橘家の姫事情のネタバレや感想そして結末は？うな重が足りない？

金子節子先生の嫁と姑の戦いを描いた作品、橘家の姫事情。

 

姑の淑子さんは、嫁は家族未満と思っているような優しくない感じなんですが、2人の結末はどうなるのでしょうか・・・。

 

 

 

橘家の姫事情のあらすじ

 

橘家の長男の嫁である由宇子さんは、家は継がないという賢一郎の言葉を信じ、結婚後は家族4人で幸せに暮らしていました。

 

しかし、息子の純一郎の5歳の誕生日の日、いきなり田舎に帰って家を継ぐと言うのです。

 

賢さんの実家は二百年も続く医者の家系。

 

実家の病院を拡大するということで、脳外科専門医として頑張っていた実績を捨て、長男として実家の病院を継ぐと・・・。

 

賢さんのお母さんである淑子さんは、純一郎が生まれたときに、橘家の跡とり孫だと、東京で暮らす由宇子さんたちを、最初から呼び戻すつもりだったのです――。

 

橘家の姫事情 嫁VS姑 大戦争突入!!

 

賢さんは気楽に、本家の長男の妻がないがしろにされることはないはずだし、悪しき習慣は、由宇子さんの代で変えちゃえばいいと言うのです。

 

長男の嫁として舅姑に仕えるなんてと、耐え忍ぶ女ではないときっぱり宣言。

 

そして、同居は無理という由宇子でしたが、母屋の他に隠居所もあるということで、実家に帰ることになりますが――。

 

ここから、由宇子さんと淑子さんの、嫁と姑のバトルが始まっていく感じです・・・。

 

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橘家の姫事情のネタバレやうな重が足りないっ！？

 

橘家の長男の嫁になった由宇子さんは、家を継がないはずの賢一郎さんの言葉に騙され、賢一郎さんの実家で同居することに・・・。

 

由宇子さんの息子も高校2年生になっており、由宇子さんの語尾の抑揚で機嫌もわかるように・・・。

 

由宇子さんの機嫌が悪い理由は、姑の淑子さんが原因。

 

家族の前ではニコニコしながら、味噌汁の濃さなどを由宇子さんにお願いしていると言うのですが、実際はお願いとは思えないほどの言い方で――。

 

更には、30分早起きしてこまめに庭の草むしりをすれば、雑草なんて生やさずにすむなんて言うんです・・・。

 

橘家の家はかなり広く、敷地内に草一本生やさずにおけるわけがないぐらいな感じです。

 

それを由宇子さん1人、残暑の庭で草むしりをしろと言うのです。

 

更には、病院が近いということもあり、舅や夫の賢さん、そして姑や義姉夫婦の昼職を由宇子さんが作り、それが当たり前な感じで、お昼を食べていない由宇子さんのことなんて気にしない感じ・・・。

 

そんな由宇子さんの楽しみは、月に1～2度の500円の温泉だけ。

 

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そんな中迎えた、淑子さんのお誕生日。

 

由宇子さんは淑子さんのためにと、前菜や煮物、サーモン寿司を用意するのですが、淑子さんはうなぎ屋さんに立ち寄り、10人分のうな重を注文したのです。

 

淑子さんは平日は由宇子さんに頼りっぱなしだから、こういうときぐらい、うなぎでも頼もうかと思ったと言うのです。

 

当然、由宇子さんは嫁を気遣うふりをして、すべて計算ずくでやっているのではと思います。

 

そして、みんなが席につき、配られるうな重。

 

誰も気が付いていないのですが、そこには由宇子さんの席も、うな重もなかったのです。

 

家族は11人いるのにうな重は10人前・・・。

 

由宇子さんの旦那である賢さんも気づいていなく、気づいたのは息子の純一郎だけ。

 

純一郎は、うな重が1個たりないことを淑子さんさんに聞くのですが、数を間違えてしまったのかと言うだけ・・・。

 

由宇子さんは、淑子さんは自分にとっての家族の分を、正確に数えていると思うのです。

 

いつもやさしく気遣ってくれる、淑子さんの夫で由宇子さんの舅は、由宇子さんに食べてくれないかとうな重を渡すのですが、お祝いの御膳は遠慮すると、由宇子さんはみんなの前でキレた感じで――。

 

まだまだこれは、嫁姑バトルの序盤戦という感じです・・・。

 

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橘家の姫事情の感想や結末、そしてうな重が足りなかった真相は？

 

最後の最後で由宇子さんは、お祝いのうな重や法要禅も自分だけなかったのは、嫁イビリではと淑子さんに問いただします。

 

淑子さんは、うな重は完全に自分の勘違いだし、法要膳も多めに頼んでも飛び入りが入って足りなくなるわけで、そういう場合は、一家の主婦の分を回すのが常識だと言います。

 

ただ、自分のうっかりミスで恨まれても困ると、謝ってくれた淑子さん。

 

それが本当にうっかりミスなのかどうかは、淑子さんしか知ることはできないのですが、謝ってくれたことが画期的だと思うのです。

 

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その後の展開としては、由宇子さんの長男である純一郎の進路についてです。

 

淑子さんは純一郎は跡とり孫と思っています。

 

当然、医学部に進み医者になってもらえると思ったいたのですが、当の純一郎はというと、航空宇宙学を目指したいというのです。

 

純一郎を自分が育てれば、そんなことを言い出さなかったのにと言い出す淑子さん。

 

しかし、今まで淑子さんの言うことにあまり口出したりしなかった賢さんが、淑子さんが育てても同じだったと、見守ってやって欲しいと言うのです。

 

やっと淑子さんもわかってくれたかと思ったら、新年の集まりで、来春には孫が医学部に入ると言い出す感じで、淑子さんの魔の手から、純一郎を守ると由宇子さんが誓う感じで――。

 

淑子さんと由宇子さんとの嫁姑バトルは、うな重のことを謝ってわだかまりが取れたぐらいで、特に2人の関係が
変わったということはない感じです。

 

ですが、2人の嫁姑バトルは結構見もので、自分が同じ状況だったら嫌ですが、他人事だから冷静に楽しく読める感じです。

 

最後こそ、由宇子さんの夫である賢さんが淑子さんに話をしますが、もう少し夫として気づいてあげられていれば、こんなに由宇子さんが辛い思いをしなかったのかなぁって思います。

 

橘家の姫事情を簡単に結末を紹介しましたが、ご自分の目で嫁姑バトルや結末を、見てもらえたらと思います。

 

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