侠飯のネタバレと感想に無料試し読み！レシピ登場で自分でも再現

福澤徹三先生・原作、薩美佑先生・漫画の作品で
小説や実写ドラマと大人気の侠飯（おとこめし）。

 

三流大学の上、就職活動も軌道に乗らない
ダメダメ男の若水良太。

 

偶然にもやくざの闘争に巻き込まれた挙句
逃走中のヤクザの組長と強制的に同居することに。

 

俺の家だ！すぐに出て行ってくれ！
でもヤクザ相手に怖くて言えない・・・。

 

悶々とする良太ですがカマバター、リンゴチーズ、ネギ飯・・・
組長・柳刃の作るご飯が意外にも美味しくて・・・？！

 

 

ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。

 

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侠飯のあらすじは？

 

日々の生活にだるさを感じる大学4年生
若水良太は就職活動も絶賛難航中。

 

そんなある日、コンビニ帰りに
やくざの闘争に巻き込まれてしまいます。

 

絨毯にぐるぐる巻きにされて拉致される男
飛び交う銃弾、パトカーの音・・・。

 

良太は目撃者として殺されそうになりますが
片側のやくざに命を助けられます。

 

結果、その恩に報いるために無理やり自宅を
逃走の隠れ蓑として提供させられてしまいます。

 

そのやくざの名前は柳刃組組長・柳刃竜一。

 

そのやくざはガタイのいい身体
強面のキズ顔でありながら綺麗好き。

 

侠飯

 

散らかり放題の良太の部屋に入るや否や
あっという間に片付けてしまいます。

 

その上、冷蔵庫にあるわずかな食材だけで
立派なご飯を作ってしまいます。

 

オイルサーディンのレモン煮
カマボコと玉子のバター炒め「カマバター」
カマンベールチーズとリンゴのサンド「リンゴチーズ」
そしてネギの小口切りを醤油と一味で和えた丼「ネギ飯」。

 

終始無口だった柳刃組長ですが
料理のことになると饒舌になり
良太の素朴な疑問にも答えてくれます。

 

最初は逆らったら殺されるとう恐怖を感じていた良太も
食べさせてもらった料理に思わず顔が緩み・・・。

 

でも自分の家だったはずのこの部屋に
自分のマイルールを押し付けて居座る柳刃組長。

 

一刻も早く出て行って欲しい・・・
なんてことを恐ろしくて絶対言えない良太ですが？！

 

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侠飯のネタバレとその後の展開は？

 

勝手に買い替えられた炊飯器に巨大な冷蔵庫・・・
本格的に隠れ蓑の拠点にされる雰囲気に焦りが隠せない良太。

 

大体自分の家なのにどうしてこっちが
おどおどしないといけないのか！

 

腹は立ちますがどうしても怖くて言えません。

 

それに麻婆豆腐にベーコンエッグ、ステーキ・・・
組長・柳刃の作る料理はどれも美味しく
意地を張って食べないのはもったいない！

 

食べ物で懐柔されつつある良太の家を
突然警察官が職質で訪問！

 

ひやりとしますがその人はただの食いしん坊の警察官。

 

部屋から漂う匂いだけで良太をグルメと考え
以後、時々訪ねてくるようになります。

 

侠飯

 

柳刃が家にいるようになり良太の食生活や生活習慣は
強制的にですが徐々に健康的になっていきます。

 

何のために大学に行ってるのか？
自分探しとは何なのか？

 

努力次第で安物も高級品のようになる・・・
料理を通じて良太の就職活動や
男としての生き方の方向性を示します。

 

それに影響される中、良太は晴れて一社の内定を取ります。

 

でもその企業は実はブラック。

 

柳刃のアドバイス通り採用通知書と
雇用契約書を渡すよう求めたら
あっさり内定取り消しになって・・・。

 

落ち込んでいる良太の家を大学の友達3人が突撃訪問！

 

柳刃とその部下を料理人のおじさんと
苦しい紹介をして楽しい時を過ごした上
友達の1人・春菜が柳刃に好意を持ったらしく
それ以降、時々柳刃に会いに来ては
人生のアドバイスを求めにきます。

 

その後も海で焼そば、エアコン故障時にはハムカツとビール
そうめんは3種のつゆで・・・などなどと
普通の料理を飛び切り美味しく作ってくれる柳刃。

 

やくざの存在が普通になってきた良太のアパートに
ある日突然、別のやくざが柳刃を探しにやってきて――！

 

匿ってないだろうなと詰問される良太、どうする？！

 

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侠飯の感想は？

 

やくざのごはんというからにはどんなものか？！

 

そう思っていたらベーコンの油を回しかけながら作る
ベーコンエッグにバターたっぷりの明太子釜玉うどん・・・
何のことはないカロリー無視の普通の男メシです。

 

でも、おいしそうでぜひ試してみたい！となってしまうのが
悔しいようなうれしいような・・・？

 

しかも時には美味しくなるためには手間を惜しまない
買い物に行けない場合はあるもので何とかする・・・
そういう部分は男メシというより
お母さんの作る家庭料理の世界も展開していたりします。

 

また日本料理はもちろんイタリアンにシンガポール料理
Ｂ級グルメなど色々なジャンルをまんべんなく作っている
組長・柳刃はかなりすごい料理人です！

 

侠飯

 

そして本作は人生に行き詰った若者の
バイブルとしても素敵だなと思います。

 

やくざは喧嘩っ早くて頭が悪くて・・・
なんていうのは浅い考え。

 

柳刃だけとってみても酸いも甘いも
社会経験の何たるかを知り尽くしている印象があり
良太にかける言葉の全てに重みがあり納得させられます。

 

1人ご飯を作れるようになりたい！
人生の何たるかを人生の先輩・組長から聞きたい！
その姿を見届けたい！

 

そんな方にお勧めしますが・・・
夜寝る前に読むのは厳禁のヨダレ製造機の一冊です！

 

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