吉野マリ先生の作品の桃色ヘヴン!
地味で大人しい女子高生・桃子のその裏の顔は官能諸説作家!
売れっ子の官能小説作家だった父親が亡くなり病気の母親
小学生の弟を抱えた家計を支えるために
ゴーストライターとして活躍をし始めた桃子。
男性経験どころかデートもしたことがない桃子が
官能小説かとして働いていることは誰にも内緒のはずだった。
しかしひょんなことがきっかけでモデルとして活躍をしている
同じ学年の蘭丸にその秘密がばれてしまい
桃子は彼の奴隷にされてしまって――・・・?
恋に奥手の桃子と女性にモテモテの蘭丸
2人の関係はどうなっていくの??
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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桃色ヘヴンのあらすじは?
官能小説家を父親に持つ女子高生の桃子。
父親が亡くなってしまい
病気がちの母親と小学生の弟を支えるために
一家の大黒柱になることを決意した桃子。
父親は生前から桃子の文才を見ぬいており
出版社の人から頼まれる形で
ゴーストライターとして活躍することに。
しかし桃子の父親は官能小説家。
地味で奥手で男友達すらまともにいない桃子ですが
妄想だけで書き始めた官能小説も徐々に軌道に乗り始め
何とか生活を維持することができています。
高校生活と執筆活動の二足のわらじを履きこなしている桃子ですが
まさか官能小説を書いているなんて誰にもばれてはいけない。
桃色ヘヴン!
そんな彼女が通う高校に女性顔負けの
イケメンモデル蘭丸が転校してきました。
自分とは縁がない世界の人だと思っていたのですが
ある時蘭丸と保健室の先生というシチュエーションで書いた
妄想小説が本人の目に留まってしまうのでした。
そしてその作者が桃子であることを突き止められ
秘密をばらされたくない代わりに
奴隷になることを強要されてしまう桃子。
そんな蘭丸からのミッションは甘い卵焼きが入った
お弁当を作って欲しいというもの。
学年一の美少女から学校の先生までありとあらゆる女性を
虜にしてきた蘭丸と地味で目立たない桃子。
全く違う世界に住んでいるはずだった
2人の人生が今交錯する――!
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桃色ヘヴンのネタバレとその後の展開は?
ある有名人の妾の子として産まれた蘭丸は
容姿端麗でありながらも家庭の温かさとは無縁の男子。
女性に困ったことがない彼でしたが
桃子のようなタイプの女の子に初めて出会います。
家族のために一生懸命働き蘭丸の奴隷としてですが
美味しい卵焼きを作ってくれる。
弟のために体調不良を押しながらも自転車で迎えに行き
母親の入院費を稼ぐために無理やり官能小説を書く。
その一生懸命な姿はそれまで蘭丸が出会ってきた
どんな女性とも違う物だったのです。
一方、桃子は家族の大黒柱となるべく
青春を捨てることを誓っていました。
勉強と小説家としての執筆活動
そして入院している母親の代わりに家事をこなすこと以外に
彼女には時間がないのです。
桃色ヘヴン!
そんな彼女が出会った天使のような綺麗な男の子・蘭丸。
彼の言動に振り回されながらも
徐々に彼のペースに巻き込まれて――?
一方の蘭丸もそれまで相手にしたことがない
純粋な桃子と時間を過ごす中で
徐々に桃子のことが気になり始めて・・・。
桃子のことを狙う小説家が現れたり蘭丸の元彼女が現れたりと
波乱万丈なトラブルを乗り越えていく2人。
お互いのことを分かり合えるようになった2人ですが
果たしてその恋愛の行方はどうなっていくのか?
地味系女子とイケメン男子の純愛ストーリーから目が離せない。
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桃色ヘヴンの感想は?
主人公が官能小説作家という面白い設定の本作。
女ったらしの男の子も出てくるとなったら
エロエロ話が全開なのかと思いきや
その心理描写が丁寧に描かれている素敵な作品でした。
妄想ばかり盛んな奥手女子・桃子と
行動ばかりが派手で実は純粋な男子蘭丸。
桃色ヘヴン!
その心にお互いが触れるエロだけではなく
本当にわかりあえる安心しきった関係が結ばれていく様子が
見事に描き出されている作品でした。
そして奴隷とご主人様だった2人の関係が
様々な困難を乗り越えながら徐々に変化していく
そのストーリー展開も読んでいて
ほっこりするところもあればハラハラするところもあり
あっという間に読み終わってしまい不思議な読後感です。
幅広い年代の人に支持されるように感じる一冊でした。
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