唐々煙先生の作品のシニガミ×ドクター。
満暦252年、この世界から植物が消えてしまった時代。
この世にある花はただ1つ、人に巣くい
その命と引き替えに花を咲かせる「死神の花」。
そんな死神に立ち向かうのは花の駆除を生業としている
専門の国家医療団「極楽苑」のドクターたちでした。
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シニガミ×ドクターのあらすじは?
満暦252年、植物が消滅し土が荒廃するこの時代は
「花が人を襲う」時代となっていました。
土地の荒廃と共に萬栄し始めた謎の病
人に巣食い苗床の命と引き換えに花を咲かせるそれを
人々は「死神の花」と呼んでいました。
そんなこの世に唯一ある花の治療
時に駆除を行っているのが
国家医療団「極楽苑」のドクター達でした。
人をシニガミから救うために存在している「極楽苑」のドクター
そこの派遣組第一班の班長・一之瀬宗馬もその一員でした。
情熱はあるものの空回り気味な彼と助手のヒヨは
出張依頼もまともに入らず成績は最下位という現状です。
この世からは植物が消え普通に暮らす人々は
「花」という言葉すら知らない世界。
シニガミ×ドクター
大気汚染、土地の荒廃で大地からは草花が絶滅してから
もう100年以上たっていたのです。
栄養はサプリで鑑賞物はホログラムで構成されている世界
この時代に植物はもう必要のないものとなっています。
患者を救うことを第一に考えている熱血漢な部分はあるものの
どこか影を落としているような雰囲気もある宗馬。
日夜奔走する彼ですが実は祖父が極楽苑の院長であり
その祖父から溺愛されているため
周囲からは日頃の言動も祟ってやっかまれています。
祖父のコネ、贔屓で班長に就いていると
さんざん言われている宗馬ですが
それでも彼は歩みを止めることはしません。
それはどこか執念のような物すら感じるほどでした。
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シニガミ×ドクターのネタバレごその後の展開は?
周囲から厄介者扱いされているため
宗馬が基本的にかかわるのは自分の助手であるヒヨと
堅物のお目付役の北城のみです。
程よく愉快に程よくギスギスしたスリーマンセルで
日夜「死神の花」と戦う派遣組第一班。
最初は上司に無理やり派遣組に転属されてきた
という背景もあって北城は宗馬のことを
まるで信用していませんでした。
しかし彼の患者との向き合い方などを見ているうちに
少しずつチームらしくなっていきます。
そんなある日、宗馬の祖父でもある
極楽苑の院長が何者かに刺されてしまいます。
おまけに宗馬をみたという目撃談まであり
極楽苑はパニックに・・・。
第一班は出張中だったためそんなことはあり得ません。
電話でそのことを聞いた北城は誰かが宗馬を
陥れようとしているのだろうと告げられます。
シニガミ×ドクター
そうして少しずつ明らかになっていく宗馬の過去。
彼の父親もまた宗馬と同じドクターであり
そのうえとても優秀な人物でした。
いつか父のようになるのだと幼い宗馬は思っていましたが
父親はそれは無理だと告げます。
そんなある日、事件は起こります。
極楽苑にある透明の筒。
そこに入っていた1人のドクターに
幼い宗馬は助けを求められます。
悪気も悪意もなく彼は言われるがまま
そのドクターが入っている筒の扉を開けてしまいました。
それがとんでもない悲劇の幕開けになるとも知らずに・・・。
なぜ父親は宗馬にドクターにはなれないといったのか
そして「死神の花」に対抗する
力を持つドクターたちの秘密とは――・・・。
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シニガミ×ドクターの感想は?
「曇天に笑う」の作者である唐々煙先生の作品です。
こちらの物語の舞台は近未来ということで
「曇天に笑う」とは少し系統が異なります。
でしが唐々煙先生独特の世界観や絵の美しさ
そして細かな心理描写が
良くいかされている作品だったと思います。
植物が失われた世界の中で唯一人が
「花」を目にすることができるのは
それが人に寄生し開花した時だけ・・・
というなんとも美しくも
悲しい世界設定がたまりませんでした。
人々が「花」という言葉に全然しっくり来ていない感じが
なんともぞわぞわしますね。
シニガミ×ドクター
当たり前に自分たちの周りにあるものが
失われた世界の描き方が秀逸です。
人に花が寄生するということで
グロテスクなイメージをもつかもしれませんが
そこまでグロさはなかったように感じます。
しかしそれが狙いなのかなとも感じました。
おどろおどろしい感じにしてしまうと
駆逐すべき敵だと刷り込まれてしまうものですが
本作に出てくる花はどこか不気味ですが
美しさもあるため切ない気分にさせられます。
かなり作り込まれた世界観で
面白くなりそうだなと思ったんですが
なんとこちら全3巻で完結しているようで・・・。
まだ広げられそうな世界観だったので
是非続きが読みたいところですね。
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