菜の花の彼－ナノカノカレ－のネタバレと感想！試し読みやあらすじも

こんな恋がしてみたいと思ってしまうほどのピュアな恋が描かれている、桃森ミヨシ先生の作品の菜の花の恋。

 

恋の喜びも甘さもそして苦しみも切なさも、すべてが描かれている作品です。

 

 

 

菜の花の彼－ナノカノカレ－のあらすじは？

 

主人公である菜乃花は藤山高校に通う1年生。
中学のとき告白されて付き合ったものの、うまくいかずに別れてしまいました・・・。

 

別れたきっかけは彼の見栄やはずかしさなど・・・。
しかし菜乃花は中学時代のその恋がきっかけで、高校では友達のコイバナにはついていけず、また恋愛に対しても臆病に・・・。

 

彼氏がほしいって素直に言えたらいいのに・・・
告白してもらってありがとうって言えたらいいのに・・・

 

菜乃花は告白されてもすぐに断ってしまう始末。

 

そんなある日、菜乃花は運命の出会いを・・・。

 

それは菜乃花が通っていて中学校に通う中学3年生の隼太。
隼太は菜乃花の知りたかったやさしい答えを持っており、菜乃花の心にやさしく手をそえます。

 

菜の花の彼―ナノカノカレ―

 

しかし菜乃花と隼太は口もきいたことも顔も見たことがない初対面。
菜乃花は隼太のやさしさに心惹かれ思わず告白を・・・。

 

告白して初めて隼太の顔を知ることに・・・。

 

初めは菜乃花の告白を断ろうとしていた隼太。
しかし菜乃花の気持ちを聞くほど気になり、もっと知りたくなりぎこちなく恋がスタート。

 

ほのぼのとした感じで本当の恋に出会えた感じの菜乃花。
しかし2人の恋に菜乃花の元カレであり初カレでもある鷹人と偶然再会・・・。

 

菜乃花のピンチを守った鷹人は昔と変わらない態度で菜乃花に接し、しまいには無理やりキスを――・・・。
キスをした理由とはいったい・・・。

 

菜乃花と隼太の恋。
そして元彼の鷹人出現。

 

菜乃花と隼太の恋はどうなってしまうのでしょう・・・。

 

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菜の花の彼－ナノカノカレ－のネタバレと感想は？

 

菜乃花はちょっと無表情というか、あまり気持ちを出さないようなそんな女の子。
友達と恋バナもできないし告白されても、どんな人かわかったり好きにならないと付き合えないと断ってしまう感じ・・・。

 

その理由は過去の恋愛がトラウマになっているから・・・。

 

菜乃花は中学時代に結構人気のあった鷹人という男の子と付き合っていました。
付き合うきっかけは鷹人の告白。

 

菜乃花は鷹人のことは好きではなかったけど、付き合ったら好きになるかもって感じで付き合った感じでした。
まだ中学生ということでぎこちない感じでしたし、鷹人の方も本音が言えなく見栄っ張りなのがいけなかったんでしょうね・・・。

 

ある日鷹人は友達と菜乃花とのことを聞かれ、見栄を張って嘘を言ってしまいました。
鷹人的には悪気はなかったのかと・・・。

 

菜乃花とはもうキスもしたことがあるし、菜乃花は見た目と違い積極的だと・・・。
たまたま菜乃花がその話を聞いてしまい、菜乃花に謝ったり素直に気持ちを言えばいいのに、菜乃花に無理やりキスをしようと・・・。

 

そこから別れてしまったのですが、別れたきっかけは菜乃花は思っていた子とは違うし、自分が振ったと菜乃花を否定するようなそんな感じのこと言ってしまいます。
しかもそれをまたたまたま聞いてしまった菜乃花・・・。

 

そんな風に言われたらショックですし、次の恋愛も踏み出せなくなりますよね・・・。

 

菜の花の彼―ナノカノカレ―

 

そんなある日、友達との話で意見の相違があり、微妙な感じになってしまいます。

 

菜乃花はファーストフード店でお茶をしながら考えていると、菜乃花の後ろで1組のカップルが別れ話を・・・。
それが隼太との運命の出会い。

 

隼太は彼女の浮気が原因で、もう付き合えないと別れ話をしていました。
彼女は隼太の気持ちがわからなく、試したくて浮気をしたようなんです。

 

ちゃんと好きだったんだけどな・・・。

 

隼太のその一言が、菜乃花にも感じさせるものがあったようです。
きっと鷹人のこと好きだったんでしょうね。

 

それにしても菜乃花は高校生だから良いものの、隼太は中学生なのに学校帰りにファーストフードなんてとちょっと思ってしまいました。

 

数日後、菜乃花は学校で一緒の男の子に告白をされます。
もちろん菜乃花は中学時代のことがトラウマで、その人のことを知らないということから断ります。

 

普段の菜乃花の態度もそうですが、その人のことを知りもしないで振ったことを友達は激怒。

 

菜乃花は本当は彼氏がほしいのに言えないこと、告白されてありがとうと言えたり、以前のように付き合ってみたら好きになるかもと、もう一度思えたらと悩みながらまたファーストフード店へ・・・。

 

そしてその帰り街で菜乃花は偶然隼太と再会します。
といっても覚えているのは隼太の声だけ。

 

ファーストフード店でも隼太の顔を見たわけではなく、隼太の声や会話を聞いていただけ。

 

友達と話していた隼太は、彼女と別れたのは自分が振られたからで、原因はどちらが悪いとかではなく、気持ちの歩く速さが合わなかっただけだと・・・。
中学時代の終わってしまった恋の、知りたかった答えを聞けたような感じがして、思わず菜乃花は隼太に告白をしてしまいました。

 

