左近堂絵里先生の作品の桃組プラス戦記。
究極の不幸体質である少年・祐喜は
その体質のせいでずっと1人で生きてきました。
しかし転校先のマンモス学校・愛譚学園で判明したのは
自分が桃太郎の生まれ変わりだということでした。
昔倒した鬼の呪いで不幸になっているという祐喜の運命は!?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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桃組プラス戦記のあらすじは?
桃園祐喜、16才。
不動産屋のミスで隣町に転居し通学にかかる時間は一時間半。
おまけに転校初日から痴漢に間違われ
そのうえ電車は脱線事故で大遅刻。
幼いころから見事なまでなトラブル吸引体質である祐喜は
その体質のせいで今まで住んでいた村では疫病神扱い。
ずっと1人で生きてきた祐喜はこの日
大きなマンモス校である愛譚学園に転校してきました。
しかしだからといって何が変わるというわけでもなく
廊下を歩いているといきなりガラスが割れてしまいます。
いつもと違ったのはそんな彼のことを
身を挺して1人の少女が庇ったことでした。
祐喜のことをわが君と呼ぶ雉乃木雪代という名の不思議な少女。
桃組プラス戦記
その後、同じように自分のことを呼ぶ高猿寺咲羽と
犬飼雅彦とも出会うことになります。
祐喜のことを守るために来たと言って傅く3人。
誰のことも見覚えはなくいきなり傅かれる理由も
わからない祐喜でしたがただその光景だけは
当たり前のように感じられました。
そして3名の口から語られたのは自分が桃太郎
そして彼らはそのおともであった
猿、雉、犬の生まれ変わりだということでした。
あまりに非現実的な出来事に信じられないという祐喜。
しかし彼に災厄が降りかかる度に浮かび上がる左手のあざ・・・
鬼の呪いによってつけられたそのあざがなによりの証拠でした。
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桃組プラス戦記のネタバレとその後の展開は?
自分が桃太郎の生まれ変わりであることを知ってしまった祐喜。
おまけに彼は18歳までに自分を呪った鬼を
倒さなければ死んでしまうというではありませんか。
雪代と咲羽、雅彦はそんな祐喜を守り
鬼退治を手助けする存在です。
幸い学園内にいた鬼はすぐに見つかり
半信半疑だった祐喜も
出会った瞬間の悪寒から本当に呪いはあって
鬼はいるのだと信じるようになります。
あくまで従者として付き従おうとする雪代たちに
もやもやとした気持ちを抱きながらも
友達になりたいという言葉は口にはできない祐喜。
それほどまでに彼は自分の不幸体質のせいで
辛い思いをこれまでしてきたのです。
桃組プラス戦記
泣いた赤鬼のモデルとなった鬼の生まれ変わり・紅は
幸いにもその物語の通り優しく人のことが好きな鬼だったため
大きなトラブルになることなく祐喜の呪いを解いてくれます。
しかし紅の口から告げられたのはまだ1人目という言葉。
そう、桃太郎が退治した鬼は1人ではないため
呪いも複数の鬼からかけられていた状態だったのです。
鬼は全員この学園内にいる・・・
かくして祐喜は愛譚学園
再び鬼退治をすることになるのです。
続々と現れる昔話やおとぎ話の人物の生まれ変わりたち。
ここ愛譚学園はそういったものたちが集まる
学園だということも後に判明していきます。
緑の鬼までを順調に攻略していった祐喜でしたが
倒すべき鬼がいったい何人いるのかということすら
わからないまま学園生活は続いていきます。
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桃組プラス戦記の感想は?
数年前に序盤を読んで面白かった記憶があるんですが
あまりにも発刊ペースが遅いのでしばらく読んでいなく
気づいたら16巻まで出ていたんですね。(笑)
日本人になじみが深い童話をテーマにした
学園アクションとファンタジーが
入り混じったような内容となっています。
桃太郎や泣いた赤鬼などメジャーな昔話も多いんですが
よく知らないなというのも段々出てくるようになります。
ですがちゃんと作中でざっくりとした説明はありますし
本作がきっかけでいくつか読んだ童話もあります。
あと学園には国際科があるためシンデレラなどの
海外の童話の生まれ変わりも存在します。
桃組プラス戦記
そのまんま生まれ変わるのではなく性別が反転していたり
しかし特徴は受け継いでいたりと中々面白いことになっています。
物語の数だけキャラクターが存在するので
出てくる人数としてはかなり多いですが
みんな個性豊かでかわいいです。
コメディチックな面も多いですが
たまにシリアスな雰囲気が挟まったりと
ストーリー全体のメリハリもあって
すらすら読めてしまいます。
発刊ペースが遅いのと月刊Asukaの作品は
連載休止(実質連載終了)になってしまうものが多いので
その点だけが不安ですね・・・!
きれいに最後までオチがついてくれることを祈ります。
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