鎌倉敦史先生・原作、昭怜先生・漫画の無職強制収容所。
6ヶ月を超えて収入のない者は再生処置施設で
すべての記憶は消去され新しい人間関係の記憶が与えられる
非労働者再生法が成立した日本・・・。
本人には再生者としての自覚もなく再生されることが
それまでの人生の終焉をいみしている。
外資系投資会社に勤める神条達也はエリートの自分には
非労働者再生法なんて関係ないと思っていたのですが
ある日、職を失い再生施設ではなく強制収容所に――。
そこは異常な訓練と洗脳の場所で
達也はなぜそこに送られたのか・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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無職強制収容所のあらすじは?
家に閉じこもり10年間もニート生活をしていた相沢有人。
しかしある日、家に執行官がやってきます。
彼は非労働者再生法第9条11項に基づく
処分を執行すると言うのです。
ドアを開けなければ突破すると・・・。
そこにいた執行官は富田勝人という
相沢を高校時代にいじめていたやつ。
相沢はこれからどこかの施設で再生処置で
記憶はすべて消去され家族を含めた
これまでの人間関係すべて消滅して
新しい人間関係の記憶が与えられるのかと
富田に聞きますが極秘だと言われます。
相沢は自分はネットでFXをやっているから
仕事はあると伝えるのですが法律で制定されている
月額7万円以上の収入証明がないと・・・。
個人事業主でも控除対象者にも当てはまらないと
連れて行かれるのでした――。
無職強制収容所
街では仕事をしていないものはバイトでも探そうが
時給が低いしこの年でちゃんとした仕事が見つかるか
自分には夢があり遊んでいるのもそのための準備だと
いっている者もいました。
非労働者再生法なんて人間をなんだと思っているのか
そんなの認めるわけないと・・・。
そう、6年前の2022年に突如成立した法案の非労働者再生法。
6ヶ月を超えて一定の収入がない無職者には
再生処置施設で強制的に脳のリライト処置を受ける。
すべての記憶を消されて労働者意欲が高く
高度な専門知識を持ったマシーンへと生まれ変わる。
しかし本人には再生者という自覚もない・・・。
非人道的な法律に反発もあったものの
経済が活性化されるにつれトーンダウン。
非労働者再生法はそれまでの人生の
終焉を意味しているというのに・・・。
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無職強制収容所のネタバレとその後の展開は?
外資系投資会社に勤める神条達也。
入社2年で全社トップの成績を叩き出し入社4年目で
飛び抜けた才能を買われ最年少でトップチームに入りました。
高木という男が入ってくるまでは・・・。
高木は年齢的にも新卒レベルなのに入社1ヶ月で
何の成果も上げていないのにトップチームに。
トップチームは高い才能と経験が要求されるため
ベテランがほとんどというところ。
高木は今どきの若者にしては落ち着いており
ミーティングでは誰もが気が付かない盲点を
鋭く指摘してくるのは確かなものの
何の成果もなくトップチームに入るのはおかしいと・・・。
実は高木は再生者だという噂がありました。
会社にも何人か再生者がおり珍しくもないのですが
高木は新しいタイプの再生者だと言うのです。
脳をclockアップしてIQが高められ専門知識に加えて
仮想的な業務経験もインプットされている。
極端な飛び級を見るとそれしか考えられないと・・・。
そんな高木は達也の過去の投資報告書を見ていました。
達也が担当している地域のエネルギー事情に詳しく
あの若さでまるで何十年も見てきたかのように詳しく
それが何を意味しているか想像に任せるがと
同僚に忠告された達也。
そんな達也には愛美という美人でスタイルが良く
頭の中はからっぽという彼女がいました。
毎日が自主休講と言い学校に行っていない彼女。
25歳で無職だったら再生されると神条は心配するものの
愛美はそれまでに達也がもらってくれるから大丈夫と
配偶者は対象者にならないからと言うのです。
そんなとき愛美は再生者の見分け方について
達也に話し始めました。
無職強制収容所
再生者には左の耳の後ろに小さな穴が空いていて
再生処置を行う時に脳に棒を突っ込むための穴だと。
針の穴みたいに小さいけどよく見るとわかるというものの
達也はそんなの都市伝説だし非労働者再生法なんて
エリートの自分には関係ないと思うのです。
そんなとき達也は街でパーソナルカードを
提示してもらえないかと警官に声を掛けられます。
達也のパーソナルカードがレッドマークが表示されたと
提示を求められたのですがその時は誤検知だと言われました。
しかしその後、会社では人事に呼ばれ本日付で解雇されるのです。
その原因にはあの高木も関係しており解雇されたことで
達也は高木を殴り暴力沙汰を起こしてしまい・・・。
それからの達也は転落していくのです。
愛美とレストランに行くと5億は会ったはずの預金がなくなり
高木を殴って暴力事件を起こしたことで職も見つからない。
一流企業でトップクラスの成績を誇っていた達也は
他人ごとだと思ていた非労働者再生法を受けることに・・・。
しかし達也が受けることになったのは
再生処置ではなく強制労働の執行でした。
再生処置以外にもそんなものがあったのかと思う達也ですが――。
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達也に執行された強制労働とは・・・?
