなかったように
席についていました。
佐原が何をしても誰も反応がなく
顔の前に近づいても気づきません。
1人1人の席を歩きながら仲の良かった
友達のことを話していきます。
そして蓮乗は佐原が死んだときに
一番泣いてくれた女の子で
聞こえていませんがありがとうと
そう伝えるのでした。
教室の一番後ろの佐原の席には
たくさんの写真にメッセージ
そして花が飾られていたのです。
おくることば
佐原が死んだ日のAM8:10。
佐原がトラックに轢かれ
そばにいた千秋はその場に座り込む。
そこに蓮乗がやってきて
佐原が目の前で事故にあったことを伝えます。
救急車で運ばれていく佐原ですが
そのそばでは佐原と少女の姿が・・・。
何が起きているかわからず呆然としていると
あの出るという噂は本当だったんだと
話し始める者たちもいました。
事故現場の写真を撮る生徒もいれば
佐原の後ろをいつもくっついていた
託が呆然と事故を見ています。
そんな託に話しかける佐原ですが
託も佐原の姿が見えずこうつぶやくのです。
「僕が・・・呪ったせい・・・?」
託は死ねばいいと思っただけだと
その場に座り込んでしまいます。
事故現場の写真を撮っていたことにより
写真を消せと争う者もいたり
教室では蓮乗が佐原のことを思い
泣き出してしまったりも・・・。
託の思いに対し自分は苦痛なことを
してしまったのかと謝る佐原。
蓮乗に対しては好きでいてくれて
ありがとうと言います。
そして自分はこのクラスにいれて
みんなと友達で良かったと言い
教室を後にしようとする佐原。
死んでからでは何も伝わらないかと
そう後悔しているような佐原ですが――・・・。
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おくることばのネタバレとその後の展開は?
6月10日、PM5:30――。
佐原は学校の前で自分が亡くなる直前
横断歩道の前で見た少女と一緒にいました。
そして学校から出てきた千秋に
こう話しかけるのです。
「なんで俺を殺した?」
そう、佐原が事故にあったあのとき
佐原がただトラックの前に飛び出たのではなく
千秋に突き飛ばされたのでした。
そしてこうも言うのです。
「俺に恨みがあったのか?
・・・これからも繰り返すのか?」
死んでからでは何も伝わらない
だけどこれだけは絶対にみんなに伝える。
ずっと訴え続けてきた彼女と一緒に。
千秋がしてきたことを全部みんなに伝える
これが俺のおくる言葉だと言うのでした。
佐原は少女と一緒に千秋のそばにおり
そうとは知らない蓮乗は千秋のそばに
佐原がいる気がすると言います。
そんな蓮乗に飛鳥謙太の話を始めます。
謙太はみったんの兄で
あの交差点で事故に遭い亡くなった
明日香実知の兄。
千秋はみったんの話をしながら
佐原は最後までみったんが急に引越し
事故に遭ったことは知らなかったと・・・。
蓮乗はこんなこと聞いてと気にしますが
千秋は大丈夫だと言いこうも言うのです。
「きっと傍にいる」
そう、千秋の後ろには佐原と少女の姿が・・・。
おくることば
佐原はそばにいると言い
蓮乗に後ろから抱きつく感じの千秋。
そんな蓮乗を前から佐原が抑えます。
信号は赤で目の前にはバス――。
佐原はやめろと叫ぶもののその声は届かず
あと1歩のところで轢かれそうになる蓮乗。
ですが佐原の事故の写真を撮った
別のクラスの生徒・メイが
スマホを落とし壊してしまったことで
その場をやり過ごせたのです。
実は佐原と一緒にいた少女は
小さい頃に一緒に遊んでいたみったんで
実は少女も千秋に殺されたのです。
千秋がまだ誰かを殺そうとしているものの
それを知っているのは殺された佐原たちだけ。
誰かにそのことを伝えたくても伝わらず
そんなときあることから
メイには佐原が見えていることに
気付くことになったのでした。
実はメイは10年前のみったんが亡くなった後
携帯に映るみったんを見ていました。
ずっと見えなかったのに
佐原が亡くなったときにまた少女見えた。
最初は少女があんまりさびしいから
佐原を連れて行ったんだと思ったメイ。
そして今度は佐原が蓮乗を
連れて行こうとしていると思ったのです。
蓮乗がバスに轢かれそうになったとき
スマホを落としてしまい騒いだのも
佐原が恋情を連れて行こうとしていると
そう思っての行動だったのでした。
自分が見える存在を見つけた佐原は
当然、メイに近づき始めました。
会話をすることはできませんが
自分が人に殺されたことは伝わります。
人を殺した殺人犯がこの街にいる・・・
次の犠牲者が出る前に
早くどうにかしないと――・・・。
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おくることばの感想は?
託は佐原を恨んでいて
死んでしまえばいいと思っていました。
佐原と託は小さい頃から遊んでいて
高校でも金魚の糞のように佐原と一緒に。
みんなにキモタクと呼ばれていても
佐原は託と仲良くしていたのです。
ある日、託が描いた漫画を佐原は見せてもらい
託が描いた漫画を佐原はすごいと言います。
誰にも見せたことがない漫画を
佐原はみんなに見せようと言いました。
漫画は人に見せてはじめて完成すると。
主人公は蓮乗に似ており参考にしたと言う託。
そんな話をしているとかわいいと言ったことや
自分の名前を佐原が呼んだことに蓮乗が反応し
漫画を蓮乗たちが見ることとなったのです。
ですがエロ漫画を描いていたことや
その主人公が蓮乗を参考にしたことで
みんなに色々言われるように・・・。
そしてそのことを恨んで
拓は佐原の制服を盗み焼却炉へ。
佐原が死んだ日、佐原がジャージだったのは
託が制服を盗みなくなったことで
ジャージで登校していたのでした。
おくることば
佐原の死によって少しずつ
それぞれの思いが明らかになっていきます。
もちろん、託の漫画の出来事は
佐原はただ本当にその漫画がすごいと
そう思ってみんなに見せただけ。
物語の冒頭から主人公が亡くなってしまい
どうなってしまうのかと思った本作。
ユーレイによって死んだのかと思ったら
千秋が突き飛ばしたことによるものでした。
佐原に何か恨みが?とも思いましたが
千秋は10年前にもみったんを殺している様子。
更には蓮乗までも殺そうとしていました。
イラストもキレイで
物語も引き込まれる感じの本作。
ですが本作はなんと1話目ネームを描いたきり
5年ほどそのまま放置されていた作品です。
しかも担当さんとの初打ち合わせに
何も用意していなかったため
慌てて昔の没ネームを持って行った様子。
どんなところから没となった作品が
連載になるかわからないですね。
5年前に描いた設定ではメイと謙太はモブで
託はイケメン化したようです。
これでイケメン?って感じに思う方も
いるのではないかと思いますが
1巻の最後に昔の託が描かれていますが
その絵を見るとなるほどと思いますよ。(笑)
まだまだ始まったばかりの本作。
千秋がなぜ次々と殺しているのか
また何を考えているのかわかりませんが
読み始めると続きが読みたくなる作品です。
佐原の死に隠された真実を
ぜひ一緒に確かめてみませんか?
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