消えた子供（届かぬ叫び）のネタバレや結末そして感想は？

ストーリーなおんなたちで連載のまるいぴよこ先生の作品
消えた子供～戸籍のない11歳少女餓死事件～。

 

その中に収録されている届かぬ叫びという
2歳6ヶ月の男の子のお話について
あらすじも含めてお伝えしたいと思います。

 

 

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消えた子供（届かぬ叫び）のあらすじ！

 

2歳6か月の大野悠くんはゴミ箱の中で
窒息死しているのが見つかりました。

 

自分で入って遊んでいたと父親も母親も
口をそろえて証言していました。

 

しかし2人は数か月後、監禁致死などの罪で
逮捕されることになるのです――。

 

そして母親のリエは面倒なことになった
まさか死ぬなんてこんなことになるなら
悠なんて堕ろせば良かった旦那である
正弘と再婚しなければ良かったと思うのです。

 

7年前リエは別の男性と結婚しており
男の子と女の子がいました。

 

そして正弘とは子どもたちが通う幼稚園に
お互いの子どもが通っていて知り合ったのです。

 

2人は不倫関係から始まった再婚です。

 

消えた子供～戸籍のない11歳少女餓死事件～

 

正弘は妻と別れるからリエにも
旦那と別れて自分と結婚しようと・・・。

 

そしてリエの2人の子どもを引き取り
再婚したのですがリエと正弘は
リエの子どもである兄の健太くんを
虐待し始めたのです。

 

殴ったりお風呂にバシャバシャとつけたり
夕飯抜きだと言ってひどい仕打ち・・・。

 

ついに健太くんが小学1年生の時に
児童相談所に保護され施設に入り
親権を剥奪されたのでした。

 

そんなひどい仕打ちを健太くんにしていたリエ。

 

しかし妹や同じころに正弘との間に生まれた
女児には優しく接するのでした。

 

女の子はやっぱりかわいい男の子なんて
いらないと思うリエ。

そんなリエと正弘の間に2人目の子ども
男児が生まれて――。

 

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消えた子供（届かぬ叫び）のネタバレや結末は？

 

リエと正弘そして2人の女の子は
マンションを購入し幸せに暮らしていました。

 

健太くんのことも再婚のことも誰も知らない
新築のマンションで幸せに・・・。

 

しかしリエが正弘との間に2人目を妊娠し
2人の関係も変わってしまったのです。

 

リエが妊娠しあまりできないこともあり
強姦未遂で逮捕されてしまったのです。

 

なんとか示談で済んだのですが・・・。

 

そしてそのときの子が悠くんです。

 

リエも最初は優しく子育てをしていたのですが
いたずらばかりで言うことも聞かず
リエのイライラはつのるばかり・・・。

 

そしてついに叩いてしまうのです。

 

やっぱり男の子なんてかわいくないし
産むんじゃなかったと思い正弘にも
あんな子産みたくなかったとケンカを・・・。

 

正弘に悠くんの世話を頼むのですが
正弘もいうことを聞かない悠くんを叩き
こいつがいなければリエとうまくいく
こいつさえできなければ他の女に
手を出すこともなかったと思い始め・・・。

 

ついに悠くんへの虐待が始まったのです。

 

消えた子供～戸籍のない11歳少女餓死事件～

 

最初はベットに縛りつけるだけでしたが
悠くんをバカと呼び動物のように扱い
ご飯もエサと言ってパン1枚を
縛った悠くんのそばに投げるだけ。

 

そのうちエサだといって煙草や消臭剤を
食べさせようとしたり洗濯機に入れて洗ったり
オーブンに入れてスイッチを入れたりと
だんだんエスカレートしていったのです。

 

手を出すのは正弘だけでしたがリエは
夫の異常な行為を止めようとはせず
ただ笑ってみていたのです。

 

そして悠くんの態度はだんだんとおかしくなり
事件発生の原因となるクリスマス会が
やってきたのでした。

 

自治会の人に誘われたまには悠くんも
参加させないと変に思われるとリエは
クリスマス会に連れて行ったのですが
サンタさんが父親の顔に見えて怯え
ひどい泣き方をしてしまった悠くん。

 

恥をかかされたと薄着のまま冬のベランダに
夜中まで立たされた上にゴミ箱で寝ろと
ゴミ箱に入れられ更にはポリ袋をかぶせられ
ベランダの物干し場に固定されたのです。

 

そして悠くんが泣き止み静かになったころ
室内に移されたのですがそのまま放置。

 

正弘がゴミ箱を開けたときには
悠くんは息をしていなかったのでした・・・。

 

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消えた子供（届かぬ叫び）の感想は？

 

表題作である消えた子供の親もひどかったですが
悠くんの親はもっとひどいと思いました。

 

悠くんはリエや正弘が虐待をしなければ
ゴミ箱の中で死ななくてもよかった命。

 

しかも悠くんの死を事故だと
ごまかそうとしていました。

 

捕まった後も2人は責任を押し付けあっているようで
リエは私は悪くないと思っていました。

 

リエも父親に虐待されて育ったようで
男の子ばかり虐待していたのも
それが原因なのかもしれません。

 

でもどんな理由があったとしても
虐待はいけないこと。

 

消えた子供～戸籍のない11歳少女餓死事件～

 

しかもリエは裁判で2人の娘と同じように
自分なりに悠くんをかわいがってきたし
大切に育ててきたと言うのです。

 

そして結果だけ見ないで欲しいとも・・・。

 

もしかしたら優しい一面もあったのかもしれませんが
漫画を読んだ限りではかわいがっていたとは
思えない感じでしたね。

 

懲役7年という実刑判決を受けるも控訴したリエ。

 

本当に悪いことをしたとは思っていないんですね・・・。

 

悠くんが可愛そうでならない作品でした。

 

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