ミナミ先生の作品のひとつばな。
ひとつばな――それは、人の心に咲く“呪いの花”。
他人に無関心な少年・倉内明斗の心を乱す唯一の存在
それは、1年先輩の朱石ゆい子でした。
彼女と過ごす時間は彼にとってかけがえのないものであり
彼女と接することで彼は初めての感情を抱くようになります。
これまで自分でも知らなかった
様々な感情を教えてくれたゆい子に告白しようとした矢先
明斗は彼女のもう1つの顔を知ることになります。
そしてそのことが彼の中に「ひとつばな」を
咲かせるきっかけとなってしまいます。
一度咲いてしまえば全てをかなぐり捨てても
望むものを追い求めてしまう“呪いの花”。
その花を抱きゆい子がいる高校へと進学した明斗は
冴えない中学時代とはまるで別人のような変貌を遂げていました。
そしてそれは全て彼女という
“花”を手に入れるためだったのです・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
【ひとつばな】を無料で読む方法!
U-NEXTに登録するともらえる600円分のポイントを使えば
ひとつばなや最新作などが無料で読めちゃいます!
①70誌以上の雑誌や映画やドラマにアニメが31日間無料で見放題!
②最新作など電子書籍に使えるポイントが600円分プレゼント!
③さらに電子書籍や映像作品に使えるポイントが毎月1,200円分ももらえちゃう!
ひとつばなのあらすじは?
モテる三好先輩の話で持ちきりになっていて
クラスメイトの1人がぶつかって来ても
倉内明斗は表情1つ変えません。
そんな彼についたあだ名は「倉内ロボ」で
笑ったことがないと思われていたのですが
実はそんなことはありませんでした。
彼が笑顔を見せるのは1人だけ。
1年半前に出会った1つ上の先輩・朱石ゆい子にだけだったのです。
ひとつばな
通りがかっただけでなし崩し的に園芸部に所属していた明斗は
1年半前の夏に花の水やりをしていました。
すると花の足元に座っていた
1人の女子生徒に気付かなかった明斗は
彼女にまで水をかけてしまいます。
そんな明斗を許してくれたように見えた女子生徒でしたが
ホースを奪うと反撃に出ます。
明斗に向かって水を放ちながら
快活に笑う彼女の姿に目を奪われた明斗は
思わず「好きです」と一言。
自分でも驚くほどするりと
口から滑り出てしまった言葉に戸惑っていると
彼女・朱石ゆい子は明斗を「面白い」と評し
翌日も会う約束をしてくれたのです。
他人に無関心だったはずの明斗でしたが
その日から毎日のように
ゆい子のことを考えてしまうようになります。
そんなある日の授業で先生がある花のことを口にします。
「ひとつばな」という名のその花が咲いてしまうと
地位も名誉も常識もかなぐり捨て追い求めてしまう“呪いの花”。
それは夢であったり単に好きなものだったりするというのですが
そう聞いた明斗の脳裏に浮かんだのは
たった1人の自分の心を乱す存在だったのです・・・。
サイト内より【ひとつばな】と検索。
ひとつばなのネタバレとその後の展開は?
他人には無関心だと思っていた自分にとって初めての感情たち
楽しい、嬉しい、安心、切ない、愛しい・・・。
それを教えてくれた先輩が卒業してしまう日。
同じ学校へ行けるまで待っててほしいと伝えるべく
ゆい子の教室を訪れた明斗が見たものは
激しく唇を重ね合う男女の姿でした。
呆然とする明斗の目の前で男子生徒にキスをせがむのは
紛れもなくゆい子でした。
ひとつばな
そして相手は校内でもモテる三好先輩。
彼は彼女がいながらゆい子とも付き合っていたようですが
その関係は卒業までと決めていたようです。
しかし、ゆい子は食い下がります。
貴方しかいないと懇願するも冷たくあしらわれ
声を張り上げて泣くゆい子の声を聞きながら明斗は
自分の中に新たな感情が生まれたことを知ります。
そして、1年後。
ゆい子の学校へ入学した明斗は
見違える姿へと変貌を遂げていました。
例え全てを引き換えにしても彼女を手に入れるために・・・。
サイト内より【ひとつばな】と検索。
ひとつばなの感想は?
表紙絵の美しさに思わず手にしてしまった本作ですが
しかし読んでみて驚きの連続となりました。
最初は冴えない少年の恋愛の話だと思っていたのですが
ゆい子先輩のもう1つの顔に驚愕しました。
ひとつばな
加えて冒頭にクラスメイトが噂していた「三好先輩」が
ここで出てくるとは思ってもみませんでした。
そして読めば読むほどゆい子が怖い!
だんだんと「ひとつばな」に侵食されていく
明斗の変貌ぶりもすごいのですが
その上を行くゆい子の反応に戦慄が走ります。
読めない展開にあなたも引き込まれること請け合いです!!!
サイト内より【ひとつばな】と検索。