小橋もと子先生の寝たきり天使~ふたごっ子 真帆と真海~。
有木真樹さんというママと双子ちゃんたちの
実話の物語です。
真帆ちゃんが滑脳症という病気になり家族との絆や愛情を描いた
感動のストーリーです。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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寝たきり天使のあらすじは?
ママのお腹の中でおしゃべりしている双子ちゃん。
自分たちはそっくりだと笑いもうすぐお外に出られると
お外はどんなところか楽しみだとかどんな人が
自分たちのパパやママなのかと話していました。
そんな双子ちゃんのパパは老人病院内で
ソーシャルワーカーをしている有木良。
ママは大学を卒業し仕事を始めたばかりのマキ。
妊娠していたと良に伝えると良の反応から
子どもを堕ろせと言われるのかと思って
マキはアッサリと電話を切ってしまうのでした。
仕事をはじめたばかりだしと言い聞かせながらも
でも・・・でも・・・と思っているマキ。
そんなときに良からの着信があり子どもって授かりものだし
産んでください結婚しようと。
一時は双子ちゃんたちも自分たちどうなるのかと
不安になったりもするのですが無事産んでもらえることに。
いよいよ双子ちゃんたちが生まれる日。
妹の真海ちゃんはすくすくと大きく育ちましたが
お姉ちゃんの真帆ちゃんは2000グラムと小さめで
マキのお腹に宿ったときはあんなに元気だったのに
生まれるときはお腹の中で眠ったまま・・・。
そして1分違いで生まれた双子ちゃん。
真海はママに抱かれてみんなにお披露目。
真帆ちゃんは30年前に良のお父さんたちが
考えた名前をもらって名前をもらったのですが
新生児センターの保育器の中に・・・。
やっとご対面できた真帆ちゃんはとっても小さく・・・。
マキの退院の日がやってきました。
元気いっぱいの真海とマキだけ退院。
真帆だけ置いて帰るの?と聞いてくるマキに
元気な2人がいつまでも入院しているわけにはと
真海をあやしながら良は答えます。
しかし真帆だけが残る理由は他にあったのです。
もう少し検査をしたいと言う先生。
なにかあったかと聞いても検査をしてみないとと言い
何も教えてくれないのです。
そしてマキと真海は里帰りをするのですが――。
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寝たきり天使のネタバレと結末!真帆はどうなったの?
マキは真帆のことが心配でしたがそんな真帆も
マキたちが退院してから3週間後に退院が決まりました。
そして双子ちゃんたちがそろって
やっとスタートと思うのですが・・・。
退院時ドクターから言われた検査結果は
脳回欠如症の疑いがあるとのことでした。
専門の小児科医がいる病院で調べてもらった方がと・・・。
うるさいぐらいに元気に泣く真帆を見て
疑いなだけだという良。
神様にお願いし迎えた3日後――。
専門の小児科がある病院で精密検査をすると
真帆は滑脳症という生まれつき脳の表面に
シワがなかったり少なかったりする病気で
日本では数十例しかない病気だと分かったのです。
しかも寝たきりで治らず2年半の命だと――。
そして脳に障害があるので運動や知能に遅れがあり
けいれんがおきて呼吸困難になる恐れもあるというのです。
真帆は大丈夫と抑えていた感情がプツンと切れ
大声で健康に産んであげられなくごめんと泣くマキ。
そんなマキを良は自分たちにできるだけのことを
真帆にしてやろうと言い抱きしめるのでした。
マキや良の両親の協力もあり真帆の滑脳症の訓練入院のときや
けいれんなどで病院に行くときは真海を看てもらいます。
真帆が優先のため真海はあまり甘えられず
どうして真帆ばっかりと噛みついてしまったり
髪の毛をひっぱってしまったり・・・。
すれでもマキはできるだけの愛情を2人に注ぐのです。
クリスマスをみんなで過ごした後は
来年もクリスマスを迎えられるかと
考えてしまったりいろいろありますが
それでも家族仲良く暮らしていました。
真帆は寝たきりのままですが真海はどんどん成長し
歩けるようになったりおしゃべるようになったり。
同じ双子なのに体の大きさも成長も違うと
思ってしまうときもありますがそれでも頑張ります。
真帆も肺炎を起こしたりしますが
それでも元気に成長します。
そんなある日、真海がマキに言うのです。
「マホちゃんがおつむかえてほしいっていってます~」
いいかげんなこと言ってと思うのですが
本当に替えてほしい感じで・・・。
それから真海は真帆を大事にするようになり
いいこいいこしてくれたり真帆の言うことを
マキや良に伝えるのです。
双子だからかテレパシーが伝わるようです。
そして寝たきりだった真帆が
イスに座ってご飯を食べられるように!
真海があげるとパクパク食べるのです。
それは2歳の誕生日の日でみんな集まっていて
とてもビックリするのです。
それからの有木家はというと伸び伸びできるようにと
真海は保育園に通い始め真帆の方は訪問看護に
任せるようになるのです。
2年間ずっと家族の助けがあったとはいえ
1人で双子ちゃんを面倒看ていたマキ。
疲れもたまっていて真海が呼んでも起きてあげられず
もし自分が倒れたらどうなるかと訪問介護を決めたのです。
それからも真帆はしゃべれませんでしたが
言いたいことを真帆が伝え家族仲良く
良が作ったお好み焼きを食べたりと暮すのでした。
できないことがいっぱいの真帆ですが
それでもゆっくりゆっくり成長して・・・。
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寝たきり天使の感想!真帆は今も・・・
生まれつきのそして日本では数十例しかない
そんな病気をかかえ生まれた真帆ちゃん。
自分では思いも伝えることができませんが
双子の片割れの真海ちゃんがいるからこそ
パパやママに気持ちを伝えられるのです。
双子って通じるものがあるって言われたりしますが
まさにそんな感じなんでしょうね。
そしてマキさんですが家族の協力があったとはいえ
1人ですごいと思いました。
普通の双子ちゃんを育てるだけでも大変なのに
真帆ちゃんはけいさんを起こすことがあったり
それ以外にも病気になったりいろいろと大変・・・。
真海ちゃんの相手をしながら真帆ちゃんもと
2年も頑張っていたなんてすご過ぎです。
それにしても検査結果が出るまで
いろいろ悩んだでしょうね・・・。
うちの子も産まれてすぐに行った検査でひっかかり
再検査をしたことがあります。
結果的には異状がなかったのですが検査結果が出るまで
いろいろなことを考えてしまったりネットで調べては
涙を流していたことがあります。
マキさんは泣くことはなかったのかもしれませんが
そんな思いだったのではないかと重ねてしまいました。
寝たきり天使を読み進めていて真帆ちゃんはどうなったのかと
すごく気になりながら読んでいました。
そして真帆ちゃんは今も元気に過ごしていると知り
ホッとしました。
今はもう4歳になっているようです。
病気は治ることはなくても2歳までと言われた命が
今もなお元気に生きているのです。
今の医学はかなり成長していますし真帆ちゃんの病気が
治るようなそんな日がやってきたらいいなと思います。
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