外薗昌也先生が贈る、血みどろのサスペンス・ホラー。
地図にも載っていない無人島で出会ったのは、異形の殺人一家でした。
高久たち廃墟研究サークルのメンバーは、この恐ろしい島から脱出できるのでしょうか・・・?
流血が苦手な人はご遠慮を!!
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鬼畜島のあらすじは?サークルメンバーが見たものとは?
主人公の高久は、廃墟研究サークルのメンバーと無人島を見にやってきます。
メンバーである東山の父が所有するクルーザーから眺める島は、昭和の建物が残存していて、まさに廃墟と呼ぶにふさわしい景色でした。
その光景に興奮していたのは、飯野部長ただ1人。
女子メンバーや藤井は、バカンス気分でくつろぎ、倉木は読書をしながら空想にふけっています。
同じく女子メンバーである上原は、恋人の東山に寄り添って楽しそうにしています。
のんびり過ごしていた一行でしたが、どこからかやってきた豚の群れに気付きます。
鬼畜島
島民が放した豚が、野生化して増えたのかと考える一行。
菊池島と呼ばれるこの島のことを調べようとすると、地図には菊池島は載っていませんでした。
つまりは存在しない島ということ。
気味が悪くなって引き返そうとしたその時、焚き火とうなだれたような人影が見えます。
遭難者かもしれないと東山は海に飛び込みます。
サークルメンバーたちが見守る中、颯爽と泳ぎきった彼は人影に声を掛けるのですが――・・・。
立ち上がったその人影は、豚の皮をかぶった巨大な男だったのです。
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鬼畜島のネタバレ!豚の男たちの正体は?
鬼畜島は、冒頭からこの豚の皮をかぶった男による、殺戮シーンで始まります。
助けを乞う少女に、迷いなく鉈のような刃物で脳天を直撃。
少女が絶命したあとも、彼女の指から流れ出る血をチューチューとすするのです。
初めのシーンだけで、足の裏がゾワゾワする気持ちの悪さがありました。
スプラッタ満載で流血しまくりなので、苦手な人は絶対に読まない方がいいです!
鬼畜島
そんな狂気の島に降り立ってしまった東山は、トンカチでめちゃくちゃに殴られることになります。
クルーザーからその様子を見ていたメンバーは唖然。
どうすることもできずにいると、東山の彼女である上原が海に飛び込んでしまいます。
そして女子メンバー2人に急かされるようにして、高久も後を追うことに――。
2人が島に降り立つと、そこにはもう豚の男も東山もいないのでした。
残された焚き火には、人間の死体が横たわっていました。
すぐにでも島から出ていきたい高久ですが、振り返った先には、転覆したクルーザーの姿が。
実はこの海には、放射線廃棄物のドラム缶が、ゴロゴロ転がっていたのです。
おそらくクルーザーはこれに座礁したのでしょう。
やむを得ずほかのメンバーたちも島に上陸します。
絶望が広がる中、とりあえず電話を探しに町まで行くことに。
ただ町に行くまでには、あの豚の男がいると思われる森を通らなくてはならないのですが・・・。
島の様子から、どうやらこの島には、隠れキリシタンたちが住んでいたようだと推測されます。
隠れキリシタンたちの末路は、かなり悲惨なものだったらしく、島にはその爪痕のようなものが多々存在しているのでした。
無人島だと思われていた島には、豚の男以外にも異形の者たちが、たくさん住んでいることが明らかになります。
しかも彼らは殺人一家で、高久たちに次々と襲いかかってくるのです。
重傷を負いながら、なんとか生き延びるメンバーたち。
島に娘を探しに来たという謎の男や、殺人一家と敵対している集団との出会いによって、徐々にこの島で起こった出来事や家族の秘密が明らかになっていきます。
読み出したら止まらない、戦慄のホラー。
高久たちは殺人一家の手から逃れて、無事に島から脱出できるのでしょうか?
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鬼畜島の感想は?
まさにサスペンス・ホラーでした。
とにかく終始グロいので、「いたいいたい・・・」と呟きながら読み進めたのですが、話のテンポが良くて、あっという間に読破してしまいました。
それにしても、鉈だったりハンマーだったり、チェーンソーだったり・・・。
凶器がバラエティ豊かですごいです!
中でも私が一番関心したのは、家族の1人・マリという少女の武器です。
鬼畜島
両手の指すべてが鋭利なカミソリなのです。
あんなので引っかかれたらと想像するだけで、指先がジクジクしてしまったほどでした。
そんな凶器で襲われているのに、なんとか生きながらえるメンバーたちの生命力も、大したものなんですが。
鬼畜島はグロいだけでなく、先の展開が読めないストーリー性の高さも兼ね備えています。
家族や島の人間がどうしてあのような姿になってしまったのか、高久たちメンバーたちはどうなってしまうのか。
読み手を飽きさせない工夫が満載なので、ついつい前のめりで読みふけってしまいますよ。
新刊ではいよいよ家族の謎が明らかになりそうな気配がします。
待ち遠しいです!
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