黒井嵐輔先生・原作、塩塚誠先生・漫画作品の人間カード。
『人間カード』それは、人間の弱みを握ることによって
牢獄に捕らえることができるカード。
芸能人、好きな人、嫌いな人・・・
全てカード中で思い通りにできると分かったとき
人はどうなってしまうのか・・・？
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
サイト内より【人間カード】と検索。
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人間カードのあらすじは？
ここはどこだ・・・どうしてこんな・・・
こいつらは人間じゃない、悪魔だ。
視界に映るのは血まみれの自分の手と
拷問まがいのことをする2人の人物・・・。
人間カードって知ってる？
別名プリズン・カード。
それは人間を牢獄に閉じ込める不思議なカード。
嫌いなやつや大好きなあの子、芸能人・・・
どんな人間も君の思うままにできるとしたら・・・？
イヤホンをつけスマホゲームをしながら歩くマモル。
ふいに後ろから誰かに肩を掴まれたと思ったら
それは幼馴染のリクでした。
スマホゲームに夢中になり
赤信号なのに気づいていなかったマモルを
リクが引き止めてくれたのです。
マモルは頭いいけど夢中になると
周りが見えなくなると言うリクに
自分に正直になって幼馴染のユウカに
思いを伝えた方がいいと言い返したマモル。
リクはユウカは今はそれどころじゃないからと
いずれ伝えるつもりだと言います。
ユウカの父親がいなくなってからもう3週間・・・。
警察に捜索願を出しても情報はなく
ユウカの落ち込み様は見ていられません。
そんなユウカを見てて辛いと言うリクに
マモルはもし俺がユウカの父親を見つけたといったら・・・
と言いかけるとそこへちょうどユウカがやってきました。
マモルはパソコンを開き何か操作をすると
『人間カード』って知ってるかと2人に問いかけます。
知らないと言う2人にカードを取り出しそれを見せながら
人間を閉じ込めることができるカードだと話すマモル。
人間カード
2人はふきだしマモルは冗談を言っているのだと
そう思っていました。
どこからの情報だとからかうリクに
マモルはユウカの親父さんから借りたパソコンの
履歴から辿って見つけたのだと話します。
その履歴とは『人間カード公式サイト』のことで
表向きはそうとはわかりませんが
鍵（アカウント）を持つもののみが
人間カードの売買ができるサイトになっていたのです。
そしてマモルはそのサイトで実際にカードを購入し
2人に話すよりも前に実際に確かめるため
殺人犯である須藤トオルを見つけ出し
カードに閉じ込めようとしていました。
人間をカードにするために必要なのは
対象の人物の「弱み」とある言葉だけ。
須崎を追いかけながらカードにするタイミングを
今か今かと伺うマモル。
ですが直前でおじけづき実行できずにいました。
そこへ見知らぬ男が須藤の前へとやってきました。
その男は須藤の弱みである実の姉を殺したこと
そしてその死に際の顔を忘れられず
似た女性を選んで殺害していたことを告げると
こう呟いてカードを掲げたのです。
「プリズンオン」
そして須藤を人間カードにしてしまいました。
マモルが実行できなかった須藤を人間カードにすることを
あっという間にやってのけた謎の男。
果たして彼の目的は？
そしてユウカの父親の行方は・・・？
サイト内より【人間カード】と検索。
人間カードのネタバレとその後の展開は？
須藤が人間カードにされる瞬間を目撃していたマモルは
そのときの様子をユウカとリクに話しました。
人間カードは実在するのだと・・・。
ユウカはその話を聞いて父親はもしかしてと
マモルに言いかけます。
そう、マモルはユウカの父親が
カードの中にいるという事実を知っていたのです。
場所は変わりあるイタリア料理店の厨房。
そこでは大学生の三登ナオトがバイトとして働いていました。
以前来た客の好みを覚えていて
シェフにアドバイスをしたり
明るく元気がありルックスも良い三登は
イタリア料理店でも人気があります。
その上、最近彼女もできてバドミントンも優秀。
そんな完璧に見える三登の元に
スーツ姿の男が声をかけてきました。
その男は三登の学校での様子や彼女
さらにはお母さんのことまでもピタリと言い当てます。
その様子に三登がイライラし始めた頃
男はカードを取り出し三登の最大の弱みを言い当てました。
それは『男に身体を売っていること』。
三登がホテルから出てくる場面の
写真を取り出したスーツ姿の男は
三登の焦る姿を見てプリズンオンと呟き
カードの中に三登を捉えてしまったのでした。
ユウカの父親がカードになっていると突き止めたマモルは
その方法をユウカとリクに説明します。
マモルが操作するパソコンの画面の中には人の名前と性別
さらには年齢や職業までも記載されています。
そして金額も・・・。
そう、そのページはカードにされた人間の
オークションだったのです。
人間カード
そしてその中に伊勢ジロウというユウカの父親の名前が
載っているのだとマモルは指差します。
さらにマモルは続けます
ユウカの父親はラッキーだったのだと。
人間カードにされてオークションに載らないよりも
載った方が助ける見込みがあるというのです。
落札されてしまったユウカの父親のカードは
刃物男というハンドルネームの人物が買っていました。
マモルは載せられている刃物男の連絡先に直接連絡し
交渉しようというのです。
もうメールは送ったから後は返事を待つのみだというマモル。
俄かには信じられないユウカとリクでしたが
マモルが嘘をつくような人ではないということは
2人が一番分かっていました。
そこで2人はまず人間カードのユーザーとして
登録することになりました。
話を終えた3人。
ユウカが帰宅しリクとマモルは2人で話を続けます。
リクは『弱み』かと呟くと
大学で行方不明者が何人かいることを思い出し
三登もノートを貸してくれる約束だったのにと
人間カードとの繋がりを考えていました。
ユウカのためならなんでも協力すると
去っていくリクを見つめながら
自分は2人とは違うのだ思っていました。
マモルは人間カードに魅了されてしまったのです。
そこへ携帯の着信がなり
そのメールは刃物男からの返信で・・・？！
サイト内より【人間カード】と検索。
人間カードの感想は？
人間をカードの中の牢獄に捕らえるという『人間カード』。
他人を思い通りにできる・・・
そんな夢のようなカードがあったとしたら・・・。
もしもの世界なのですが現実にあったら・・・
そう考えると魅了されるのも納得です。
主人公のマモルは幼馴染のユウカの父親の
行方を追っていたときにこのカードに出会いますが
その魅力と怖さの間で
気持ちが揺れ動くのが伝わってきました。
人間カード
誰しもが持っているであろう弱みが引き金となって
人間カードにされてしまう。
弱みを握られるのは現実でも怖いことですが
この物語の中ではまさにそれは致命傷。
その弱みを一体どこから仕入れているのか・・・
また、登場人物はどんな弱みを持っているのか・・・。
そんなところも考えながら読むのも面白いです。
サスペンス要素のあるホラーというか・・・
今までにない設定が興味をそそる内容となっています。
怖いもの見たさなのか不思議と
読み進めたくなるストーリーなので
是非一度手にとってみてもらいたい作品です。
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