浅田弘幸先生の作品のテガミバチ。
「こころ」が込められた「テガミ」を届ける「テガミバチ」。
少年・・・ラグ・シーイングはある日
その「テガミ」として投函されます。
投函者は彼の母・・・。
母が自分を捨てるわけがないと泣き喚くラグを
運ぶことになったのはテガミバチのゴーシュでした。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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テガミバチのあらすじは?
アンバーグラウンドという夜が明けることのない星がありました。
首都を照らす人工太陽の光は届かない暗く危険な地域・・・
そこを旅する国家公務が存在しています。
人々が彼らに託すのは「こころ」。
そう、彼らの仕事はこころが込められた
テガミを「届ける」ことなのです。
人工太陽の灯る首都アカツキに母親を連れていかれ
その母親から「テガミ」として出されてしまった少年・ラグ。
彼は自分を届けるテガミバチ、ゴーシュと出会い
テガミとして知り合いのおばさんが住む街へと
届けられることになります。
テガミバチ
自身の配達を頼んだのが母親だということに
ショックを受けるラグは
配達の最中泣いたりゴーシュの武器である
銃を奪ったりと彼を困らせてばかり。
その中でも絆を深めていく二人でしたが
首都であるアカツキに自分も連れて行ってほしいという
ラグをゴーシュが突き放したことにより
二人は喧嘩のようになってしまいます。
しかしその後ピンチに陥ったラグをゴーシュが身体を張って助け
そのゴーシュを次はラグが助けたことにより二人の仲は修復。
無事配達をされたラグは昔近所に住んでいた
おばさんの元で世話になることに。
配達を終え自分を「テガミ」ではなく
友達だと読んでくれたゴーシュに
自分もいつかテガミバチになりたいと告げながら
ラグは彼とさよならをします。
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テガミバチのネタバレとその後の展開は?
ラグがゴーシュにより配達されてから5年。
有言実行した彼はテガミバチの採用試験に合格し
この日、街を旅立つことになっていました。
おかあさんにゴーシュに会うためにあの光の元へ行く・・・
ラグはその決意を固めその第一歩を踏み出そうとしていたのです。
しかし採用試験に向かう最中
ラグは「テガミ」として出されたものの
不備として廃棄になる直前の少女と出会います。
その子を放っておけないと彼女を届けようとするラグは
彼女に「ニッチ」という名前とパンツをあげます。
その後ニッチが特別な戦闘力を持つ種族であることが判明。
テガミバチ
色々あった後にニッチはラグを
特別な人間として認めることになります。
おまえが「さよなら」に悲しむのであれば
ニッチはラグのそばにいる・・・そう告げるニッチ。
二人は晴れて相棒となり面接を受けるために
ユウサリへと向かいます。
その道中でテガミバチとなった義理の兄を嫌う少女と出会ったり
その本当の想いを伝えたりと活躍をしながら
採用のための面接へとこぎつけたラグとニッチ。
波乱はありながらも無事に採用試験を終えることができたラグ。
さらにその配達の速さから審査監視員のザジからも
一目置かれますが彼の口から出てきた言葉は
ゴーシュ・スエードが今は
テガミバチではないという言葉で・・・。
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テガミバチの感想は?
月刊少年ジャンプで連載されていた「テガミバチ」。
アニメ化もされていたので
知っている人も多いのではないでしょうか。
全20巻で丁度一年前に完結していたことを知って
今回改めてまとめて読んでみました。
ファンタジーチックな世界観で織りなされる
バトルはもちろんですがなんといっても
本作の魅力はヒューマンドラマでしょう。
テガミを配達するにあたって戦闘もありますが
あくまでヒューマンドラマに重きを置いているため
ジャンプ作品にしては戦闘などの描写は少なめです。
テガミバチ
序盤は比較的短いお話が続いている感じですが
段々とラグの秘密、ゴーシュの秘密
ひいてはこの世界の謎や闇といった大きなものに
ラグたちが立ち向かっていくことになります。
いわゆるご都合主義展開や主人公の
パワーバランスが崩壊することなく
最後まで素敵な世界観で描かれています。
途中かなり切ない展開になり最後も
美しくもどこか悲しいラストとなっています。
主人公とヒロインがどちらも小さいもの同士なので
恋愛描写も過度なものではなく幼い兄と妹のような感じで
二人のやりとりはかわいくてほっこりさせられます。
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