鹿賀ミツル先生の作品の超人類。
来るべき未来に備え人類を進化させればいいと
作られた「6」(シックス)。
完成にはほど遠いと言われていた6が完成し
6の雨が降り新人類が姿を現す――。
新人類とはなんなのか・・・
人類はすべて滅ぼされてしまうのか――・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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超人類6のあらすじは?
水泳の授業も見学をしている祐は泊まりの海水浴に
誘われるものの紫外線に当たるのが嫌で断ります。
幼なじみの京斗に暑いからとアイスを半分渡されるも
添加物だらけだからと断るのです。
昔はよく駄菓子屋でお金を出し合って買い
2人で食べたものの今の祐は神経質になり過ぎて
体の健康のことばかり考えているのです。
その原因は父親の死・・・。
祐の父親は屈強で自慢の父親だったのですが
癌でみるみるとその面影がなくなり
仕舞いには亡くなってしまうのでした。
いつか自分も同じようにと思うと怖くて
体に気を使ってばかりいたのです。
しかし京斗はそんな祐を楽しいことも何もできず
祐自身が病気にとり憑かれているようだと言います。
その夜、祐は家でテレビを見ていました。
地球上の頂点捕食者たる人類は
地球上で一番賢く進化したと・・・。
でも祐はならどうして病気がなくならないのかと
いっそ死なないように進化してれば良かったと
父親の病気のことを考えながら思うのです。
そんなことを考えていると急に咳が止まらなくなり
ふと手を見ると祐の手には血が・・・。
超人類 6(シックス)
場所は変わり北極。
北極では数百年後に確実に覆われる
氷河期のための海中都市計画について
話し合われていました。
日本からやってきていたのはエド博士ではなく娘の美帆。
言い争いになった結果、美帆は氷河期の先の
スノーボール現象について話し出しました。
そして人類が氷河期に適応すればいいと
来るべき未来に備え人類を進化させればいいと
その研究をエド博士がしていると言ったのです。
それから3週間後・・・そのエド博士は
娘の美帆に1通のメールを送り姿を消したのです。
それは人類を進化させる研究の「6」(シックス)が
完成しプラン6を発動させるというのです。
6の完成はまだまだ時間がかかると言っていたのに
完成したばかりかまだ氷河期でもないというのに
その6を発動させると・・・。
急いでエド博士の研究所に行ってみると
そこに破壊されていて人体実験の痕跡が・・・。
氷河期に備え人類を進化させるための6。
しかしその6により今、新人類が誕生すれば
氷河期なんかより先に旧人類は絶滅してしまうと
美帆は言い出すのでした・・・。
新人類とはいったいどんなものなのか・・・
そしてエド博士はどこに行ってしまったのか・・・。
また血を吐いた祐はどうなってしまうのか――。
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超人類6のネタバレとその後の展開は?
血を吐いてしまった祐はというと・・・
病院の屋上にいました。
そしてどうして人は死ぬのか
死がなければ癌なんて怖くないのにと
こんなに苦しまなくて済んだのにと
そんなことを考えていたのです。
なぜ祐が病院にいるのか・・・。
それは血を吐いたことで病院に行き
入院していたのでした。
胃潰瘍と診断されましたが本当の病気は
胃ガンでリンパ節への転移ももあり
終末治療を勧められていたのでした。
母親が持っていた診療情報提供書を見てしまったことで
父親のように骨みたいになって苦しむのは堪えられないと
病院の屋上から飛び降りて死のうとしていたのです。
その日の予報では雨なんて降らないはずなのに
大量の雨が降り始めました。
その中、祐は病院の屋上から――・・・。
超人類 6(シックス)
飛び降り自殺をしたことでぐしゃぐしゃになった祐。
そこに病院の警備員が気づきやってくるのですが
やってきた警備員の手を掴み
皮膚などをすべて奪っていく・・・。
そして次の瞬間・・・ぐしゃぐしゃになっていた
祐の体が元に戻っていたのです。
しかも末期だった癌も治っていたのでした。
6による雨により人類の救済が始まった――。
そしてその雨を浴びた者は適応し新人類になる者と
適応せず生命活動を維持できなくなった者も・・・。
祐も適応した新人類の一人で祐の力は
普通の人間なら吸収するものの新人類なら
その力を吸い取って元の人間に戻すもの。
しかも祐は不死身の力を手に入れたのです。
普段は元の人間の祐ですがケガをすることで
新人類の姿に変身する・・・。
同級生や後輩に新人類として出会った仲間を
次々に失っていく祐。
そして祐のことを素晴らしい適合者だと
遠くから見ているフード姿の者・・・。
彼らの目的とはいったい何なのか・・・。
また美帆の父で姿を消したエド博士は
どうなってしまったのか――。
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超人類6の感想は?
表紙のイラストを見て気になってしまった本作。
読んでみると最初はちょっと弱々しい感じの主人公に
幼なじみの京斗のやり取りとたわいもない感じでした。
しかも試し読み部分ではそこで終わってしまうため
この先を読もうかちょっと悩んでしまったのですが
表紙のイラストの雰囲気からこの先が気になってしまい
読み進めることにしました。
その後はエド博士の研究のことなどがあり
ちょっと難しい感じの部分もあったのですが
読み進めるにつれどんどん面白くなっていきました。
超人類 6(シックス)
祐が新人類となったときに最初に吸収してしまった警備員。
自分の意志でしてしまったことではないにしても
その警備員が祐が可愛がっていた後輩の父親だったなんて
あまりにも悲しい現実ですよね・・・。
しかも父親が突然いなくなったことで
母親は生活が苦しくてデリヘルを始めようとしたり
やっと漫画家としてやっていけるかもと思ったら
担当が変わり作品がダメだと言われたりして
すごくかわいそうな感じでした。
最終的には自分から望んで父親と同じ方法で死なせてと
自ら祐に吸収されようとしました。
新人類として目覚めタスクの前で死んでいく者たちは
とても悲しい結末を迎えていてちょと切なくなったりも・・・。
まだまだ謎ばかりの本作。
これからもっと面白くなっていきそうな本作を
読んでみてはいかがですか?
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