ウニ先生・原作、片山愁先生・漫画の作品の師匠シリーズ。
田舎から上京した大学生のウニは
大学のサークルで霊感を持つ先輩“師匠”と出逢います。
それなりにオカルトに対し興味を抱いていたウニは
師匠や仲間たちに導かれるように
都市伝説や様々な心霊現象を体験することになるのです。
2003年より某大型ネット掲示板などに投稿され
話題となった人気オカルトホラー。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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師匠シリーズのあらすじ!“師匠”と呼ばれる謎の先輩
進学を機に田舎から出てきた地方大学1年生の主人公“僕”ことウニ。
彼は霊感があったため受験勉強のストレスが原因の金縛りを体験し
そのことが切っ掛けで都市伝説やオカルトなどといったものへ
興味を持つようになりました。
そんなウニは大学のサークルで知り合った
強い霊感を持つ謎の先輩“師匠”や
ネットのオカルトフォーラム住民(仲間)に導かれるかたちで
数々の超常現象や心霊現象などを体験するようになります。
師匠シリーズ
つかず離れずの関係を築くウニと師匠。
この奇妙なコンビへと襲い来る恐怖は
最悪の出来事なのか?それとも作り話なのか??
道の橋に供えられた花、死者からかかってきた電話
そしてロウソクの数がおかしい誕生日ケーキなど。
ネットで大人気となった
本格オカルトホラーのコミカライズ作品です。
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師匠シリーズのネタバレ!ネット掲示板から発信された物語
この物語は1997年の春に主人公がド田舎から
某中規模都市の大学に入学した頃から始まります。
子どもの頃からそれなりに霊感が強かった主人公のウニは
大学受験のストレスからか受験期には
ちょくちょく金縛りなど怖い目に遭っていました。
そんな怖い話をサークル仲間にすると
同じ大学で仏教美術を専攻していた院生の先輩(師匠)から
面白い所へ連れて行ってやると言われ
突然来るまでファミレスへと連れて行かれます。
ウニが連れて行かれたのは一見何の変哲もないファミレス。
ですが座るように即された席では悪寒と共に耳鳴りが起き
先輩からの“合図”通りに俯くと
そこには足だけなら“見える”存在が・・・。
その“見える”存在の顔までもが見えると語る先輩ですが
ウニへは顔は見ない方が幸せと・・・。
師匠シリーズ
ファミレスを出た後もウニは先輩の運転する車の中で
幾つもの怪談話をしながら山寺巡りに連れまわされます。
そして「霊道」に車を止めると“道”であるのに
往くだけで来る存在がない霊道は「道ではなく“穴”」だと
意味深な言葉をウニへと告げるのです。
この日を境にこの風変わりな“先輩”を“師匠”と呼ぶようになったウニ。
物語の語り部であるウニは日常を生きる世界と寸分違わず
でも どこかがほんの少し違う――
穴のように口を開け静かに人ではない何かを飲み込んでいく――
そんな日々を師匠とともに体験するのでした。
ところで本作は2003年頃に“2ちゃんねる”こと
web上の巨大掲示板で「師匠シリーズ」として公開され
今なお新作が発表され続けています。
その数は現在113作品以上。
オカルトホラーの金字塔とも呼ばれた
この『師匠シリーズ』は2014年になると小説本として
書籍化もされた人気作品でもあるのです。
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師匠シリーズの感想!日常に潜む日常とは隔絶した世界
本作の特徴はただの「怪談」ものではとどまらず
人の心のひだに触れる日常の違和感を見事に引き出し
それをゾクリとした恐怖へと
昇華させているところにあるのかもしれません。
主人公のウニ、そして師匠はオカルトや心霊現象に遭遇しても
大声で喚くようことはほとんどなく
ただ淡々と起きたことを読者へと告げます。
その淡々とした師匠の口調や
私たち読者目線でウニが状況説明をすることで
先述した“違和感”に気付いたときに
読者はゾクリと恐怖を感じるのでしょう。
師匠シリーズ
日常の中に潜む非日常とそれに対面したときに
大袈裟ではなく淡々とした彼らの行動こそが
私たちへと「読み物」であるのに
リアルな印象を与える『師匠シリーズ』。
日常と隔絶した世界を是非ともこの作品から感じて下さい。
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