宮城明子先生の作品の
タブーを犯した女たち~天の河~。
夫の浮気に義母の冷たい態度・・・。
行くところがない感じですが本当は義父がいるから
辛くてもここにいるのです。
それが許されない恋だとしても・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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タブーを犯した女たち 天の河のあらすじは?
綾はどんなに辛い日々でも義父がいれば
耐えることができました。
それが許されない恋だとしても――。
綾の夫の征司は浮気をしていました。
それも隠そうともせずYシャツに口紅をつけ
帰ってくるのでした。
そんなYシャツを洗っているとお義母さんに声をかけられ
何でもないとYシャツを隠すのですがお母さんは
征司の浮気を知っており自分の息子を注意するのではなく
よそに女を作るのは綾が妻として足りないからと言うのです。
タブーを犯した女たち~天の河~
そして彩が嫁いできてから4年も子どもができなく
自分の妹たちにはみんな孫がいて本家のうちには
義母に恥をかかせる気かと・・・。
さらには綾が子どもができないことは病院の先生に
自分には問題が見当たらないから征司にも
検査をと言われたと伝えると征司に問題があるのかと
あの子は自分が大事に育ててきたんだから
そんなことはないと怒り出すのです・・・。
いつもお義母さんの機嫌を損ねてしまうと
落ち込む綾ですがそんな綾をよそに
お義母さんと征司は2人でワインを飲むのです。
本当は政治と別れて家を出たいと思ったこともある綾。
でもそうしないのはここを出たら頼る人もいないから・・・。
綾は小さいころに父を事故で亡くし
母の手1つで育っていました。
泣いてはダメと暗い顔をしないで笑っていれば
いつかきっといいことがあるからと言っていた母も
綾が20歳の時に亡くなっています。
失意の中にいたときに出会ったのが征司でした。
征司は明るくて人を惹きつける魅力があふれ
異世界のスターのように見えた人・・・。
そんな征司から誘われ義母を紹介されたときも
仲の良さを見てもただ羨ましく思ったのです。
何も見えてないまま嫁いだ綾・・・。
天涯孤独で1人ボッチになるのが怖くて
母が残してくれた田舎の土地も家も
処分できずにいるのでした。
そして弱虫な臆病な自分と思いながら泣いていると
そこにお義父さんがやってきて声をかけるのです。
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タブーを犯した女たち 天の河のネタバレとその後の展開!
綾に声をかけてきたお義父さんは星がキレイだと
ちょっと出てみないかと言うのです。
義父は天文学を教えており義母の2度目の夫。
征司が15歳の時に義母は最初の夫と離婚して
その数年後に義父と再婚したのです。
そして村井家の婿養子に入ったそうですが
万年助教授ということで征司は軽蔑していて
義母も愛想を尽かしているとか・・・。
そのせいもあり綾を大事にするように言っても
全然取り合わないようです。
そんな義父でしたが彩は義父が話してくれる
星の話が大好きだと尊敬していると。
お義父さんがいるからここにいるんだと・・・。
タブーを犯した女たち~天の河~
そんな義父は小さいころに両親に捨てられ
施設で育ってきました。
事情は違っても天涯孤独なのは綾と一緒。
だからわかるのだといいます。
孤独になることを想像したときの途方もない心細さと
誰かに寄り添っているときのぬくもりの切なさが・・・。
もう遅いから中に入ろうとしたとき
転びそうになった綾をお義父さんは抱きしめます。
すぐに離れる2人でしたがその時義父は
胸の痛みを感じるのです。
このところ胃の調子が悪いと言う義父のため
身体を気遣って翌朝の味噌汁は薄めにするのですが
征司は薄くて飲めたものじゃないと・・・。
濃いのは身体に良くないというと口ごたえするなと
お袋はうちの味を教えてくれようとしていると言い
義母は育ちが出ると言い2人で綾を責めるのです。
更にはヘラヘラおどおど卑屈な笑いを浮かべ
社内恋愛の時は献身的かと思ったけど飽きると言い
義母は義母でいじめても図太く居座っていて
うちの財産を狙っているのではないかと・・・。
ですが征司は綾にはそんな知恵はなく
他に行くところがないからしがみついていると言い
2人の話を聞いてしまうのです。
立ち聞きなんていやらしいと言われ
今月ピンチだという征司のために義母は
しまっておいた来月分の生活費を渡してしまったり
義父の大事な書類を渡してきてと綾に言うのです。
そして義父の元へ行く綾。
天文学教室のドアには義父が小惑星を発見したことが
書かれた紙が貼られていました。
それを見た綾はすごいことだと言いますが
その瞬間義父は倒れてしまうのです――。
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タブーを犯した女たち 天の河の結末は?
