寺井赤音先生の作品の花街ヒイロヲ。
斑屋には名物の男花魁が存在。
黒羽と白金のふたりは斑屋で男花魁として働く傍ら
狐の力を借りて憑きもの退治をしています。
楼主にも気に入られているらしい2人の素性とはいったい・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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花街ヒイロヲのあらすじは?
吉原、客の男がお目当ての黒羽に自分のモノになれと口説きます。
身請けできる金は用意できないものの
足抜けの手伝いならと誘いますが
黒羽は逃げ出すことはできないと断ります。
すると客は刃物を手に心中してくれと襲いかかり
ひらりと交わした黒羽ですがそのため勢いづいてしまった客が
隣の部屋の襖を壊してしまいます。
隣では別の女郎が客の相手をしていました。
客に手を出すことができない黒羽はひたすら逃げますが
それを追う客との騒ぎで店の中は騒然となります。
花街ヒイロヲ
そんな黒羽が入った部屋では白金が客と
ひとつの床に入ろうとしているときでした。
状況を察知した白金は一撃で刃物を持った客の動きを封じます。
いいところを邪魔してしまった黒羽はお詫びにと
お客のお嬢さんに自分も相手をしようかと持ち掛けるのです。
しかしお嬢さんは斑屋名物の男花魁である黒羽と白金に
同時に会えたことに嬉しさを感じるのでした。
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花街ヒイロヲのネタバレとその後の展開は?
昨夜の出来事に対しお咎めなしとなった
黒羽と白金の2人ですが
遊女たちはその結果に納得できないでいます。
楼主のお気に入りというだけでというのが本音のようで
さらに男花魁のなにがいいのかと
彼たちを買う客の心理に納得もできないようです。
女郎たちの不満を知ってか知らずか黒羽と白金は
タコ寿司を食べながら昨夜の事件を振り返ります。
普段は穏やかな性格で心中などの
騒ぎを起こすような人ではない・・・。
となれば「種憑き」なのではないかと結論付け
今夜あたり狐になるかと白金に持ち掛ける黒羽。
しかし反応はイマイチでさらに黒羽の散財に苦言
廓を出る気はないのかと問います。
廓を出たくない遊女はいないと答えた黒羽
地獄で死ぬのはご免だと返します。
その晩、斑屋では黒羽への指名が後を絶ちません。
男のくせにと悔しがる女郎・・・
その時、黒羽を大嘘つき呼ばわりする声があがります。
花街ヒイロヲ
黒羽の馴染みのお客でしたが酒に酔っているのか
殺されかけたと暴言を吐き
その言葉に黒羽を指名した客が引いていきます。
客を取れなかった黒羽がひとり店の外に
出ようとしたところで白金が声をかけます。
2人が向かった先には先ほど黒羽に
暴言を吐いた男が道の上で転がっていました。
男の口から芽が出てそれが瞬く間に育ち大きな花を咲かせます。
その花の名は「花傀儡」――。
黒羽と小金は狐の力を借り変化すると
人間以上の能力を発揮して果敢に花傀儡に挑んでいきます。
ところが黒羽に固執していた人の念が黒羽を捉えたことで暴走。
思いの丈をぶつけられた黒羽は情男の手にかかって
死ねるなら本望だと返すと攻めの力が弱まりその隙をついて
必殺技が繰り出され花傀儡を退治することに成功。
再び斑屋は活気に満ちた夜を迎えます。
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花街ヒイロヲの感想は?
吉原に遊女と男花魁が存在するという珍しい設定に加え憑きもの系の退治
さらに狐の力で変化までするという複数の要素が1つの作品に入った
とてもお得な内容となっております。
一応、青年コミックの部類なのですが
内容は女性向けではないでしょうか。
男同士で・・・という描写もあるので苦手な方はご注意!
花街ヒイロヲ
花魁ものですが軸は憑きもの退治ではないかと思います。
吉原ものだと遊女のもの悲しい展開などがありがちですが
そういった方面を掘り下げていないので
花魁・遊女などはちょっとと敬遠していた方でも
楽しく読み進められるかと思います。
憑きもの退治系が好きな方でしたら
どんな憑きものでどんな退治の仕方があって・・・
などきっと楽しめるのではと思います。
絵が綺麗で美形の主人公。
その主人公には何やら人には言えないワケ有のようですので
そういったものがお好きな方にも
十分楽しんでいただける作品かと思います。
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