池辺葵先生の作品のプリンセスメゾン。
いつもモデルルームを内覧している沼超さん。
1人で住むのになぜかファミリー向け物件も見ていて・・・。
彼女はなぜファミリー向けや予算以上の物件を見るのか・・・
そして希望の物件を購入することはできるのか――。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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プリンセスメゾンのあらすじは?
オリンピックを前に世界中から注目を集める大都市・東京。
タワーマンションのマンションギャラリーで
スライドショーを見ている女性・沼超さん。
彼女が見ている物件はファミリー向けの物ですが
彼女1人でやってきています。
受付の女性はこの物件はファミリー向けのため
お1人様向けってことはないかと沼超さんのことが気になります。
間違ってきちゃったのかとかお連れ様が来られなかったのか
カップルの中にお一人でいたたまれないってことはないかと・・・。
しかしもう1人の受付の女性はノープログレムと・・・。
沼超さんは常連様で高校卒業後勤めたらしく
勤務年数は8年目くらいでどんな物件もご覧になると言います。
ファミリー向け物件を一人で見るなんて微妙ですが
彼女は鉄の心の持ち主だからと・・・。
そして案内されたモデルルーム。
賃貸と全然違うとかシューズ棚に鏡がついていると
盛り上がっているカップルの中、沼超さんは1人。
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マンションギャラリーの人がいろいろと説明をすると
沼超さんが質問をしてきます。
この床の御影石はオプションなのかとか
フリーリングはシートか鉄板かなど・・・。
1LDKや1ルームにも対応しているかなどいろいろ質問され
調べながら答えていると上司の伊達さんがやってきます。
先ほどまで対応していた奥田という男性では
対応できないと判断しやってきたのです。
そして沼超さんが一言二言言い出すと聞きたいことを判断し
的確にこたえていく伊達さん。
そんな中、沼超さんは時折死んだような目になるのです・・・。
内覧などが終わり帰っていくお客様たち。
マンションギャラリーでは沼超さんの話になりました。
彼女はどうでしたかとマンションを買う気があるのかと
伊達さんに聞きますがお客様のことを言うのはおよしなさいと言われ
更には君たちよりも沼超さんの方がはるかに
マンションのこと詳しいからと言うのでした。
沼超さんが住むのは1ルームのかなり古いアパート。
そして家に帰ると通帳を見ながらマンションのことを考えるのです。
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プリンセスメゾンのネタバレとその後の展開は?
受付の女性は2人とも派遣の人で沼超さんのことを
知らなかった方が亜久津さんで
前から知っていた方は先輩の要さんです。
ある日、要さんは1人居酒屋に行きました。
カウンターで1人食事をし生ビールを追加しようと
店員に声をかけるとそれは沼超さんでした。
そんな要さんもワンルームで1人暮らししており
小さなお風呂に入りながら沼超さんのことを考えるのです。
そして家が帰るといいなと思うのでした。
実は要さんもマンションを買おうと思ったことがあり
住宅ローンの審査をしたことがあったのです。
しかし女性の住宅ローンのためか審査に落ちていました。
そのためか要さんは沼超さんのことが気になるのか
ある日、要さんはまた沼超さんの働く居酒屋に行きました。
普通に食事をして帰る要さんでしたが帰るときに
手紙と1LDKの物件の資料を置いていくのでした。
手紙の最後にはすてきなマンションが買えますようにとも書かれ
それがきっかけで仲良くなり沼超さんの家に行く要さん。
家に人をお招きするのは初めてと言いますが
気が合うのか和む2人でした。
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それからの沼越さんはというとすっかり受付の2人と仲良くなり
差し入れだとクッキーを持って行ったりしながら
マンションのモデルルームを内覧したりします。
そんなとき伊達さんは沼超さんにさしでがましいことですがと
マンションはいつ買うか何のために買うかどのくらいの予算か
ポイントを絞って選ばれた方が早くにゴールにたどりつける
ご予算以上の物をご覧になっても迷うだけだと言われるのです。
しかし沼超さんは伊達さんの意見に同感だと言います。
実は今までは仕様などを勉強していた感じで
これからは自分の手の届くマンションを
探そうとしていたところだったのです。
そしてキッチンも使い込んでみないと必要なものがわからないと
自炊を頑張ってみたり料理のし過ぎでガス代がいつもの2倍になると
省エネ物件を探さないとといろいろと考えていくのでした。
沼超さんの住宅ローンの仮審査でOKが出ているのは2290万。
貯金と合わせて2500万ぐらいが希望の様子。
最初は都心で探していたので中古マンションなども
視野に入れて探していましたが伊達さんは都心から離れれば
住宅環境も設備も充実していると物件を紹介します。
天井が高く三つ口コンロで浄水器も付いているところで
真紅の隙間にも包丁が収納できるなどお客様の意見を生かし
どんどん改良されている新築物件。
更にはもう1つ部屋もある感じで寝室としても
お客様がきて泊まるときにも使える感じ。
沼超さんは知り合った人たちが遊びにきたときのことを想像し
前向きに検討することにしたのでした。
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プリンセスメゾンの感想は?
女性ひとりが家を買おうと物件選びをしていく感じの物語。
最初はファミリー向けの物件になぜ1人で見に来たり
常連客とのことでただマンションを見るのが好き?と
思ってみたりもしましたがちゃんと理由があったのですね。
本作はただ沼超さんがマンションを探していくだけではなく
他の女性の物語もところどころで描かれています。
特に各話の最後にはポイントなどが描かれていて
結構参考になることが描かれています。
今マンションに住んでいてこれから売却をして
戸建てを買おうとしているのですがマンションを決めたとき
こんなこと考えずに買っちゃったとかいろいろ思うところが・・・。
特にマンションを購入してリフォームした女性のお話もあるのですが
マンションでもリフォームして間取りを変えられるのかと
今更ながらに思ってしまったりもしました。(笑)
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ちょうど住宅ローンの審査をしたりしているところで
私の場合はペアローンを組む感じなのですが
ペアローンでもいろいろと大変な感じなのに沼超さんは
自分だけでしかも女性でローンを組もうとしていて
ちょっとすごいなぁって思いました。
女性ひとりが住宅を購入しようとしているお話ですが
これから自分で買おうとしている人も家族で買おうとしている人も
かなり参考になる感じだと思います。
そしてなんとなく伊達さんは沼超さんのことを
気になりだしていると思うのは私だけでしょうか・・・。
誰かと生きるのは夢のまた夢だと言いながら
笑う沼超さんを見る伊達さんはもしかして?と
そんな風に思ってしまいました。
そんな風に要さんも思ったからかスワンボートでは
2人を一緒に乗せようともしていました。
結果はどうして?という感じでそのシーンは
ちょっと笑ってしまいました。
時々笑ってしまう本作をぜひ読んでみてはいかがですか?
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