魔木子先生の作品のダークネス。
戦時を生き抜いた魔性の女緋沙。
妖艶な魅力を持つ彼女を一度でも抱いてしまった男は
彼女の毒牙から逃れることができない!
そんな彼女が初めて出会った己より強き毒を持つ男・久世。
その闇の引力が2人をそして世界を思わぬ方向に進めて行く!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
サイト内より【ダークネス】と検索。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ダークネスのあらすじは?
時は戦火の炎が徐々に強くなってきている時代。
人々は日々の食料にも事欠き貧しい生活を送っており
男性は兵士として働き女性は男性に尽くすために生きるのです。
全ては国のため戦争に勝つため。
戦火に巻き込まれ家族を失った者や
家族が離れ離れになってしまっている者も多く
日本中の人々が混乱を極めていました。
緋沙も戦火を逃れ田舎に住む叔母を訪ねてきました。
しかし疎開先の家も決して裕福ではなく
招かれざる客の緋沙。
役にも立たない女だと部屋も与えてもらえません。
屋根裏部屋をあてがわれた彼女は実に美しい女でした。
絹のような柔肌に鋭い瞳・・・
一度知ってしまったら決して忘れることのできないその体。
男はみんな彼女の瞳に射抜かれその体に虜になり
己を失い終いには命まで落とすのです。
ダークネス
私を抱けば後悔すると言われても
兵隊に行けず家で過ごしていた叔父は
彼女に夜這いをかけます。
そしてその夜から叔父は緋沙の魔力の虜になってしまいました。
人が変わったように働き始めた夫の変化を
喜んでいた叔母だったのですが
あるとき2人の秘密の関係を知ってしまうのです。
時を同じくして緋沙はその土地にある
大きなお屋敷に迷い込んでいました。
その屋敷は久世という人物の屋敷であるということ以外
その村の者は誰も何も知らない豪邸。
何十人という美しい女性を囲み
一度でもその館に足を踏み入れた女性は
決してそこから出ることはできません。
その屋敷の主人・久世に見初められ
屋敷に囲われることとなった緋沙。
この出会いが2人の運命をそして日本の行く末を
大きく変えて行く力となったのです!!
サイト内より【ダークネス】と検索。
ダークネスのネタバレとその後の展開は?
人が惹かれ合うのはなにも良い方向
そして良い力だけではありません。
時にはお互いの持つ魔力のような力同士が惹かれ合い
強烈な出会いとなることもあります。
久世と緋沙の2人の出会いはまさにそのような
禍々しい力同士の惹かれ合いであったのです。
悪い噂が絶えない久世の屋敷に
緋沙を売り渡したのは叔母でした。
叔父と緋沙に裏切られたことを知る彼女は
久世の屋敷に緋沙を売り渡すことで復讐を果たそうとします。
しかし緋沙に入れ込んでいた叔父は
体を張って緋沙を久世から守ろうとし
命を落とすこととなったのでした。
無理矢理久世の屋敷へと連れていかれた緋沙は
そこで久世の女となるのです。
その魔性の力で男性を虜にしてきた緋沙だったのですが
その魔力は久世には敵わないのでした。
久世の屋敷は日本の要人に女をあてがういわば娼婦の館。
そうして要人たちの弱みを握り久世は陰の権力者となっていて
彼の狙いは陰から日本を操ること――。
ダークネス
そのためには緋沙の持つ魔力が必要であることを
瞬時に察知した久世は彼女を手元に置くのでした。
久世は今まで緋沙が出会った男とは何もかもが違っていました。
彼に近寄ることは危険だと肌でわかっていても
身体が彼を求めてしまうのです。
もっと彼が欲しい、体の奥まで貫いて欲しい・・・
初めての欲望、溺れてしまいたくなる衝動。
そんな緋沙のことを久世は
駒としか思っていなかったのでした。
来たる終戦の際に敵国の男に緋沙を差し出し
自分が有利になるように物事を進めていき
そんな久世の本心を知った緋沙は館を抜け出します。
体を売りながら食べ繋いでいた緋沙だったのですが
駐屯軍の慰安婦に志願し次々と兵士を虜に。
そうして得た人脈や経済力を武器に
いつか久世を倒すことを心に決めた緋沙。
闇の力同士の熾烈な争いの軍配はどちらに上がるのか?
サイト内より【ダークネス】と検索。
ダークネスの感想は?
魔性の女、緋沙。
しかし彼女の内面からは隠しきれない人の良さ
正義感のようなものを感じることができます。
闇の中に光を抱えているからこそ人々は彼女の虜となり
彼女もまた強い力を発揮することができるのです。
ダークネス
そんな彼女と漆黒の闇のような存在である
久世の対決はどちらに軍配があがるのでしょうか。
身体一つでのしあがり男を土台にしながらも
時には男から陵辱をうけそれでも這い上がるその姿は
芯からの力強さを感じます。
愛人として力をつけた緋沙が
今度はどのような手段に出るのか本当に楽しみです。
サイト内より【ダークネス】と検索。