小田ゆうあ先生の作品のふれなばおちん~あの恋を忘れない~。
本編では描かれていなかった第三者の心境が描かれており
本編の夏と佐伯との想いに切なくなった人も
これを読んだらまたさらに切なくなること間違いなし。
思春期真っ只中の良の思いに胸が痛くなっちゃいます。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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ふれなばおちん あの恋を忘れないのあらすじは?
ふれなばおちんのスピンオフ作品。
本編での夏の娘・優美香の同級生で同じ社宅でパート先の若店長と
駆け落ちした小牧さんの息子・良の目線で描かれています。
母親に急に出ていかれた良。
親戚のおばさんたちが何人か家に集まったり
近所のおばさんたちの噂話になぜか謝る父親。
大丈夫だからと自分に言い聞かせ
とにかくほっといてほしいと思う良でした。
そんな良に優美香は普通に接してくれ優美香は母親のことを
もう少しこぎれいにしてほしいというようなことを言っているが
良には母親がパジャマ姿で追いかけてきてくれたりおいしいごはんを
作ってくれたりする姿をうらやましいと思うくらいでした。
でも、ある日を境に優美香の母親が変わっていくのです。
ふれなばおちん~あの恋を忘れない~良の場合
ある日家に帰った良は母親が帰ってきた形跡を感じ
でも荷物を取りに来ただけだとわかったとき
捨てられたのだと思い家の中で暴れてしまいます。
それを止めに入ったのが優美香の母親と
その時一緒にあらわれた男でした。
彼こそが優美香の父親の部下という佐伯龍でした。
ガチギレしてしまった良をなだめてとりあえず佐伯の家に運び込み
優美香の母親と佐伯が良の母親のことを話していた時
ふいに佐伯が優美香の母親にキスする現場をたまたま見てしまった良。
その時、こいつから優美香の母親を守らないと
優美香に自分と同じ思いをさせてはいけないと思って
佐伯の背中をにらみつけていました。
なのにその日を境になにかしら自分たちの生活に入り込んでくる佐伯。
優美香の母親はどんどん様子が変わっていき
痩せてきれいになっていったのです。
その影に佐伯の姿が見え隠れしていることも気づいてしまった良・・・。
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ふれなばおちん あの恋を忘れないのネタバレとその後の展開は?
高校に入って優美香と付き合い始めた良でしたが
ある日、優美香から優美香の母親が映画に行くことを聞きます。
あいつと行くんだとピンときた良は予備校を早退し映画館へ向かいます。
2人の姿を見つけた良は2人で映画を観ていたのだと確信し
追いかけていって声をかけてやろうと考えるのですが
2人は離れて歩いているし電車でも離れて座り目も合わせない。
でも2人の間の空気にしゃべってなくても
テレパシーで会話しているみたいな濃い息苦しい感覚。
この2人は本当に想いあってるんだと感じた良。
それから2人のことを嗅ぎまわるのをやめて自分たちのことに
精いっぱいになっていたころ優美香と良の前に佐伯が現れます。
なんてことない話をし別れたのですがそれが佐伯と会った最後でした。
ふれなばおちん~あの恋を忘れない~良の場合
しばらくして佐伯は団地から出ていき優美香から
劇団ごと沖縄へ行ったことを聞きます。
そんな遠くに行ってしまいもうおばさんに悪さすることはできないと
思っていた良は大学に受かり家を出ました。
優美香も同じ大学に行きましたが
父親の厳命により門限のある女子寮に入ることに。
そのため良にも一緒にいたい時間とそれをこらえて
別れることのつらさがわかるようにもなりました。
そのたびに良はあの夜の2人の距離を思い出すのです。
思春期に見た大人の恋、決して許せないそして忘れることのできない
2人の姿を誰にも言わないと心に決めている良でした。
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ふれなばおちん あの恋を忘れないの感想は?
ふれなばおちんを読んでいたこともあり
スピンオフ作品が出たと聞いてぜひ読みたいと思いました。
母親が他の男性と駆け落ちして家を出ていってしまった
思春期真っただ中の良の心境が描かれていて
私にも男の子がいるのですごく考えさせられました。
母親だけど1人の女性。
でも、それを自分の息子の前で女性の顔を出してしまうことは
やはり許されることではないと思います。
ふれなばおちん~あの恋を忘れない~良の場合
良は大丈夫なふりをしていたけどやっぱり母親が
出ていってしまったことはショックだったことでしょう。
でも、だんだんとそれを乗り越えていき優美香に
自分と同じ思いをさせたらいけないと必死に守ろうとする姿。
優美香の母と佐伯との間のただならぬ雰囲気に
こういう想いもあるのだと彼なりに思い考える姿。
すごく切なかったです。
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