青の母のネタバレや感想は?フクロウの正体やドブメとは


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幼い頃、母に殺されかけた絲子は、冬弥という少年のおかげで笑顔を取り戻し、成長した2人は冬弥の育った村で、幸せになるはずでした――・・・。

 

因習の残る村が隠す、おそろしい真実とは?

 

青の母やフクロウの正体、そしてドブメとは一体なんなのか?

 

茂木清香先生が紡ぐ、美しくもおぞましい物語。

 

 

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青の母のあらすじは?青の母コドクの中で子を孕む

 

7歳の誕生日、母に無理心中を図られた絲子(いとこ)。

 

すんでのところで助かりましたが、母は電車にひかれて死亡。

 

死の淵でも笑っていた母の姿が脳裏に焼き付き、絲子は笑顔が怖くなってしまいます。

 

表情を失った彼女を周りの人たちは、「人形のようだ」と言います。

 

その後、父もいない絲子は施設で育ちます。

 

事故の影響で足が不自由になった彼女は、おもちゃのピアノを弾きながらこう言うのです。

 

「しゃだんきの音、こっちに来る電車の音、
ほねがおれる音、肉がつぶれる音、なにかがとびだす音」

 

奏でるのは歪な音ばかり。

 

かたわらで聞いていた冬弥に、「人が死ぬ音よ」と説明すると、彼はそっと絲子の手を鍵盤から外します。

 

冬弥はどんな理由かは知りませんが、たまに施設にやってきて遊んでいく少年でした。

 

周りの人間を拒絶していた絲子でしたが、寄り添うようにそばにいてくれる彼に、次第に心を許していきます。

 

青の母
青の母

 

そして年月が経ち、冬弥のおかげで絲子は笑顔を取り戻しました。

 

2人は結婚をすることに。

 

冬弥の故郷は山奥にある水籠村で、古くからの習わしが多く残っているところでした。

 

2人はここで婚儀を行う予定でした。

 

婚儀の前夜、絲子は自分そっくりに作られた人形と対面します。

 

この水籠村は、昔から伝統工芸品として、人形を作っているといいます。

 

婚儀の際に、村の男が自ら作った、花嫁の人形を奉納するというのが、この村の習わしの1つだったのです。

 

そして婚儀の日。

 

冬弥との未来に幸せを噛みしめる絲子でしたが、事件が起こってしまいます。

 

人形を奉納する際、先に火にくべられていた人形が、急に話し出したのです。

 

そして絲子の頭の中に、幼い頃によく聞いたあの『人が死ぬ音』が・・・。

 

呼応するように、会場の人形たちが一斉に歌い出します。

 

「アオノハハ コドクノナカデ コヲハラム」

 

そのとき、衝撃とともに壁を突き破って、得体のしれない大きな怪物が飛び込んできます。

 

村人たちが『ドブメ』と呼ぶそれを従えるのは、フクロウの面をした男。

 

彼らは列席者たちを殺していき、さらには冬弥までも――・・・。

 

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青の母のネタバレとその後の展開!絲子が人形に!?

 

1話から怒涛の展開を見せた青の母。

 

繊細な美しい絵と、おどろおどろしい世界観がマッチして、あっという間に話に引き込まれてしまいました。

 

因習の残るこの水籠村には、まだまだ秘密が隠されているようですね!

 

ドブメに襲われた冬弥でしたが、なんとか一命を取り留めていました。

 

一方の絲子は気を失ってしまい、その間に村人による儀式をされ、絲子の魂は人形へ移されてしまったのです。

 

人形として目覚めた絲子は、同じ顔の老婆3人から状況を説明され、生身の絲子の体を見せられます。

 

どうやらその体は、『青の母』にされるらしいのですが・・・。

 

意識はあっても、人形の体ではどうすることもできない絲子。

 

青の母
青の母

 

あとは燃やして処分されるはずでしたが、あることをきっかけに、人形の体が動くようになるのです。

 

そして絲子は、高熱により床に臥せっていた冬弥を連れて屋敷を逃げ出し、山奥へと逃げる途中で2人は、『スズメ』と名乗る子どもに出会います。

 

その子はドブメを連れていましたが、婚儀をめちゃくちゃにしたあのドブメとは違うようで・・・。

 

束の間の安息を過ごしますが、すぐに追手はやってきます。

 

追手を食い止めるドブメ。

 

ドブメは負傷をしてしまいましたが、スズメは絲子に逃げるよう促します。

 

絲子は冬弥を抱えて不気味な小屋へと逃げ込みましたが、そこにはなんと、たくさんのお腹の大きな女たちが・・・!

 

皆、一様にうつろな表情をしています。

 

その中には、婚儀で舞を披露した巫女の姿もあり、彼女もやっぱり大きなお腹を抱えていました。

 

異様な状況に立ち竦む絲子でしたが、追手を気にして小屋に留まります。

 

しかしその後、衝撃の光景を目撃することに!!

 

物語が進めば進むほど、明らかになる事実と深まる謎。
読者を魅せてやまない展開に、ゾクゾクが止まりません・・・。

 

一層見逃せない面白さに、続きを一気に読みたくなります!
ぜひ、自分の目で楽しんでみてくださいね!

 

青の母を試し読みしてみる

 

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コミックシーモア

 

青の母の感想と茂木清香のその他の作品は?

 

1巻の表紙に惹かれて試し読みをしてみたこの青の母。

 

ぐいぐいと引き込む物語にすぐにハマってしまいました。

 

絵も独特の雰囲気があって、村の景色やドブメの姿、物言わぬ人形の表情などゾクっとするくらいでした。

 

どこかで見たことある絵だなと思っていたら、『スイッチウィッチ』の作家さんなんですね。

 

スイッチウィッチ
スイッチウィッチ

 

スイッチウィッチもとても面白かったですが、民俗学のにおいのする本作は、私の好みにドンピシャでした!

 

山奥の因習とか村人に似せた人形とかツボなんですよね。

 

でも、人形のくだりでちょっとツッコミたいことが。

 

冬弥の作った絲子の人形・・・クオリティ高すぎませんか!?

 

確かに水籠村では人形が伝統工芸らしいですけど、それにしたって上手すぎる。

 

村に伝わる風習ってことは、男たちはみんな人形を作る修行でもするんでしょうかね?

 

まあそれはさておき。

 

絲子の愛する冬弥という人物は、かなり曲者のにおいがします。

 

村の習わしはどこまで知っていたんでしょうか?

 

全て知っていて、身寄りのない絲子に狙いをつけていたとすれば、優しい顔の下に隠された素顔は、おそろしいに違いありません。

 

青の母とはなんなのか、そして絲子自身の能力や生い立ち、フクロウの正体など・・・、まだまだ謎は山積みです。

 

物語がどんな結末を迎えるのかますます楽しみです!

 

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