渡千枝先生の作品の黒き海 月の裏。
生まれつき目が悪く生まれてきた夕里。
しかし彼女には見えるはずのないものが見える
千里眼の力があった。
そしてその力が明るみになるときさまざまな事件が動く!!
大正時代を駆け巡るサスペンスストーリー!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
【黒き海 月の裏】を無料で読む方法!
U-NEXTに登録するともらえる600円分のポイントを使えば
黒き海 月の裏や最新作などが無料で読めちゃいます!
①70誌以上の雑誌や映画やドラマにアニメが31日間無料で見放題!
②最新作など電子書籍に使えるポイントが600円分プレゼント!
③さらに電子書籍や映像作品に使えるポイントが毎月1,200円分ももらえちゃう!
黒き海 月の裏のあらすじは?
小さな写真館を営む父と三味線の師匠を務めていた
母の間に生まれた少女・夕里。
彼女は生まれつき目が悪かったのです。
それでも不思議と手の中に隠された
おはじきを当てることができます。
夕里には透視能力を始め
様々な超能力的な力が備わっていました。
千里眼と呼ばれるその力。
しかし必ずしもその力は
夕里に幸せをもたらすとは限らないのです。
夕里のことを守るため彼女の母親は
その特別な力を誰にも秘密にするように
固く言い聞かせて夕里を育てていました。
夕里は目は見えないのですが
光の明暗や人の輪郭は分かります。
また時々鮮明な映像が頭に浮かんでいました。
その内容は様々で時には恐ろしい映像も浮かぶのです。
黒き海 月の裏
あるとき父親のぼんやりとした輪郭に
黒い影が浮かぶのを見ました。
初めて見るその影を訝しんでいると
その夜、父親がくも膜下出血で
命を落としてしまったのです。
あのとききちんと自分の力を理解していればと
そう後悔する夕里。
また父の死は彼女の生活を大きく変えることとなるのです。
芸者であった母親は生計を立てるために
再び働き始めることとなります。
そして父親の墓前に手を合わせるために
自宅を弔問してくれた
夕里を取り上げた産婆のおときからは
ゾクリとした怪しげな雰囲気を受けます。
のちに明らかになったことですが
夕里の母親は大きな秘密を口止めしてもらうために
おときにお金を渡していたのです。
その秘密は夕里の母親が彼女を守るために
大切に隠してきた大きな秘密だったのです。
そしてこのおときとの出会いがきっかけとなり
夕里のそして彼女を取り巻く人物の人生が
大きく変わっていく――・・・!
千里眼の力が狂わせ始めた運命の歯車は
どこに向かっていくのか??
サイト内より【黒き海 月の裏】と検索。
黒き海 月の裏のネタバレとその後の展開は?
父親が残した写真を本人の元に届けるため
夕里は母親と大河家の別荘地を訪れます。
そこで母親の形見だという真珠をなくし
泣いている少女を見ました。
その心に共感し千里眼の力で真珠を見つけた夕里。
その少女環は榊原病院の院長令嬢で
彼女の兄・隆太郎に夕里が
千里眼の持ち主であることがバレてしまいます。
見慣れない自動車に驚き倒れてしまった
夕里を助けてくれたのは大河家の息子・寿樹。
柔らかな空気を纏う寿樹の雰囲気に
それまで感じたことのない
胸の高鳴りを感じていました。
自宅に戻った夕里はおときさんが殺される
恐ろしい映像を目の当たりにしました。
あまりの恐怖に母親に相談すると
母親が慌てておときさんの家に駆けつけます。
そこには夕里が見た映像の通りの事件が――・・・。
黒き海 月の裏
しかし、あまりのタイミングの良さに
夕里の母親は犯人として疑われてしまうのです。
自分の力で大切な母親を窮地に追い込んでしまった夕里。
今度はその力で母親を助けたい!
環や隆太郎に寿樹の力を借りて
殺人場面の念写に成功した夕里。
そこに写っていた犯人は
思いもかけない人物であったのです。
そして彼女の力の強さがそれぞれの運命を
大きく変えていくことになります。
肺結核を患った母親の治療費を稼ぐために
隆太郎と賭けごとの場に乗り込むと
火事を予見し一命を取り留めます。
しかし、その場で自分の命を狙う
男の存在に気がついた夕里。
果たして彼女の命を狙うその存在は何者か・・・
そして母親が命をかけて守ろうとした秘密とは??
環や隆太郎、そして寿樹との出会いは偶然か
あるいは仕組まれたものだったのか。
千里眼の裏に渦巻く数奇な運命に
夕里を始め全員が巻き込まれていく!!
サイト内より【黒き海 月の裏】と検索。
黒き海 月の裏の感想は?
千里眼の力に翻弄される少女たち。
その力の大きさに怯えながらも力を失ったときに初めて
その力の大きさを知ることとなるのです。
不思議な事件に巻き込まれ
仲間の力を合わせながら解決していく
サスペンスストーリー。
黒き海 月の裏
千里眼という不思議な力が
何かこうゾクリとする雰囲気を醸し出し
物語の雰囲気を大きく左右しているのです。
隠しても隠しても隠しきれないその力に翻弄されながら
不安の影に怯えながら自分たちが進むべき力を模索していく様は
本当に読み応えのある作品でした。
サイト内より【黒き海 月の裏】と検索。