いしかわえみ先生の作品の絶叫学級。
「さあ、絶叫学級の時間です。」
今日もまた恐怖の授業が人知れず始まります。
「恐怖」とはなにか「人間」とはなにか
幽霊よりも怖いモノを見てみませんか?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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絶叫学級のあらすじは?
愛とそのクラスメイト達は3ヶ月前に迷い込んできた
子犬のコタローを皆で協力しながら学校の中で飼っています。
皆にもコタローと仲良くなって欲しいと
気に入らない人には呪いをかけていると噂がある
黒沢さんにも撫でてあげて欲しいと声をかけますが
黒沢さんは逃げるようにその場から離れていきます。
コタローはあんなに尻尾を振っているのに
何故だろうと愛は不思議に思います。
ある日、愛は皆に内緒で犬小屋を作ります。
これからくる冬に耐えられるように
一緒に春を迎えられるように。
コタローを探しているとコタローが
不思議な人形を咥えて走ってきました。
絶叫学級
この人形はなんだろうと拾い上げた瞬間
返してと黒沢さんが奪い取ります。
怪訝に思いながらも黒沢さんがこっそり
コタローのごはんを持ってきてくれていた事を知ると
愛は色々な話をするようになりました。
しかし最近、校内を探検しすぎて
コタローのケガが絶えないんだと話す愛に
こう言って去っていきました。
「あなたは何も知らないのね・・・幸せな人。」
そして次の日――・・・
愛が学校に来るとコタローは死んでいました。
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絶叫学級のネタバレとその後の展開は?
昨日まではあんなに元気だったのに何故・・・
何も分からないまま呆然と犬小屋の前に座り込む愛。
その時どこからか声が聞こえてきて思わず身を隠す愛。
「あの犬死んじまったって。
やりすぎたんだよ、チャリに繋いで走らせるなんて。」
会話の主は3年の先輩達でした。
受験のいいストレス発散になったと
笑いながら通り過ぎる先輩達。
最近コタローのケガが多かったのも
全てこの先輩達の仕業でした。
その時愛は黒沢さんは全て知っていたのだと気付き
何も知らないとはそういう意味だったのかと悟ります。
絶叫学級
そして愛はひっそりと現れた黒沢さんにこう言いました。
「昨日の、まだある?私にもちょうだい。」
次の日――。
校内では3年の先輩達が交通事故で
亡くなったという話題でもちきりです。
トラックに服が引っかかり気付かずに
そのまま引きずられてしまったんだとか・・・。
コタローのお墓の前で愛と黒沢さんは
その話を黙って聞いていました。
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絶叫学級の感想は?
絶叫学級というタイトルだったので学校内の幽霊とか
怖い話なのかと思いきやどちらかと言えば
都市伝説として語られるような内容の短編集でした。
イラストは少女マンガといった感じなので
怖いのが苦手な人もこれなら大丈夫だと思います。
ただたまにページ見開きでバーン!とびっくりする絵が
入っている事もありますので気をつけて!(笑)
「呪いの絆」の物語の最後に語り部の女の子が
憎しみで結ばれて超えてはいけない一線を
超えてしまったと言っていますが
まさに思春期ゆえだなって思います。
「呪いの絆」の他にもいろいろな作品が収録されています。
絶叫学級
現実とリンクする謎のゲーム機の話「悪魔のゲーム」。
教室に古くから置いてある人形・メリーが
苦手なものを食べてくれる話「メリーの食卓」。
ネットで出会ったママと名乗る
理想のママの話「優しいママの家」。
クラスで流行ったプロフィール帳にまつわる
都市伝説の話「黒いプロフィール」。
臨海学校の日から皆が私に優しくなった話「海が呼んでる」。
ちなみに巻数が進むに連れて語り部の女の子の話も出てきますが
この女の子をよく見るとお腹から下が無いんですよ。
その理由も明かされていきますが私としては
切ないですがその女の子にまつわる回が好きです。
サクサク読めてほんのり怖い
これがほんとの「ほんこわ」です!(笑)
ホラー初心者さんにはおすすめの作品ですので
是非一度読んでみてください!
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