千田大輔先生の作品の異常者の愛。
報われなかった恋・・・
それが1人の少女を怪物に変えてしまった。
行き過ぎたその異常なまでの愛情は牙を向いて
その牙は誰に襲いかかるのか・・・?
異常者に愛された少年の日常は・・・?!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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異常者の愛のあらすじは?
床に広がる血とランドセル・・・そこに佇む1人の少女。
1日前――・・・。
5年生の一之瀬カズミはフミカと一緒に帰る約束を
こぎつけて浮かれていました。
そして放課後、ルンルンと教室を飛び出すと
曲がり角で三堂ミキとぶつかってしまいます。
ぶつかったお詫びに三堂が運んでいた
大量の資料を一緒に運ぶカズミ。
初めて三堂と話したカズミは
三堂は意外と明るいやつだと思いながら
フミカの元へ向かうためその場を去りました。
次の日、フミカとまたもや一緒に帰れることになったカズミ。
でも放課後に用事があるから
ちょっと待っててくれとフミカに伝えます。
カズミは三堂に話があるからと校舎裏に呼び出されていたのです。
放課後になり校舎裏へと向かったカズミ。
三堂はカズミと前にも話したことがあると言い
それがキッカケで好きになったのだとカズミに告白。
ですがフミカが好きなカズミはその告白を断り
フミカがいなかったら好きになってくれたか?という
三堂の質問に急いでいたためこう返します。
「そうかも・・・」
それに対し不気味な笑みを浮かべながらこう言う三堂。
「・・・なら よかった」
カズミはその笑みに気づかず断り方が甘かったかなと
そう思いながらもその場を後にしました。
教室へと向かうカズミ。
ウキウキしながらフミカの名前を呼びながらドアを開けると・・・
そこに広がっていたのは血の海。
そしてその上で涙を流しながら息絶えているフミカの姿でした。
「あれ?早かったね一之瀬くん・・・」
そう言ってフミカの傍らに立っていたのは三堂。
カズミは目の前の出来事を理解出来ずその場に崩れ落ちました。
そんなカズミに三堂はこう言いながら
満面の笑みで近寄ってきました。
「これで私と付き合ってくれる?」
「一之瀬くんが言ったんだよ?
フミカちゃんがいなかったらって・・・。」
三堂はカズミに触れようとしますが
そこへ警備員のおじさんが来ました。
カッターを握る三堂と倒れているフミカ
そして呆然としているカズミを見た警備員は三堂を連れ
救急車を呼びに行こうとしました。
「私が先だったんだよ・・・カズミ・・・」
そう言い残して三堂は警備員に連れられて
カズミの前を去ったのです。
異常者の愛
それが6年前の出来事――・・・
カズミは高校2年生になっていました。
ぐちゃぐちゃに赤と黒の絵を描くカズミ。
それを見ていた五条イツキはこんな暗い事してるから
俺以外友達がいないんだよと悪態をつきますが
もう1人いることに気づきました。
四ッ谷シノはカズミのことが好きで
もう何度もカズミに告白しては振られていました。
それでもめげない四ッ谷は今日もカズミに告白。
そして1回だけデートして下さいと言う四ッ谷におされて
カズミはデートの約束をしてしまいました。
デート当日。
待ち合わせ場所に17分も早くついてしまったカズミは
周りを見渡すと横断歩道の向こう側に三堂の姿が・・・
遮るようにトラックが通過しその後もう一度見たときには
三堂の姿はありませんでした。
幻覚かと考えていたとき四ッ谷が現れ
なんだかんだ映画や食事を楽しんだカズミ。
次は美術館に行こうと言う四ッ谷からの誘いに
三堂とフミカの残像を消すことができないカズミは
断ってしまいました。
高校2年の6月4日。
このとき2人は既に最悪の日常に向かって
走り出していたのです・・・。
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異常者の愛のネタバレとその後の展開は?
