渡瀬悠宇先生の作品のふしぎ遊戯 白虎仙記。
四神天地書の処分を頼まれた大杉は
いろいろ試したものの
処分することができないでいました。
そんなある日、大きな地震が発生。
娘をこの状況から逃すために
四神天地書を開くように言います。
鈴乃はひとり両親と離れ
四神天地書の中に入ったのですが・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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ふしぎ遊戯 白虎仙記のあらすじは?
鈴乃と呼ばれた少女が廊下を走り
留袖の裾を踏んで転んでしまいます。
その留袖は母の花嫁衣装で大事なものなのですが
鈴乃はそれを着て父のお嫁さんになりたいと母に告げます。
そんな鈴乃に母はまだお嫁に行くには早すぎる
せめて10歳にならないとと説得し
父が戻るので夕飯の支度をという母に
素直に頷くのでした。
その頃、佐倉出版社で働いている鈴乃の父は
ようやく届いた資料を抱えまだ仕事中。
彼は奥田先生の無実を信じています。
半年前、奥田は娘の多喜子を殺して
自殺したことになっていますが
真実はまったく異なっていました。
ふしぎ遊戯 白虎仙記
娘を救うために命を絶ったのですが
どう説明しても納得してもらえるような
内容ではありません。
それをわかっているので
大杉はなにを言われても細かい説明はせずに
奥田先生は娘を殺していないと
そう訴えるしかしないでいるのです。
父の帰りを待つ鈴乃はひとり父の部屋に忍び込みます。
父の懐中時計を耳に当て
父へ思いを馳せていると猫のようなものが目に映り
机の引き出しが勝手に開きます。
引き出しの中には四神天地書と書かれた
1冊の書物が姿を現します。
何気なくそれを手に取ると
形相を変えた父が叫んで取り上げ――・・・。
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ふしぎ遊戯 白虎仙記のネタバレとその後の展開は?
あまりの出来事に涙目になる鈴乃は
父に嫌われてしまったのだと気持ちが沈んでいきます。
怒鳴ってしまったことを後悔するも
触ってはいけないといいつけておいた
四神天地書に触れてしまった鈴乃も悪いのです。
自分も悪いが鈴乃も悪い。
それを納得してもらうために
四神天地書は男しか触れてはいけない書物なのだと
改めて言い聞かせます。
鈴乃が興味を示している懐中時計をあげるということで
鈴乃の機嫌をとり約束を取り付けることに成功したのでした。
しかし鍵をかけておいたはずの引き出しが
どうして勝手に開いてしまったのでしょうか・・・
大杉は不思議に思うのでした。
四神天地書とは奥田が見つけた経典で
それを写して本にしたものです。
しかしその本は彼の娘である多喜子を吸い込んで
本の中の主人公、巫女にしてしまいました。
巫女となった多喜子は四神のひとつ玄武を呼び出し
3つの願いを叶えるために苦痛を味わうことになります。
その苦しみから救うために
父親として奥田は自身の命を絶ったのです。
そして四神天地書の処分を大杉に託したのですが
どんなことをしても四神天地書が
なくなることはありませんでした。
まだ残りの巫女を本は待っている・・・。
そのことがあるので大杉夫妻は
鈴乃のことが心配なのです。
ふしぎ遊戯 白虎仙記
それからも四神天地書をどうにかして
処分しようとするのですが
書の持つ力が大きすぎて処分することができないまま
9月1日を迎えます。
はじめは弱い揺れでおさまったかと思うと
四神天地書だけが揺れていました。
ですが、その直後に大きな揺れがやってきて
鈴乃の家が崩壊してしまい
父は家の下敷きになり身動きがとれません。
すすの匂いがし危険が迫っています。
大杉は鈴乃が四神天地書を持っているのを知り
本を開くようにいいます。
この窮地から娘を救うには本の中に逃がすしかない
そう判断をしたのです。
無事、娘が本の中に入れたことを知ると
鈴乃に多喜子がいた世界であること
鈴乃にはこれから仲間ができることを伝え
娘の幸せだけを願い意識をなくしたのでした。
ひとり本の中の異世界にいる鈴乃は
人が大勢殺されている場面を目撃
自身も狙われてしまいます。
その危機を救ってくれたのが虎でした。
危機を脱したのち虎は女の子の姿になり・・・。
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ふしぎ遊戯 白虎仙記の感想は?
ふしぎ遊戯シリーズも長いです。
この白虎仙伝だけでも読み進めることは可能ですが
前作の玄武開伝を読んでからの方が
本作の冒頭に出ている多喜子のことや
奥田先生のことがよりわかると思います。
シリーズ通して読んでいる方には
あえて説明は不要でしょうが
多喜子は前作の主人公なので
彼女の父や大杉の心情なども
本作だけでは説明できない部分が
前作を読むことでわかると思うのです。
ふしぎ遊戯 白虎仙記
さて本作の主人公が本の中に入ったのは関東大震災の日
そして本の中から戻れたのはその4日後。
まだ10歳にもなっていない少女にとっては
過酷でしかありません。
その年齢では本の中でも過酷だろうし
展開は苦難ばかりの予感です。
しかしシリーズファンなら
どんな展開でも見届けたいと思うものでしょう。
初読の方はこの機会に
シリーズ読破してみてはいかがでしょうか。
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