『となりの怪物くん』で人気を博したろびこ先生の最新作『僕と君の大切な話』。
ひたすら理性的なことしか言わない東司朗とそんな彼に恋をした
美少女だけどストーカー気質な相沢のぞみ。
ちぐはぐで会話のかみ合わない2人は果たしてどんな関係に発展するのか・・・?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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僕と彼女の大切な話のあらすじは?
ある日、駅ホームのベンチに座って本を読んでいた東司朗は
相沢のぞみという美少女に告白されます。
彼女は東にずっと片想いをしていたというのですが
告白するために学校からずっと東の後をつけていたのです。
そのことに気づいていた東は告白されているにも関わらず
冷静にストーカー行為を悪いことだと指摘します。
告白したはずなのに辛らつな言葉ばかり向けられる相沢。
しかしめげることなく好きになったきっかけなどを力説され本気で
好意を寄せられていることにやっと気づいた東の反応に変化が生まれてきます。
僕と君の大切な話
2人の間で何らかの進展がありそうな雰囲気に――。
ところが相沢はふとした弾みで東のすねを見てしまい
真っ青になってその場から逃げ出したのです。
翌日、2人は学校で顔を合わせることになるのですが
逃げた相沢の心境が理解できない東は
彼女の告白そのものをなかったことにしようとします。
しかしなぜかお互いに駅での会話が日課となっていき
よくわからないけれどもなんとなく大切な話を重ねていくうちに
東と相沢はどんどん距離を縮めていくことになるのでした。
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僕と彼女の大切な話のネタバレとその後の展開は?
駅ホームのベンチに座って本を読んでいた東くんは少し離れて隣に座っていた
相沢さんに突然「どうして男は・・・戦いが好きなの」と声をかけられます。
相沢さんのよくわからない話を聞き流して返事もせず
しかし横目で様子を伺いながら読書に没頭していた東くん。
彼女は話が一段落すると今度は「私 あなたが好きです」と
一世一代の大告白をします。
しかし東くんはそんなくだらないことを言うために
学校から駅まで後ろをつけてきたのかと呆れます。
「そういうのよくないよ」と一刀両断し学校では美少女として評判の
相沢さんに告白されたのにトキメクどころかストーカー行為はよくないとたしなめ
さらに女から男に言いよるのは愚作の極みだと辛らつな発言をします。
相沢さんは東くんのことが好きで遠くから見つめるばかりだったことを話し
急な告白で驚かせてしまったことを赤面しながら謝罪するのですが
好きすぎてちょこちょこ彼の落し物をお持ち帰りしていることも暴露し
重度のストーカー気質を秘めていることまで判明します。
もちろん東くんはドン引き・・・。
幸いだったのは想い人の物を盗んでしまうのは
マズイと自覚していたことでしょうか。
そこで相沢さんは思い切って告白してしまった方が
すっきりするのではないかと思い告白したというのです。
僕と君の大切な話
ポジティブすぎる思考に東くんもびっくりします。
そしてやっと彼女が本心から告白していることに気づき赤面。
告白されたのは初めてだったのです。
美少女に好意を寄せられ悪い気がする男はいないと思います。
相沢さんの手には盗んだけれども返そうとしていたノートがあり
照れくさくて動揺しまくりの東くんはやや強引にノートを取り返そうと・・・。
その弾みで引っぱられるような形になった相沢さんの顔が
キスできそうなくらい至近距離になり一瞬の出来事に
慌てて距離をとった東くんはベンチから落ちて尻餅を。
相沢さんは頬を染めたまま改めて告白しようと思い東くんのほうに向き直りますが
ふと彼のすね毛が見えて動揺しその場から逃げてしまいました。
翌日、学校で2人は目があったのですが相沢さんから視線を逸らしたので
東くんはすべてなかったことにしようと自己完結してしまうのですが――。
その後は仕切りなおしという感じで2人の関係は再スタートし
最終的にはどんな関係に発展するのか気になるところです。
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僕と彼女の大切な話の感想は?
前作の『となりの怪物くん』は超問題児だけど一途な不良ハルと
将来は安定した生活を得ることが目標の堅物少女雫のコンビで
繰り広げられる躍動感あふれるラブコメ路線だったろびこ先生。
本作はがらりと雰囲気を変えてこられ会話を中心にストーリーが進行していきます。
場面が動いて切りかわっていくというよりも
会話で場面の流れが変わっていき進んでいきます。
少女マンガの王道といえば事件が起きてヒーローが
ヒロインをカッコよく助けそこで一気に盛り上がりますよね。
『僕と彼女の大切な話』の1巻ではあまり危機的状況は起こらず
東くんと相沢さんの交わす会話が大黒柱のようにストーリーを支えています。
「だからこそ、このタイトルなのか!」と思わず
納得させられてしまうほど会話シーンが面白いです。
僕と君の大切な話
一見単調になりがちだと思われるかもしれませんがなぜか退屈しません。
東くんはとことん理論派で返事ひとつするにしても理屈っぽくなりがちです。
言っていることは確かに正しいのですが
正しさを優先しすぎて人の気持ちに疎い性格。
対する相沢さんは気持ちで動くことが多く自分の気持ちに素直です。
素直すぎて失礼だったり常識はずれだったりする部分もありますが・・・
東くんの発言は男性目線、相沢さんの発言は女性目線です。
男性と女性の気持ちというかあるある話をお互いに代弁しています。
私は女ですが読みながら「これわかる!」と
相沢さんの発言に共感することが多いです。
普段生活していると男女の考え方の違いに触れることもあると思うのですが
このマンガはまさにそれを感じさせてくれます。
男女差別をするわけではないですがどうしても男女の違いってありますよね。
それでもどかしい思いをすることもあるかもしれませんが
本作を読むとそんな気持ちがすっきりするかもしれませよ。
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