すぐに病院に運ばれる義父でしたが心配する彩とは違い
義母は入院だの手続きだの大変だと言い
征司を呼ぼうとする綾に征司の仕事の邪魔をするなと
誰がついていても検査の結果が変わるわけでもないと
ひどい言い方をするのでした。
そして義父の検査の結果は――。
綾は悪い病気ではないようにと祈っていましたが
義父は進行性のガンで余命半年と宣告されました。
綾は本当の病名は伏せておいた方がと
心の準備もあるからと義母に言うのでしたが
義母はすでにガンだと義父に話をしていました。
心配になる綾が病院に行ってみると
義父は窓のそばにいて今にも飛び降りそうに・・・。
最初は普通にしていた義父でしたが綾の胸で
死ぬのは怖いと泣くのです。
そんな義父に綾はお義父さんが好きだと
愛していると告白するのでした。
タブーを犯した女たち~天の河~
義父は一時の気の迷いでそんなことを
言ってはいけないと言うのですが
綾は気の迷いなんかではありません。
それからは毎日のように義父の元へ通い
献身的に看病をするのです。
そのことで義母には自分の亭主にご執心だと
ドロボー猫だと言われたりよった征司には
親父とできているのかと無理やり抱かれそうに・・・。
こんな男のコドモなんか死んでも身ごもりたくない
そんな風に綾は思うのでした・・・。
日に日に病状が悪化してきている義父。
そんなある日、義父を見舞いに来た学生に
義父が見つけた小惑星の名前について聞きます。
小惑星を見るけると名前を付ける権利がありますが
登録には4~5年かかると。
その小惑星の名前は「AYA」。
大切な人の名前だと言うのです。
それを聞いた綾は義父の病室を訪れ
愛してくれと言うのでした。
自分の中に義父を残したいと
義父を永遠に忘れないようにと――。
それから3ヶ月、義父は亡くなりました。
満天の星の夜に――。
そして綾は征司に離婚届を渡します。
身よりもないくせに1人で生きていけると思っているのかと
義母に言われたりもしますがもう前のような綾ではありません。
おどおどしたりせず征司にこどものこと
1度ちゃんと検査をした方がいいと言います。
義母は子どもができないのは綾のせいと言いますが
綾はふっと笑うのです。
そして離婚届に判をもらい出ていくことに。
綾は母が残した家と土地を売りそのお金で
しばらくは暮らしていこうと決めていました。
満天の星空を見ながらお父さんはまるで大きな河のような
その河を渡って天国に行ったと思うのです。
そこには義父がつけたAYAという名の星があって
きっとその星が義父に寄り添っている。
自分にはお義父さんのあなたの子が一緒にいてくれ
じぶんはもう一人じゃないと思うのでした。
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タブーを犯した女たち 天の河の感想は?
綾の置かれた状況はとてもかわいそうでしたね・・・。
旦那が堂々と浮気をしていて義母は嫁を守るどころか
息子の味方で嫁として足りないものがあるなんて・・・。
他に身内がいなくて義父だけが優しくしてくれたら
気持ちがいってしまうのもちょっとわかるような・・・。
それにしても義父がガンだと余命半年とわかったとき
綾は義父のことを思って隠そうとしたのに
義母は簡単に告げてしまうなんてちょっとひどいですよね。
もし自分が同じことをされたら辛いと思わないんですかね・・・。
タブーを犯した女たち~天の河~
しかも義父の看病をしに病院に行っているだけで
ドロボー猫とかなんてひど過ぎです。
義母が義父を大事にしないから義父も綾を
大切に思うようになるんだと・・・。
最後は義父の子どもを身ごもった綾ですが
ずっと征司との子どもができなかったのは
たまたまなのかもしかすると征司に
問題があったのかもしれませんね。
義父が亡くなってしまいましたがそれでも
惑星のことなどステキだと思いました。
子どもと2人幸せになってほしいです。
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