わたなべ志穂先生の作品の華の姫。
時は戦国、浅井長政とお市の方の間に生まれた美しき娘・茶々。
父と母、姉妹や弟と共に幸せに暮らしていた
姫だった少女の生活はある日を境に一転することとなります。
時代に翻弄される茶々の愛と彼女の運命の行き着く場所とは・・・。
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華の姫のあらすじは?
浅井長政とお市の方の娘・茶々。
父と母、妹や弟、そして守り役の相馬に囲まれて
少女は幸せな姫として育っていました。
叔父である織田信長により父が弟が殺され
相馬も火に巻かれ行方知らずになってしまうその日までは。
戦乱の世で女はただ失い泣くだけ・・・
幼いながらもその現実を突き付けられる茶々。
時が過ぎ少女はすっかり一人の女性となりましたが
次々と縁談が決まっていく妹たちを他所に
彼女は一人城に残っていました。
そんなある日、再会したのが十年前の戦で
行方知れずになっていた相馬でした。
彼との触れ合いにより幸せだった頃を
思い出すことができた茶々は彼の傍にいたいと考えます。
華の姫 茶々ものがたり
しかしそんな優しい日々は長くは続きませんでした。
豊臣秀吉、彼女の父と弟を殺した男が
茶々に側室に上がるように命じてきたのです。
秀吉に抱かれるくらいなら死ぬと相馬の元を訪れ
自分を連れて逃げるように言い彼もその言葉に頷きますが
彼は茶々に生きてほしい一心で彼女を秀吉の元へ送り出します。
一時は相馬に裏切られたと感じたものの彼の本当の想いを知り
どんな辛い目に遭っても生き抜くと決めた茶々。
こうして辛く長い彼女の女としての戦いが幕を開けるのです。
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華の姫のネタバレとその後の展開は?
秀吉の元へと嫁いだ茶々は
この時、秀吉は45歳で茶々は15歳でした。
父と母、弟を殺した親子程年の離れた男への嫁入り
ただ相馬との約束を守るためだけに茶々は気丈に振る舞います。
ここで生き抜くためには力がいる後ろ盾を得なければいけない・・・
茶々はその一心でこの世で一番憎い男に抱かれます。
しかし頭ではそう思っていても彼女のまだ幼く
無垢な心はその現実を受け入れきれませんでした。
日々やつれていく茶々。
その彼女を救ったのはまたしても相馬でした。
徳川家康に仕えることとなった彼は茶々の元を訪れ
彼女に請われるがまま二人は肌を重ねます。
その後、茶々は子を宿しますが秀吉から
自分の子ではないのだろうと糾弾されます。
これはそなたへの復讐じゃと泣き叫ぶ茶々に秀吉は
その場では子は殺すと告げますが結局生まれてきた子供を殺さずに
鶴松と名付け二人の子として育てることに決めます。
華の姫 茶々ものがたり
憎かっただけのはずの男からの謝罪と
鶴松を生かされたことに茶々は戸惑います。
そうして数年、鶴松も歩けるほどに成長し相馬と再会した茶々は
彼の腕にわが子を抱かせることができます。
立場は未だ変わらず寄り添うことはできないものの彼と
鶴松のために強く生きていこうと改めて決意をする茶々。
いつか三人で暮らせる日を夢見て側室たちの僻みにも
耐え続けますが彼女を新たな悲劇が襲います。
最愛の相馬との子である鶴松が不慮の事故で死んでしまうのです。
そしてその原因となったのは秀吉の正室である寧々の嫉妬でした。
最愛の人との子である鶴松を亡くし
再び失意のどん底に落とされる茶々ですが
戦乱の世は彼女に悲しむ暇さえ与えてくれません。
次々と襲い来る悲劇と波乱
戦国の世で茶々は愛を貫くことができるのか・・・。
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華の姫の感想は?
現在放送されている大河ドラマが真田丸ということで
戦国時代をテーマにした作品を探していた所に見つけたのが本作でした。
同じく数年前の大河ドラマで茶々の妹である
江が主役となった物語が放送されていましたね。
本作でも江は登場しますが茶々サイドからみたお話なので
また違った側面から楽しむことができました。
悪女と呼ばれがちな茶々ですが本作では
愛に生きた彼女の壮絶な人生が史実をなぞらえながらも
ところどころにオリジナル要素を交え紡がれています。
華の姫 茶々ものがたり
オリジナル要素といってもその多くが一説にはこういう話もある・・・
というネタを元にしているものが多いので
歴史好きはおっ!と感じる部分が多いのではないでしょうか。
悲劇に悲劇が重なりまさに激動の人生と呼ぶにふさわしい
茶々の生涯が描かれていますが実際に戦国時代というのは
こういうものだったのだろうと思うと
なんとも言い難い気持ちにさせられます。
一応ぼかしてはありますが歴史ものなので
どうしても残酷で凄惨な場面もあります。
恋愛要素に重点は置かれていますがしっかり史実をなぞらえながら
うまくそういった要素を入れ込んできているので
所詮少女漫画だろうとあなどるなかれです。
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