井上敏樹先生・原作、木根ヲサム先生・漫画の作品の
ソードガイ 装刀凱。
母の死体の下で見つかった赤子を拾って育てた
刀鍛冶職人の緒形亜門は
義務教育を終えた凱に今後のことを聞きます。
凱は刀鍛冶職人になりたいことを告げ日々仕事に励みますが
兄弟子の辰巳とはいい関係とはいえず弟弟子に先を越されたことで
辰巳の凱に向ける負の感情が広がっていき・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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ソードガイ 装刀凱のあらすじは?
夜、飲んだ帰りのサラリーマンの前に
全身を甲冑で覆った者が立ちはだかります。
その者は甲冑の中を見せると中は空洞で
尖った刃が無数に中心を向いていました。
サラリーマンは甲冑の中に取り込まれてしまい
無数の尖った先で全身を刺されてしまい
甲冑の中から解放された男は全身に無数の穴をあけられ
自身の流した血の海の中で息絶えてしまいます。
その頃、飛騨にある緒形刀剣鍛錬所では新しい刀がうたれ
職人の仕事を真剣な眼差しで見ている青年の名は凱。
その一方で緒形の屋敷では
死龍の手入れを始めようとしていました。
ソードガイ 装刀凱
刀身を見てはいけないようで
手伝う職人は皆、目隠しをしています。
剣が鞘から抜かれたときひとりの職人の目隠しが外れてしまい
刀剣にうっすらと目が現れその者は目を失ってしまいました。
緒形は目だけで済んだことは幸運だといい
許されぬ者が死龍を見れば命を落とすと語ります。
飛騨山中、凱はひとり母が眠る場所に来ていました。
緒形亜門はそこで亡くなった女性が産み落とした
凱を拾って義務教育が終わるまで育てたのです。
凱の気持ちを聞いておきたく彼の後を追ってきたのでした。
凱は刀鍛冶以外ないと決めており師匠であり育ての親でもある
緒形亜門の側にいることを望みました。
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ソードガイ 装刀凱のネタバレとその後の展開は?
凱を産んだ女は木に縄を吊りそこで首を吊って死に
その下に群がる蛇、その中に赤子の凱が・・・。
蛇が魅入られるほどの生命力を持つ
凱の存在を不吉と感じる緒形亜門。
精進せよ・・・師匠亜門の言葉に従い仕事に精を出す凱に
声をかけ街に遊びに行こうと誘ったのは亜門の娘のさやか。
凱には遊び心がなくそれではいい刀剣が作れないと
心配をしていたとさやかが父の言葉を代弁し
付き合ってくれないと返さないと
仕事道具を取り上げてしまいます。
追いかけ取り返そうとさやかの腕を掴むと
その場面を目撃した辰巳が凱を叱責します。
元を辿ればさやかが強引な行動に出たことから起きたことなので
さやかが凱を庇いますが辰巳はさやかの言葉に耳を貸さず凱を責めます。
凱はすべて辰巳の言うとおりだと弁解しない態度をとると
その態度が気に入らなかったのか悪態をつきます。
ソードガイ 装刀凱
それでも態度を変えない凱に調子を狂わされたのか
辰巳の方から話を切り上げてしまい
そんな辰巳の視線はいつまでも
さやかの去った方を見ていました。
凱が師匠の使いに出ている時のこと
亜門は兄弟子にあたる辰巳に凱のことを訊ね
辰巳は凱の目は人を見ていないようだと告げます。
その頃、使いの向かった先の神社の御神木に
預かった刀を刺してしまった凱は
老いた神主に目撃され咎められます。
神主は凱の心の中に刀があると語り
さらにその刀でなにを斬るかは凱次第だと告げます。
さらに亜門がこの先どうやって凱を育てるのかが楽しみだと
去っていく凱の背中を見ながら思うのでした。
一方、辰巳の方は弟弟子の凱が師匠である亜門ですら
辿り着けていないところまで上達してしまっているのでは・・・
と告げられたことに憤りを感じるのでした。
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ソードガイ 装刀凱の感想は?
主人公である凱の生い立ちと
都会で起きている事件とが交互に描写されているので
ひとつの話の展開はゆっくりです。
都会であれだけの奇怪な事件が起きていれば
日本全国に知れ渡ると思うのですが
山中で暮らす者たちには届かないということのようです。
凱はこの世に生を受けた瞬間から
恵まれていないといってもいいくらいの境遇ですが
育ててくれた師匠の愛情を
ちゃんと知っていると感じる場面があります。
ソードガイ 装刀凱
師匠の娘も凱には好意的ですし。
その反面、大切に育ててもらえたからか
兄弟子からは可愛がってもらえないという立場にあります。
そういう人間関係は実際の世の中でもあることなので
凱の立場はそう難しくなく共感できるかと思います。
人間ドラマに日本刀と化け物との戦いがミックスされた本作は
ストーリー重視としても存分に楽しめる展開となっています。
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