元陸上自衛隊 北富士駐屯地にある現保安局訓練施設。
そこでは雪の降る寒空の中、達也たち多くの男女は
裸で立たされていました。
保安局訓練隊の隊長はなんで裸なのかわかるかと言い
更にはお前たちがブタだから服なんていらないと・・・。
人権侵害だと逆らう者には警棒で殴り殺し
逃げようとする者には銃殺。
そして労働者再生機構保安局員として
訓練を開始すると言われるのです。
保安局員はシッタイを護送する重大な任務を遂行するため
軍隊のような戦闘力を身につけなければいけなく
戦闘力の身につかないブタは処分すると・・・。
実は非労働者再生法が施行されたことで再生処置を巡り
人権団体や関連施設が騒ぎ出し次第に反対勢力は過激になり
警察と反対組織の衝突に発展し死傷者が出たことで
警察は再生者の護送業務から手を引いていました。
その業務を引き継いだのが今の保安局。
保安局員は無職者の中から選ばれた人間によって
更生されていたのでした。
無職強制収容所
達也たちは新しいただ番号だけの名前を付けられ
毎朝5時に起床し何かの薬を飲まされることで
1日が始まっていました。
その薬を飲むと感覚が鋭くなると同時に
思考能力が極端に低下する・・・。
男20人と女6人が一部屋に押し込まれ
不定期にイベントが発生したりと
訓練というより拷問にすぎない感じ。
薬により自我を失って誰もが洗脳されている中
達也を含め5人の者たちだけが普通でいました。
口の中に薬を隠し飲んでいなかった者や
薬を飲んでも耐えられている者。
訓練がプログラム通りに進められている中
何者かに殺される者もいました。
それは達也たち訓練を受ける者だけじゃなく
保安局の人間も・・・。
そしてついに保安局員になる気はない達也たちは
ここから脱出しようかと――。
方法は考えてあるものの失敗するリスクはあるため
人を殺す覚悟と殺される覚悟をしておいた方がいいと・・・。
しかし達也たちの話を聞いている者がいて――。
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無職強制収容所の感想は?
達也は保安局訓練施設に行ってしまい
もう高木や愛美は関係ないのかと思いましたが
2人は今後の展開に関係しているようです。
特に愛美に関しては本作の最期にこう言っていました。
「達也、これからだよ・・・スリーパープロジェクトは」
達也は愛美のことを頭の中はからっぽと言っていましたが
見るからにそんな感じではありませんでした。
しかも学校に通っているとも言っていましたが
どこかのオフィスでパソコンをしていた感じ。
そしてスリーパープロジェクトとはいったい何なのか・・・。
謎は深まるばかりです。
無職強制収容所
冒頭で登場したニートの相沢や執行官の富田も
あのまま登場しないとも考えずらいですし
どのような形で登場していくかも楽しみ。
達也たちはついに脱出を試みるようですが
3901の男はその話を聞いてニヤッと笑ってました。
達也たち5人以外は洗脳されているはずなのに
この男も洗脳されていないのでしょうか・・・。
それとも洗脳されスパイとなっているのか・・・。
もう続きが気になってしょうがない本作。
ぜひ読んでもらいたい感じです。
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