さだやす先生と深見真先生の作品の王様達のヴァイキング。
幼い頃はいじめられっ子、高校は中退
コンビニバイトさえもクビになりまくる・・・。
人としてダメダメな18歳の少年・是枝一希がもっている
唯一無二の武器、それはハッキングの技術でした。
そんな彼と投資家・坂井がタッグを組み
二人が描いていく未来とは・・・?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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王様達のヴァイキングのあらすじは?
風変わりな仕事中毒のエンジェル投資家・坂井は
自分が投資して起業した会社「ヘッジホッグ」からの連絡を受け
大きなパーティーをほっぽりだして仕事場に戻りました。
彼らに依頼をしていた消費者金融へのサイバー攻撃を
繰り返しているハッカーの痕跡を掴んだと連絡があったのです。
優秀な彼らでさえ苦労させる腕前のハッカー・・・
もとい犯罪者(クラッカー)。
本来金融会社側からの依頼でそのクラッカーを追っていた彼らでしたが
これだけ優秀な腕前を持っている連中であるならと
坂井はまず見てからその後を考えると会社を飛び出します。
しかし坂井がそこで出会ったのは
一匹の犬とどうみてもまだ未成年と思しき少年でした。
王様達のヴァイキング
おまけに少年はその場から逃げ出すわ
意思の疎通はとれないわという有様。
しかし金融会社14社へのクラッキングを
自分一人でやったという少年に坂井は興味を抱きます。
「ヘッジホッグ」の優秀なエンジニアたちが用意した問題。
並大抵の人間が解ける代物ではないそれを
少年は一瞬で看破してしまうのです。
意思疎通はろくにできない言動の全てが意味不明な社会不適合者・・・。
「お前の手を使って世界征服をしたい」
しかし確かな技術を持っている少年・是枝を
坂井は拾うことに決めます。
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王様達のヴァイキングのネタバレとその後の展開は?
坂井に拾われた是枝は「ヘッジホッグ」の面々も驚くほどの
腕前を持っていましたがその高すぎる能力が故に
あわや個人情報の流出という惨事を起こしかけます。
しかし坂井は端から彼を「ヘッジホッグ」の下につける気はなく
あくまで彼らと引き合わせたのは是枝に
自分が何をするべきか考えさせるためでした。
しかしこれまでクラッキングしか行ってこなかった是枝。
パソコン以外好きなものも欲も持たない彼は腕があっても
なにをはじめればいいのかわからずに苦悩します。
坂井もクラッキングを繰り返す是枝には
手を焼かされることとなりますが彼はそれを逆手にとり
「クラッキング会社をやれ」と提案。
初仕事としてサーバに不正侵入された
とあるゲーム会社に連れていきます。
そこで是枝が行った行為は「攻めて守る」こと。
王様達のヴァイキング
彼はそこで不正侵入してきた18台のマシンに自作ウイルスをばら撒き
見事その社の社員たちの首を守ることに成功します。
そこで貰った初めての謝礼とそしてお礼の言葉。
これまで壊すことしかしてこなかった是枝が
はじめて人が作り上げてきたものを壊してしまうかもしれない
恐怖に怯えながらも守り通した証でした。
仕事は航海と同じなのだと語る坂井。
そんな彼に是枝もパソコンがあってよかった
これが自分が生きていていい理由なのだとようやく気付きます。
そして是枝は力強く坂井に向け
自分の船に乗ってくれと告げるのでした。
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王様達のヴァイキングの感想は?
ハッキング、クラッキングがテーマの作品ということで
どことなく「BloodyMonday」を思い出す作品ですね。
主人公の是枝が後々警視庁のコンピュータ犯罪捜査官に採用され
「サイバーテロ対策特別研究チーム」に
配属されたりするところなんかも若干それっぽいなぁと。
中身は「BloodyMonday」のようにバイオテロと戦う云々という話ではなく
本格的なハッキングやクラッキングをメインに描いた作品になっています。
なのでパソコンの知識があまりない人は
読んでいて難しい部分もある気がします。
私は少しプログラミングの類を齧っていたのですが
それでも難しい・・・となる部分がありました。
ですがそういったシーン以外にも人間ドラマ的な要素も
強く描かれているのでコンピュータ関連に
疎いという人でも楽しめるかとは思います。
王様達のヴァイキング
一応用語の説明などはありますが
なるほどわからんとなる部分は多いです。(笑)
最初はおどおどとしておりダメ人間そのものだった是枝ですが
徐々に化けていくのでその辺りも楽しんでみてください。
最初に主人公の性格が苦手だーと
切ってしまうのはもったいない作品です。
徐々に政治や国家などが絡んできて
物語が大きくなっていきますがまだまだ連載中の作品です。
今後の展開がどうなっていくのか見逃せない作品となっています。
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