永遠幸先生の作品の地獄少女。
あなたの怨み、晴らします。
午前0時にアクセスするとつながるという地獄通信。
それはこの世から消えてほしい人間を
地獄に突き落とす恐怖のサイトだった。
人を呪わば穴二つ・・・
地獄少女に依頼した者の行く末とは――!?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
サイト内より【地獄少女】と検索。
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地獄少女のあらすじは?
地獄通信って知ってる?
それは午前0時にだけアクセスできるサイト。
憎い相手の名前を書き込むと地獄少女が代わりに
怨みを晴らしてくれるというそのサイトの噂が
世間でまことしやかに囁かれていました。
中学3年生の清水まりは試験でいつも成績上位の優等生。
ある日、まりはCDショップを出ようとした際に
万引きと間違われて店員につかまってしまいます。
困っているとそれを目撃していたクラスメイト・早瀬が
その場でうまくごまかしてくれ事なきを得ます。
しかしそれからというもの早瀬は万引きの件をネタに
まりを利用してくるようになります。
最初はレポート提出や宿題を手伝ったりといったことだったのですが
それは次第にエスカレートし金銭を要求してくるようになるのです。
困ったまりは家のお金に手を出すようになり
それも親にばれて絶体絶命。
それでも優等生であるがゆえに友達にも家族にも
本当のことを言えずにいたまりは噂で聞いた
「地獄通信」にアクセスしようとしますが失敗。
やっぱり噂は噂。
そんな都合のいいサイトなんてあるわけが・・・
と思っていたまりの前に1人の少女が現れます。
地獄少女
「地獄って、あるのよ。」
突然そう声をかけてきたのは同じクラスの閻魔あい。
不思議な空気を身にまとった彼女は
そう言うとまりの前から姿を消します。
その後も早瀬に追い詰められていくまり。
午前0時、再びアクセスした際に地獄通信につながり
早瀬の名前をサイトに書き込みます。
それでも人生に絶望しマンションの屋上から
飛び降りようとした瞬間その手を掴んだのは閻魔あいでした。
あなたが地獄少女・・・!?
驚くまりをよそにあいは説明を始めます。
人を呪わば、穴二つ。
他人を地獄に落とせば自分もその代償を払わねばならない・・・
つまり自分も死後は地獄に落ち
永遠の苦しみを味わうことになるというのです。
まりはそれでも早瀬を地獄に落とす
決断をするのでしょうか――・・・!?
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地獄少女のネタバレとその後の展開は?
午前0時にだけアクセスできる地獄通信。
そこに憎い相手の名前を書き込めば
地獄少女が地獄に突き落としてくれるという。
そんな噂のサイトを巡ってそこを訪れる人々の
苦悩や葛藤を描いた物語です。
最初の依頼者は万引きをネタに
クラスメイトにゆすられている中学生・清水まり。
追い詰められたまりはそのクラスメイト・早瀬を
地獄に送ってほしいとサイトに名前を書き込みます。
まりのまえに現れた地獄少女は
同じ中学生に扮していた閻魔あい。
他人を地獄に送る代償は死後自分も地獄に落ちること。
それを聞いてもなおまりは早瀬を地獄に送る決断をします。
まりと契約を結んだあいは早瀬の前に現れ
彼女を一生出ることのできない地獄へと誘うのでした。
その後も地獄少女を頼ってサイトに
アクセスしてくる者は後を絶ちません。
地獄少女と契約を結び誰かを地獄に流したものは
一生消えることのない契約の刻印が体に刻まれることになります。
一方、契約を受け取った地獄少女は彼女に従う
「三藁」の骨女、輪入道、一目連とともに
ターゲットに罰を与え「地獄流し」を行うのです。
ただ地獄通信にアクセスしても
必ずしも契約を結ばなければならないというわけではなく
その場で思いとどまることも可能です。
中には途中で断念したり
誰かに説得されて思いとどまることも。
そしてストーリーが進むにつれ
地獄少女である閻魔あいの過去が語られていきます。
地獄少女
それは400年前、まだあいが人間だった頃のこと。
彼女は村の子どもたちからいじめに遭っていましたが
いつも助けてくれるいとこの仙太郎という少年がいました。
あいは仙太郎にほのかな想いを抱いていましたが
あいが暮らしていた村には恐ろしいしきたりがありました。
それは五穀豊穣を願い満7歳の少女を
山神様のいけにえに差し出すというもの。
7年に一度行われるという「七つ送り」というその儀式に
あろうことかあいが選ばれてしまいます。
いけにえに選ばれた少女は村の祠に入り二度と戻って来られない――
祠に閉じ込められたあいを仙太郎は別の場所に移して匿うのです。
七つ送りが正しく行われなかったその年から村は飢饉に見舞われ
このままでは死者が出るとの村人の言葉に胸を痛める仙太郎。
そして七つ送りから6年の月日が経ち
仙太郎はあいにこの村を出ようと言いますが
あいの存在が村人に見つかってしまいます。
あいと彼女の両親は村人につかまり
生きたまま土の中に埋められてしまうのです。
あいが死の間際に見たのはその場から逃げ出す仙太郎の姿で――・・・。
その後あいの怨霊は村を焼き尽くし
その罰を受け地獄へ行くよりも重い刑――
400年も人の恨みを地獄へ送り続けなくては
ならなくなったのでした。
現代で仙太郎と同じ名前の少年への地獄流しを依頼されたあいは
思わずその当時の感情が爆発しいつもの彼女とは違った表情を見せます。
その依頼者は仙太郎への想いから地獄流しを思いとどまり
あいにやさしかった仙太郎との思い出を信じたいと言います。
それはかつて仙太郎を好きだった自分の姿とも重なって・・・。
あいは知る由もありませんが彼女の死後に仙太郎は
あいを供養するための寺を建てていたのでした。
そして終盤ではあいが地獄少女をやめるか否かといった
とんでもない事件に巻き込まれていきます。
とある住宅街で起こる様々な事件。
多用される地獄通信によって幾人もの人たちが
地獄へ流され行方不明に。
その行方不明にかかわっていると誤解を受け
犯人にされてしまう少年・拓真・・・。
住民たちはその地獄流しの罪を拓真に着せ
悪魔の子だと断罪しようとしますが
そのときあいはどんな選択をするのでしょうか?
衝撃のラストはぜひ、ご自身で確かめてみて下さい!
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地獄少女の感想は?
大人気アニメ「地獄少女」をコミカライズした本作。
アニメとは一風違った描写と設定でファンの方も
そうでない方も楽しめる作品だと思います。
また今後地獄少女の新シリーズが放送されるとのことで
また注目を集めること間違いなしです。
本作は善と悪がきっちり分かれているような勧善懲悪ものではなく
そういったところも本作の面白さにつながっていると思います。
地獄少女
地獄送りを行う地獄少女自身にも壮絶な過去があり
ここまで数えきれない人々を地獄に送ってきた彼女にも
抱えきれない心の葛藤があることでしょう。
大抵ターゲットは救いようのない人物ですが
中には考えさせられるエピソードもあり
ちょっとしたすれ違いから
誤解を生んでしまったというものもあります。
互いが和解した瞬間に第三者によって
地獄送りにされてしまうなどのやり切れない場面も出てきます。
基本は1話完結ですが終盤は大作になっていますので
これまで地獄少女を続けてきたあいが
どうなるのかにも注目してご覧ください。
続編の「新・地獄少女」「地獄少女R」もありますので
合わせてチェックしてみて下さい。
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