鈴木小波先生の作品のホクサイと飯さえあれば。
大学進学とともに1人暮らしを始めることになった主人公ブンと
その愛するぬいぐるみであるホクサイ。
いろいろな経験をしていく中で
アイディアいっぱいの美味しいご飯を作っていく
インドア×グルメストーリー!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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ホクサイと飯さえあればのあらすじは?
「はい、ブンちゃん」
そういって渡されたのはお父さんの
渾身の力作であるラメ加工された表札。
ブンこと主人公・山田文子はこの春から大学に進学するため
東京の北千住で一人暮らしを始めることになりました。
お父さんから渡された表札はその新居祝いです。
寂しいよーと嘆くお父さんを押しのけ
お母さんがお米の袋をブンに渡してくれました。
お母さんのブンらしくねという言葉を最後に
ブンはバッチリメイクにピカピカ春コート
7センチヒールをバッチリ決めて
3月15日午前11時に東京都北千住へと到着しました。
北千住を散策しているとふとブンの鼻に
いい臭いが漂ってきました。
臭いをたどって着いた場所、それは総菜屋さんでした。
あまりに美味しそうなのでホカホカのメンチカツ2つと
きんぴらごぼうにそしてコーラを購入したブン。
次はオシャレスイーツを・・・そう思ったその時
ブンの手提げカバンの中にいる
黒いうさぎのぬいぐるみ、ホクサイが言います。
「引越し業者が来るでござる。
それに狂うでござるぞ、新居飯計画が」
もちろん本当に喋るわけではなくブンの独り言なのですが・・・。
新居は駅から徒歩15分。
入り組んだ路地の先にある一軒家で
二階建て築45年、家賃は破格の5万円。
ここまで破格な理由は家の隣が墓地だから・・・
それをブンは閑静な住宅街だとポジティブに捉えていました。
ホクサイと飯さえあれば
入り口にお父さんからもらった表札を置くかどうかは
とりあえず保留にし中へと入るブン。
室内はリフォーム済みでとても綺麗で
水道やガスも開通しており
あとは引越し業者を待つのみです。
台所に立ったブンはそろそろ始めようかと
新居飯計画をと持ってきた食材を取り出します。
ブンの言う新居飯計画とは12:00に到着する引越し業者から
まず始めに炊飯器を受け取りすぐに炊飯。
そして1時の引越し完了と共に
新居初のご飯を食べようというものです。
1人暮らし最初の日。
キレイな格好でちゃんとして美味しいものを
食べなきゃねと意気込むブンなのでした。
そこへ引越し業者からの電話がなり事故により渋滞していて
1時間から2時間遅れると言う引越し業者。
新居飯計画が早くも狂ってしまったブンは
炊飯器を買いに行こうとしますが・・・
ホクサイに早まるなと止められます。
とりあえず先ほど勢いで買ったコーラを飲んで落ち着くでござる・・・
とホクサイに言われコーラを手に取るブン。
ところが手を滑らせてコーラを落としてしまい
コーラはあたりに飛び散ってしまいました。
急いで飛び散ったコーラを掃除するブン。
何もかもが上手くいかなかった上に雨まで降ってきました。
大切な新居飯計画が狂ってしまい
何もかも上手くいかないブンが思いついた秘策とは・・・?
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ホクサイと飯さえあればのネタバレとその後の展開は?
あまりの上手くいかなさに落ち込むブンは
もう帰りたくなっていまさした。
落ち込んでいても浮かんでくるのはご飯のことばかりで
そもそも鍋があればご飯が炊けるのに・・・鍋もありません。
そんな時に浮かんできたお母さんの
ブンならなんとかなるでしょという言葉。
なんとかって何・・・泣きそうになったその瞬間
目に入ったのはコーラの空き缶でした。
「なんとかなるかも。」
そう呟き髪を結んで準備をするとさあご飯を炊こうと
ブンが思いついたのは『空き缶ご飯』。
キレイに洗った空き缶を真ん中で半分に切り
あらかじめ研いでおいたお米半合を空き缶に入れます。
そして升半分の水をそこにいれバーナーの上に
ジャストフィットした空き缶にフタをして火にかける・・・。
そこで気づいたのがフタがないということ。
悩んだ末に見つけたのはお父さんが作ってくれた表札で
表札を空き缶の上に乗せてフタにし15分間火にかけます。
そんなことをしている間に表には引越し業者がやってきていて
チャイムを押しても返事がないため中に入る引越し業者の人。
そこには不思議な舞を踊るブンがいました。
ホクサイと飯さえあれば
引越し業者に全く気づかないブン。
香ばしい臭いがしてきた空き缶ご飯の火を止め
メンチカツをグリルに入れてカリカリに・・・
の独り言を呟きます。
20分間ご飯を蒸らすのを待ちきれなかったブンは
表札のフタを開けました。
するといい感じにホカホカに炊き上がったご飯が・・・。
自画自賛をして写真を撮りまくったあげく
引越し業者の人も巻き込んで自撮り・・・。
ついついノッてしまった引越し業者の人は我に帰り
荷物を運ぶ場所を支持してくださいとブンに言いますが
炊きたてご飯を前にあまりにも悲しそうな表情をするブンを見て
先にご飯を食べてもらうことにしました。
「いただきます。」
ものすごく嬉しそうな笑顔でご飯とメンチカツを食べるブン。
炊きたてのホカホカご飯に
アツアツカリカリのメンチカツはもう最高で・・・。
メンチカツをご飯の上に乗せてご飯にソースが染み込む・・・
あまりの美味しさにペロリと平らげてしまいました。
こうしてブンの新居飯計画は狂ったものの大成功を収めたのです。
いよいよ新居での暮らしが始まったブンは
ホクサイと美味しいご飯とともに大学生活を満喫できるのか・・・?!
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ホクサイと飯さえあればの感想は?
うさぎのような人形ホクサイと
美味しいご飯を作って食べることが生きがいのブン。
この作品は以前連載していた「ホクサイと飯」の続きとして
8年後から始まる物語です。
以前の連載は掲載されていた雑誌の休刊に伴って
打ち切りとなってしまいましたが
その面白さから惜しまれ満を辞して復活したのです。
可愛らしい絵柄で描かれるホクサイとブンの生活。
ホクサイと飯さえあれば
作品の中で作られるご飯はいずれも実際に作ることができるもので
これを読んで実際に作ってみるのも楽しそうです。
そして登場するご飯があまりにも美味しそうなので
ついお腹がすいてしまう作品ですね。
コミカルな内容が好きな人にオススメでホクサイとブンの
1人芝居?のようなものがところどころで入るのでクスッと笑えます。
そして何より料理が好きな人は
より楽しめるのではないでしょうか。
気になった方はぜひ一度読んでみてくださいね。
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