菜乃花は告白して初めて隼太の顔を見るわけですが、実際のところこんなことって絶対ないだろうなってちょっと思っちゃいました・・・。
いくら自分が抱えていたトラウマの答えを優しい答えを教えてくれたとはいえ、たった数分の会話を聞いていただけで顔も見たことない人に告白・・・。

 

後からわかるのですが隼太は菜乃花の後輩。
声だけで同じ人と判断できたのもですが、中学の後輩などちょっと偶然が多いような・・・。

 

出会いなどはちょっと少女漫画だからって思いましたが、それ以外は絵もかわいいしそんな恋愛ができたらなとちょっと思っちゃいました。
何より人形のようだった菜乃花が笑ったり怒ったりして、感情を表に出すようになっていました。

 

菜乃花と隼太の恋が始まったと思ったら、菜乃花の元カレの鷹人の登場。
ちょっと俺さまっぽい感じですがかっこいい。

 

私なら優しい隼人よりもちょっと俺さまな、鷹人を選んじゃいます。
菜の花の彼を読んで隼太と鷹人どちら派か、良かったらコメントください。

 

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菜の花の彼－ナノカノカレ－の2巻のネタバレ！

 

菜乃花のピンチと聞いて、慌ててカラオケボックスに駆けつけた隼太と優子。
でももうそこには菜乃花はおらず携帯も出ない・・・。

 

隼太は菜乃花と学校も違うし自宅も知らなくて、何も知らない隼太・・・。
菜乃花にはしてもらってばかり。

 

頼って欲しい、呼んで欲しいと望む隼太・・・。
一方、菜乃花は自室で1人涙を流していました。

 

カラオケボックスで優子の彼氏に襲われそうになって、助けてくれた元カレの鷹人。
鷹人のバイト先での偶然会っただけなのに、鷹人が無理やりキスをしてくるなんて・・・。

 

もう隼太にあわせる顔がない・・・。

 

翌朝、重い身体を引きずって登校し、昨日の出来事を友達の優子に言うべきなのかどうか迷う菜乃花。
こんなの上手く友達関係を築けなかった中学の頃みたい。

 

鷹人との再会で昔の自分に引き戻されたような憂鬱な気分・・・。

 

一方、菜乃花に友達には何でも言うべきとそう主張していた優子。
でも明らかに様子のおかしい菜乃花を見て、自分の身勝手さと非力さを菜乃花に謝ります。

 

そこで初めて親友としての優子に菜乃花は辛い思いをぶちまけます。
好きじゃない人と初キスをしてしまったことを・・・。

 

優子に話をするうちに鷹人と自分が、恋人としてちゃんと終わってなかったということに菜乃花は気づきます。
というより終わり方がわからなかった・・・。

 

その当時も無理やりキスされそうになって拒否ってお互い避けてたら、中学卒業して顔をあわせなくなって・・・。
鷹人とちゃんと終わらせておかないと、隼太との関係をこれ以上前に進められない。

 

鷹人にとっても菜乃花との関係はまだ終わってない・・・頭の中にいつもいて終われない関係。
中学の時から気づいたらいつも目で追っていて、どうしたらいいかわからない自分にイラつく連続。

 

鷹人にとって菜乃花は心かき乱す存在・・・。
でもどんなに鷹人が想っていても、菜乃花にとっては鷹人はもう過去の相手。

 

昔から鷹人に触れられるのが怖いし、いつも怒っててつまらなそうで。
鷹人が友人男子に言ってた思ってたのと違うというその言葉を目の前でちゃんと聞いて、今日、正式に終わりにして前に進みたい・・・。

 

はっきりと別れ話を進めようと話を続ける菜乃花に苛立ち、菜乃花が隼太の話をするたび自分の密かな菜乃花への想いを重ねる鷹人。

 

菜の花の彼―ナノカノカレ―

 

「私には隼太くんが特別なの、私の初めての恋なの・・・！」

 

鷹人の初恋は菜乃花・・・でも菜乃花にとってはそうじゃなかったのです。
つっぱって心にもないことを言う癖で、こんな結果になるなんて・・・。

 

さらに菜乃花は鷹人の存在を消し去りたいわけではなく、鷹人のことがあったから今の自分がいる・・・そう結論づけ、鷹人にぐうの音も出ない「終わり」を突きつけてきます。

 

もうこれ以上あがくすべもない鷹人。
これで終われる・・・。

 

丁度かかってきた隼太からの電話に出るように促して席を立つ鷹人。
見るな・・・そう自分に言い聞かせても、どうしても見てしまった菜乃花の表情。

 

自分といるときは人形のように無表情な菜乃花のとろけるような幸せそうな表情。
愕然としながら確かに湧き上がってきた菜乃花に対する独占欲。

 

そして去り際に菜乃花に植え付けた罪悪感の種。
先日のカラオケボックスでのキスを隼太から必死で隠し通せと・・・。

 

鷹人と別れその足で隼太に会う菜乃花。
でもキスに対する罪悪感がどんどんと膨らんでいき、隼太ともうまく話せません。

 

ちゃんと打ち明けないといけない・・・。
でも浮気とか無理って以前言っていた隼太に言うのが怖い・・・。

 

隼太も自分の想いを口にします。
自分の所までいつも来てくれてたこと、見た目を裏切って大胆で行動力があること。

 

自分が菜乃花から気づかされたり変わっていけたように、自分も菜乃花の助けになりたい・・・。
言うなら今なのに優しさが怖くて言えない、隼太に秘密を持ったまま進んでしまう・・・。

 

かっこいい所を見せたいから次のバレーの試合見に来てください。
そう笑顔で言う隼太の指を取り指切りする2人。

 

でもその姿に秘められた光と闇は――・・・。

 

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