谷瑞恵先生・原作、山口いづみ先生・漫画の作品の
思い出のとき修理します。
仕事にも恋にも疲れた元美容師の明里は
気持ちを切り替えるために
昔祖父母が住んでいた街へ引っ越してきます。
子供の頃にほんの少しだけの時間を過ごした
祖父母の店の斜め向かいには
『おもいでの時 修理します』という
奇妙なプレートを掲げた時計屋がいて・・・?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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思い出のとき修理しますのあらすじは?
仕事にも恋にも疲れた元美容師の明里は
気持ちを切り替えるために
昔祖父母が住んでいた街へ引っ越してきます。
子供の頃にたった一度、夏休みの間だけ預けられた
祖父母が営んでいたヘアーサロン。
幼い頃に感じた温かい記憶に触れたかったのか
過去を辿りなおしたかったのか彼女自身にもわからないまま
明里はこの場所に訪れていました。
そんな明里が店で出会ったのはヘアーサロンの斜め向かいで
時計屋を営む青年・秀司でした。
『おもいでの時 修理します』という
奇妙なプレートを掲げているその時計屋は
曰く彼の祖父の代から続いているのだと言います。
思い出のとき修理します
彼の世話を焼いているような世話を焼かれているような
大学生の青年・太一と共に
明里は秀司の家で食事を共にするようになります。
気さくで優しくたまに不思議な物言いをする秀司。
最初は誰にでも優しいような態度をとる秀司のことが
ちょっと苦手だった明里でしたが共に過ごすうちに
彼を意識するようになっていきます。
彼氏から別れを告げられ同時に仕事も彼の口添えで
今のポジションに収まれていたことを知ってしまった明里。
恋も仕事も何もかも馬鹿らしくなっていた彼女でしたが
街で起こる少し不思議な事件と関わるうちに
少しずつ本当の自分を取り戻していきます。
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思い出のとき修理しますのネタバレとその後の展開は?
祖父母が営んでいたヘアーサロンのある家を借り
暮らしている明里。
しかし彼女は過去のトラウマがまだ拭えず
美容師の資格を持っていながら
別の場所でバイトをしながら生計を立てていました。
美容師の仕事は好きだったけれど今はまだ・・・
徐々に元気になっていっている明里でしたが
完全に心機一転とはいかないようです。
そんなこんなであっという間に年が明け
そろそろ2月に差し掛かろうという時期。
平穏だった明里と秀司の関係に微妙に変化が訪れます。
なんと秀司の元カノが、突然彼の時計屋にやってくるのです。
普段物腰が穏やかな秀司が元カノとはいえ女性に対して
酷く冷たい態度をとることに明里は驚きます。
秀司の知り合いがここへ来たことは一度もなかった
親兄弟すらも見たことがないと語る太一。
思い出のとき修理します
秀司は時計を作る腕があり元々はスイスで
時計職人として働いていたのだと言います。
本来こんな小さな商店街で
修理だけを行うような人間ではない秀司。
もしかすると彼が時計職人をやめた原因は
彼女にあるのかもしれないと考えていた矢先に
ひょんなことから明里は元カノである
真由子から話を聞くことになります。
そこで語られた秀司の過去は
明里が想像していたよりもずっと重たいものでした。
なんと彼女は秀司が海外へいき遠距離恋愛になっている間
彼の兄と浮気をしていたのです。
そして何らかのきっかけで兄がスイスへ行った際
2人そろって事故に遭い
兄はそのまま亡くなってしまったのだと言います。
衝撃的なことを知り愕然とする明里。
それでも秀司の口から話がききたいと
明里は彼の元へ向かうことを決意します。
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思い出のとき修理しますの感想は?
時間や時計、過去など「時」に関することを題材に
様々なストーリーが展開されていく作品です。
基本的には1話完結のお話が入っているような感じで
メインの登場人物に関するお話になると何話か続くようですね。
ファンタジーちっくなお話もありますが
あまりに現実離れしていないちょっと不思議な
お話がたくさん詰め込まれています。
どれもただただ幸せなだけではなくかなり切ないお話もあります。
思い出のとき修理します
ただ暗い話かといえばそうではなく
人間が悩んだり後悔したりを繰り返しながら
それでも懸命に生きていこうとする様子を
描いているものばかりだったように思います。
一見優しくてそつがないように見えた秀司ですら
実は胸の中にトラウマを抱えながら生きていました。
しかし明里との出会いにより少しずつ前に進み始め
明里もそんな彼を見て過去のトラウマを乗り越えようとする・・・
スーパーヒーロー的な人間がいるわけではない
持ちつ持たれつな関係がとても素敵だと思いました。
読み終わった後スッキリ爽快!というわけではなく
じんわりと心に染み入るようなお話となっています。
現在4巻まで発売されており以下続刊となっているので
どのような形でお話が締め括られるのか今から楽しみです。
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