コナン・ドイル・原案、竹内良輔先生・構成
そして三好輝憂先生・漫画の作品の国のモリアーティ。
舞台は19世紀末、大英帝国最盛期のロンドン――。
この時代、人々は古くから根付く階級制度に縛られた生活を送っていた。
産まれた時から一生が決まっているこの世界では
次第に差別や反乱の種が起きていく。
そんな世界に辟易とするアルバート・ジェームズ・モリアーティは
孤児院である兄弟と出会ったことから
差別のない理想の社会を目指して動き出す・・・!
あの有名探偵シャーロック・ホームズの宿敵
モリアーティ教授の「正義」を貫く物語の幕が開く!!
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憂国のモリアーティのあらすじは?
名探偵シャーロック・ホームズの宿敵モリアーティ教授。
物語は彼らの最終対決の舞台「ライヘンバッハの滝」から始まります。
そして時は遡り、モリアーティの少年時代へ――・・・。
舞台は、19世紀末の大英帝国。
世界の4分の1を支配しているというこの帝国は
わずか数パーセントの上流階級によって支配されていました。
そんな社会に待ったをかける人物が登場します。
伯爵家として周囲から羨ましがられる生活を送るモリアーティ家。
モリアーティ家は地域の病院も寄付で改装したりと
街では立派な貴族だと評判でした。
しかしそんなモリアーティ家には知られざる秘密があったのです。
長男のアルバートがとある孤児院で
慈善活動をした際に目を付けた二人の兄弟。
特に兄の方は聡明で世界を支配している
格差社会を打ち砕こうという信念を持っていました。
アルバートは自分と同じ考えを持つその兄弟を
モリアーティ家に養子として招き入れます。
憂国のモリアーティ
そんな彼らを待っていたのはモリアーティの血を引く
次男のウィリアムや彼の母親からの執拗な嫌がらせ。
それでも引き取られた兄弟の兄は持ち前の高い知能で凌いでいましたが
ある日ウィリアムと母親は身分の低い彼らを
家から追い出すべく盗人に仕立てようと企てます。
しかしアルバートは逆にその計画を利用して
二人を亡き者にしようとします。
アルバートと養子の兄弟に返り討ちにあったウィリアムと母親は
彼らの完全犯罪によって屋敷だけでなく
そこにいた使用人共々焼き殺されてしまうのです。
アルバートによって今までの悲惨な生活に
ピリオドを打つことが出来た兄弟・・・。
兄の方は次男のウィリアムに成り代わり
弟は養子の三男・ルイスとしての生活が始まったのでした。
火事場に駆け付けた市民たちに怪しまれないように
ルイスは自分の右頬に火のついた棒を押し付けます。
ウィリアムはアルバートにこの国を変えてみせると言い
アルバートもまたウィリアムに地位と財産
志に必要なものすべてを捧げると言って――・・・。
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憂国のモリアーティのネタバレとその後の展開は?
この世界を支配している格差社会を変えるべく
同じ志を持つアルバートと共謀してモリアーティ家の次男
ウィリアムと母親を殺害した養子の兄弟。
兄の方はウィリアムに弟は養子の三男・ルイスになって
13年の月日が経ち――・・・。
ウィリアムは若干21歳にして大学教授として教鞭をとり
ルイスはモリアーティ家領地の管理や屋敷の執務をこなすように。
表向きは大学教授であるウィリアムですが
その傍ら市民間の問題を解決する
「私立相談役(コンサルタント)」も行っていました。
そして市民を苦しめる悪徳貴族には容赦なく制裁を下す
「犯罪相談役(クライムコンサルタント)」としても
暗躍しているウィリアム。
ある日、ウィリアムは兄のアルバートが買ったという
新しい屋敷に向かう途中
様子のおかしい女性・ミシェルと出会います。
ミシェルはモリアーティ家が越してきたダラムという
土地を治めているダブリン男爵らに恨みを持っていました。
ダブリン男爵は地代を小作人が飢え死にしない
ギリギリまで上げ市民を苦しめていたのです。
ウィリアムは地代を下げますが男爵は当然反対します。
小作人を家畜としか思っていない男爵に憤りを覚えるウィリアム・・・。
憂国のモリアーティ
モリアーティが治める土地の地代は下がったものの
男爵が管轄する土地の地代は高いまま。
アルバートは男爵と話し合いをするべく屋敷に招待し
そこには男爵に恨みを持つミシェルと夫のバートンも現れました。
夫妻と男爵との間に起こった出来事を糾弾し
ウィリアムはどのような手段で彼を罰するのでしょうか?
また酒場前の橋の上から飛び降り自殺した踊り子・フリーダの話。
ウィリアムは新聞でその事件を知りその新聞には彼女の部屋から
アヘンが見つかったと書かれていました。
そしてウィリアムの生徒であるルシアンが自殺したフリーダと
恋仲であったことから事件に関わっていくことになります。
ルシアンは二百年続くスコットランドの名家の出であり
突然失踪してしまいますがその裏には
大学関係者のダドリーという男が関係していました。
ダドリーは大学に金を落とすのは貴族である学生の家だととらえ
学生が何をしようと「お客様」なので
少々の事には目をつぶるという考え方でした。
ウィリアムは学生寮のルシアンの部屋やフリーダが
身を投げたという橋などに足を運び情報を得ます。
そしてダドリーが一連の失踪やフリーダの自殺に
関わっていることを突き止めたウィリアム。
ダドリーを罰するべくクライムコンサルタント仲間のモランと
フレッドとともに彼を呼び出すことに成功しますが・・・。
今度はどのような結末を迎えるのでしょうか?
ウィリアムたちが行っていく華麗なる完全犯罪と
差別のない社会を作るという夢の行方・・・
そして宿敵シャーロック・ホームズとの戦いは――?
まだまだ始まったばかりの今作
ウィリアムの今後に目が離せません!
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憂国のモリアーティの感想は?
この物語の主人公はこれまで「悪」とされていた
シャーロック・ホームズの宿敵、モリアーティ教授です。
ファンにとってはこれだけでも見る価値のある作品ですが
このモリアーティと言う人物の魅力はそれだけではありません。
自分が信じる「正義」を貫くダークヒーローなのです。
何といってもウィリアム・ジェームズ・モリアーティがカッコ良すぎ。
憂国のモリアーティ
まだ教授になる前の少年時代から
その片鱗は見えていましたがとても聡明で強い。
そしてウィリアムだけでなく彼を見出した長男のアルバート
ウィリアムのたった一人の弟・ルイスもまたカッコいいのです。
今はクライムコンサルタントのメンバーは一部だけだと思いますが
今後どんなメンバーが登場するのか注目です。
そして完全犯罪で貴族たちの不正を罰していく
彼らはどうなっていくのでしょうか?
結末であるシャーロック・ホームズとのシーンまでどのように
ウィリアムの活躍を描いていくのか非常に気になる作品です。
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