南波あつこ先生の作品の青Ao-Natsu夏。
青春は一瞬、だから運命の出会いを待って何が悪いの?
運命的な出会いを求めて
恋愛を大切にしてきた主人公の理緒。
いつの間にか高校生になってしまったけれど
それでも運命の出会いはきっとある!
両親の仕事の都合で夏休みの間中
田舎の祖母の家で弟と2人過ごすことになった理緒だが
そこで出会ったのは確かに私の運命の相手だった。
甘酸っぱい一夏の恋の行方から目が離せない!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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青Ao-Natsu夏のあらすじは?
主人公理緒が通う高校は周りの高校からは
美人が多く清楚な生徒が多いと言われている女子高校。
男子と関わる機会が少ない環境で
生活をしていることが影響しているのか
理緒はまだ恋を知らない女の子。
少女漫画のような運命的な出会いに
憧れている理緒でしたが友達に誘われて参加した
合コンで出会った男の子たちは
理想の男の子たちとは程遠い存在でした。
これが現実かと思いながらも
運命的な出会いを期待している理緒。
そんな彼女の高校生活の初めての夏休みは
仕事で家を空ける両親の都合によって中学1年生の弟と
2人で田舎の祖母の家で過ごすこととなったのです。
大好きな友人と離れて過ごさなければいけない夏休みは
思いがけない運命が動く夏休みの始まりでした。
青Ao-Natsu夏
祖母は田舎で蕎麦屋を営んでいましたが
そこは本当に何もない田舎・・・。
しかし自然が豊かであり虫や魚
綺麗な花々がたくさんあるその場所を
理緒は少しずつ好きになっていく。
田舎に到着した1日目、理緒はある男の子と出会います。
酒屋の息子であるその子は2つ年上の吟蔵。
理緒の祖母のことをとても大切に思ってくれている吟蔵は
理緒のことを祖母をほったらかしにしている
悪い奴だと思い込んでつっけんどんな態度をとってきます。
吟蔵の働く姿や屈託のない笑顔に
最初は好意的な印象を持っていましたが
祖母のことで攻撃的になる姿や
まるで自分よりも孫のように振る舞っている
その様子に苛立ちを感じ
理緒は何かと吟蔵と衝突するように・・・。
波乱万丈の予感で始まったこの夏休みは
一体どんな運命に繋がっているの?
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青Ao-Natsu夏のネタバレとその後の展開は?
祖母をほかっておいたわけではない。
そんな誤解が解けた理緒と吟蔵は
少しずつその距離が近くなっていく――・・・。
自然を愛し田舎の風景一つ一つに
心からの笑顔を見せる理緒の姿に
少しずつ心惹かれ始める吟蔵。
また理緒も吟蔵のさりげない優しさや気遣いに
都会の男の子では経験できない魅力を感じるように。
もしかしたらこれが運命の相手かもしれない。
そう思い始めた彼女に田舎特有の習慣が立ちはだかります。
イラストに興味があるのに実家を継ぐことを
余儀なくされている吟蔵。
そうなることが自然だからと吟蔵には
公認の婚約者まで存在しています。
その流れに従うことが田舎を守るためのルール。
青Ao-Natsu夏
しかし自分の気持ちを抑えることが出来ない理緒は
思わず吟蔵に告白をしてしまうのです。
それでもなお吟蔵が大切にしようとしていたのは
自分が生まれ育った田舎での生活でした。
この暮らしを守ることが自分の役割だから
田舎を離れることはできない
だから理緒と付き合う事は出来ないと・・・。
分かっているけど一度はあきらめかけた恋の灯りを
簡単に消すことなんてできない
だってそれが運命なんだから――・・・。
その真っ直ぐな理緒の思いに揺り動かされ
色々な困難を乗り越えながら2人は
一夏限りの恋人になることを誓います。
短い夏の恋は本当にこのまま終わってしまうの?
2人の恋の行方に注目です!
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青Ao-Natsu夏の感想は?
運命の恋を期待し続けて何が悪いと思いながら
読み進めていった本作は爽快な気持ちで
読むことが出来る青春ストーリーでした。
初々しい2人が少しずつ近寄っていくその様子が
手に取るように伝わってくるこのお話。
青Ao-Natsu夏
住むところや守るものが異なる2人の世界を
どのようにすり合わせていくのかというところに
大きな読み応えがあるように感じます。
その流れが豊かな自然の中で表現されており
昔の純粋だった恋心を彷彿とさせてくれました。
元気をもらいたいときにお勧めしたい作品です。
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