高橋美由紀先生の作品の9番目のムサシ。
地球の秩序を陰から守り暗躍する「闇の国連」こと
アルティメット・ブルー、通称「UB」。
コードナンバー「一桁」と呼ばれる精鋭の1人であるムサシは
今日も日常に潜む闇から人々を守るべく、躍を続けています。
これは1人の若者の愛と戦いの物語。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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9番目のムサシのあらすじは？
平凡な学園生活を送る少年少女たち。
友達と笑ってなんとも言えない距離感の幼馴染と
毎日憎まれ口をたたいてそこそこ楽しい学校生活を送る・・・。
世の中の女子高生の大半が同じような生活を
送っている日本で弥生もそんな生活が当然のように続くと
信じて疑わなかった少女の1人でした。
そんなある日、彼女のクラスに一人の転校生がやってきます。
同じ高校生徒は思えない鋭利な気配を纏った
その転校生は制服も着用せずぼさぼさの髪で
クラスに溶け込もうとすらしません。
転校初日に身形や態度にケチをつけてきた
弥生のことをずっと黙って見つめているだけ。
9番目のムサシ
命が惜しかったら窓の傍へはいくな謎のクラスメイトこと
篠塚高はそれだけ告げ教室から立ち去っていきます。
変人、オタク、気色が悪いやつ・・・
突然わけのわからない言葉を言われ憤る弥生。
しかし彼女の身の回りで異変が起こり始めるのは
そんな忠告から幾ばくも建たないうちでした。
学校で明らかに弥生を狙ってきた発砲事件の発生
つっこんできた黒塗りの車。
明らかに誰かが自分を殺そうとしていると悟った弥生は
篠塚の口から告げられた自分が命を狙われているという言葉を
もう疑うことはできませんでした。
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9番目のムサシのネタバレとその後の展開は？
篠塚ことコードネームNo9、ムサシの活躍により
平凡な日常を取り戻した弥生。
最後に男だと思っていた篠塚から自分の性別が
女であることを告げられ彼女は弥生たちの学校からも
町からも立ち去っていきます。
16才でおまけに女ながらも彼女はどの国にも
どの人間にも属さない陰の機関、闇の国連UBの一員でした。
おまけに数多いるUBの中でも世界を動かす
9人に数えられているコードナンバー「一桁」の
最後の人間だったのです。
10歳の頃にすでに陰の世界に身を置いていたNo9。
9番目のムサシ
彼女は勿論ですが所属する組織UBの全貌も
他のメンバーの素性も全てが謎に包まれています。
銃撃戦があった地下街でも翌日には
何事もなかったかのように復興されている。
何もないはずの過疎地丸々1つをUBのメンバーのみで
構成された町に変えてしまうなどそのやり方は大胆で大味ながらも
決して正体を悟らせないという不気味さがありました。
彼女とそしてUBと関わった人間は一般人であろうと
地位のある人物であろうと決まって
ものすごい世界があるものだと最後には呟きます。
苛烈な陰の世界で任務遂行のため機械として自らを稼働させるNo9
しかし彼女はやがて1人の少年と出会い愛を知ることに・・・。
少女がはじめて得ることとなった年相応の愛情や感情。
ロボットのようだった彼女に感情が宿ったことは
本人、そしてUBにとって
よいことだったのか、その逆なのか――。
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9番目のムサシの感想は？
表紙を見て女主人公ものかなと思い読みはじめたら男で
ややがっかりしながらも面白かったので読み進めると
やっぱり女でしたというパターンでした。(笑)
ただそのくらいキャラクターの描き方や言葉選びが絶妙です。
やや古めの作品なので絵は古いなと
感じるところはありますが画力の高さが素晴らしいです。
美人の男にも見えるけど女にも見える
周囲の反応からして序盤は本当に男だと思いました。
No9や彼女が所属するUBの概要が
しばらくは全然わからないので
読んでいて非常にワクワクさせられます。
9番目のムサシ
後々長めのストーリーがはいってきますが
しばらくは1話完結式のストーリーが
コミックスにいくつかはいっている形なので
サクサク読むことができます。
完全に序盤は各話のゲストキャラクターと
読み手が同調するような感じです。
主人公がNo9なので彼女視点で描かれそうなものですが
視点はあくまでゲストキャラクターたち。
なのでNo9はもちろんUBという組織のことも
読者はわからないまま進んでいきます。
それでも面白いと思える魅力のある作品です。
最初は無感情な機会だったNo9が
恋や愛を覚えてどうなっていくのか・・・。
アクションシーンは勿論その方面にも
注目しながら読んでいただきたいです。
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