翌日、登校するなりイツキに四ッ谷がいないのは
どういうことだと詰め寄られたカズミ。
昨日の自分の言葉を思い出し不安になっていたカズミに
先生がプリントを四ッ谷に届けに行くように言いました。
しぶしぶ四ッ谷の家に行きチャイムを鳴らすカズミ。
するとお母さんが出てきてお母さんはカズミのことを
四ッ谷から聞いていたようで
お見舞いだと勘違いして部屋へ通してくれます。
思わぬ展開に焦りつつ四ッ谷が風邪だっただけだとわかり
ホッとしたカズミ。
カズミの昨日の態度があっても変わらず好きだという四ッ谷に
なんでそんなに俺のことをとカズミは疑問をぶつけます。
四ッ谷はカズミを好きになった理由をカズミに話し
カズミが何か抱えてるのは気付いてた・・・
一緒に抱えさせてと健気に訴えかけ
それを聞いたカズミは涙を流します。
そして全てを四ッ谷に話したのでした。
その弱さがどんな悲劇を招くかこの時はまだ何も知らずに・・・。
異常者の愛
それから四ッ谷とカズミはお昼を一緒に食べたり
ノートの貸し借りをしたり・・・
イツキに付き合ってるのかと
聞かれるくらい距離が縮まりました。
付き合っていないと言うカズミにイツキは
ケジメを付けるべきだと言って教室を出て行きます。
そしてカズミはイツキの言葉に後押しされ
四ッ谷への気持ちを伝えようと決心しました。
帰りに公園で俺の気持ちを伝える・・・
そう四ッ谷に告げ下駄箱へと向かう2人。
気まずいとカズミが考えていると
四ッ谷の悲鳴が後ろから聞こえ振り向くと
四ッ谷は尻餅をついていて
その視線の先には開け放たれた靴箱・・・。
中にはカッターでズタズタにされて殺された
ウサギの死体が詰められていたのです。
あまりのショックに倒れてしまった四ッ谷は
保健室に運ばれカズミも付き添います。
6年前のあの時もカッターだったことをカズミは思い出し
この間の三堂の幻覚はもしや・・・と考えていると
保健室の先生がカズミが暗いことに気づき
そんなんじゃ彼女に振られちゃうぞと
四ッ谷とカズミを見ながらからかってきました。
必死に彼女じゃないと否定する四ッ谷を前に
予定とは違ったけどと自分の気持ちを打ち明けるカズミ。
付き合って下さいというカズミに
四ッ谷は泣きながら喜んだのでした。
帰り道、カズミは事件のことで怖がって震える
四ッ谷を家まで送り届け一緒にいる方が安心だからと
翌日のデートの約束をしました。
翌日、三堂のことを調べてあまり眠れなかったカズミは
眠い目を擦りながらも待ち合わせ場所に来ていました。
三堂のことを調べて分かったのは
6年あれば三堂は自由になっているという事実・・・。
デートだっていうのに何を考えてるんだと
暗い過去を振り返るのをやめて
もう到着するであろう四ッ谷を待っていました。
一方、四ッ谷は1時間も前にウキウキと家を出発。
もしものために下着も可愛いものを着けたしと
一瞬前方を見なかったためか
曲がり角で人とぶつかってしまいました。
ごめんなさいと謝る四ッ谷に物凄い勢いで謝るその人物・・・
それは三堂だったのです。
三堂と出会ってしまった四ッ谷。
果たしてその運命は・・・?!
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異常者の愛の感想は?
タイトルからしてヤバそうな雰囲気のある本作。
読む前はまさか異常者が女の子だとは思いもよらず・・・
にっこりと笑いながら人を殺す
三堂の姿に圧倒されてしまいました。
好きな人を手に入れるためなら手段を厭わない
そんな三堂の姿はまさに異常で
リアルな事件もこういう感情で起こしている人が
いるんだろうかと考えてしまいます。
異常者の愛
絵的には可愛らしくて少女漫画によくありそうな感じです。
カズミと四ッ谷のやり取りは見ていて微笑ましくて・・・
でも三堂の薄気味悪い感じは恐ろしくて・・・。
そんなギャップが更に本作を
魅力的にしているのではないでしょうか。
残虐なシーンは割と多めなので苦手な方は気をつけて下さいね。
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