光原伸先生の作品のアウターゾーン。
その世界は現実を越えたあらゆることが平然と起こり
遥かな未来と悠久の過去が混在し
光と闇が重なり合い存在する異世界──。
アウターゾーンと呼ばれるあらゆる人々を
奇妙なる出来事へと導く空間だった。
その異世界の道先案内人である不幸の意味名
「ミザリィ」を名乗る妖艶な美女によって
物語は様々な結末を迎えていく・・・。
破滅か希望かそれは全てアウターゾーンへと迷い込んだ
人々の行動の結果の結末でしかないのだから・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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アウターゾーンのあらすじは?
ある物語が1人の美女によって語られます・・・。
彼女は自分をミザリィと名乗り
「不幸」の意味合いがある名を名乗りながら
妖艶な笑みを浮かべ絶世の美貌で男を魅了させ
様々な人々をアウターゾーンへと導いていきます。
そして彼女が導いたある物語が語られます。
数多く奇妙な出来事が起こるアウターゾーンの中で起こる
日常的な超常の物語。
それはある熱心な宗教家である母親と
その母親に苦しまされている少年
ひろしが主人公の物語でした。
毎日ひろしは日曜日になれば宗教家である
母親と共に勧誘へと連れていかれ
母親が信仰する神様の教えを広めるために
一日中歩きまわされてしまいます。
でも誰も胡散臭い宗教の神を信じるわけでもなく
気味が悪いとひろしは門前払いを受けてしまいます。
母親は門前払いを受けてしまうのは
ひろしの信心が足りないからだと八つ当たりをします。
そんな母親の下で苦痛の日々を送る彼は
同じマンションに住む隣の優しい人妻である
ゆうこに気に掛けられていました。
子ども好きなとても優しい女性でしたが
夫との間に子どもに恵まれなく
日々虐待を受けていたひろしを気にかけていました。
母親の神様に対する異常なまでの信仰心によって
食事時も落ち着かない日々を送っていた彼の唯一の救いは
インコのピー助の存在でした。
母親によって疲弊した心を潤してくれる
ピー助の存在によって彼は母親のある秘密を抱えながら
苦難の日々を我慢していたのです。
アウターゾーン
そんなある日――・・・。
ひろしは小学校でコンクールの出展を薦められた
車の写生を見せます。
ですが母親はくだらないと一蹴し
彼の絵を破いてしまいます。
そのやり取りを聞いていたゆうこは
ひろしの破かれ捨てた絵を修復し彼に返します。
そして彼が母親から日々受けていた虐待の事実を知り
彼の母親に詰め寄りますが子どものいないゆうこを罵ります。
子どもがいないことを気に悩んでいた彼女は傷つき
ひろしは母親に対する怒りを込み上げていきます。
そんな一部始終を見ていたのは
アウターゾーンの道先案内人であるミザリィでした。
彼女の登場によってアウターゾーンの扉が開かれ
物語は超常を越える結末へと向かっていきます。
はたしてひろしとゆうこは
どんな結末を迎えるのでしょうか?
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アウターゾーンのネタバレとその後の展開は?
自分のことを気にかけてくれる
ゆうこを傷付けられてしまったひろしは
母親に対する猜疑心を強めていました。
その母親は夢の中でミザリィと出逢います。
神の使いであると勘違いした母親は
ミザリィからある物を受け取ってしまいます。
それはドクロの形をしたおぞましい杖でした。
ミザリィによって手渡されたそれは
悪魔を退治するための道具だと告げられ
神の啓示が降りたと母親は大喜びですが
それはミザリィの気まぐれな悪戯でもあったのです。
彼女の気まぐれはひろしのインコまでにおよび
インコにある暗示が掛けられてしまいます・・・。
そんなミザリィの気まぐれな悪戯に
掛かったことも知らない母親は
上機嫌で自宅の掃除をしていましたが
インコが突然と語り出していきます。
それは彼女の夫との喧嘩のやり取りでした。
衝動的にインコを殺してしまった母親は
ひろしに質問を受けますが
寿命で死んだと知らを切り彼は我慢できずに
母親が父親を殺したことを暴露します。
そう、ひろしの父親は
彼女のあまりにもな宗教活動に嫌気がさし
それが原因で口論をしていたのです。
アウターゾーン
神様のことを馬鹿にされ逆上した彼女によって
殺された父親の死の真相を知るひろしの告白は
母親を暴走させてしまいます。
自分の息子に悪魔が憑りついたとひろしを襲う母親。
包丁で切り付けてくる彼女から逃げる彼は
ゆうこに助けを求めますが
寸前のところで母親に捕まってしまいます。
そして母親によって悪魔払いの儀式をされようとする中
彼女はミザリィから貰ったドクロの杖をかざし
ひろしの中にいる悪魔を追い出そうとします。
──が、その杖をかざした瞬間
母親の手が崩れていき
体中に亀裂が走りだしていきます。
ゆうこが助けに入った瞬間、母親が悪魔に変貌し
そのまま苦しみもがきながら爆散してしまいます・・・。
ミザリィによって手渡されたそれは
悪魔を祓う代物でしたが
悪魔と化していたのは母親だったと
一部始終を見ていたミザリィは
面白そうに微笑んでいました。
身寄りがなくなってしまった
ひろしを養子として引き取り
母親になってくれたゆうこ。
親子として新しい希望を手にした2人は
幸せを手にしますが
ミザリィが関わる物語はこれで終わりません。
呪いの生首を手にした不幸な男の物語や
小さなドール人形になってしまった女性と
そんな彼女に振り回されてしまう刑事や
ミザリィの事を調べようとする新聞記者など
様々な登場人物たちが
アウターゾーンへと迷い込んでいきます。
はたして彼等は彼女たちは
どんな結末を迎えていくのでしょう?
それを知るミザリィは
楽しそうに物語を紡いでいきます。
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アウターゾーンの感想は?
1990年代のジャンプ漫画として連載していた本作は
ホラー漫画として描かれていた作品でした。
海外のホラー番組のテイストで描かれ
一話完結型で進んでいくショートストーリー形式で
当時のジャンプ漫画では珍しい
妖艶な美女「ミザリィ」を主人公にし
ジャンプ漫画では異質なホラー漫画として
人気を博した作品でもありました。
ホラー漫画と当時の少年ジャンプでは
あまり受け入れが悪かったジャンル連載の作品でしたが
その独特な恐怖と希望が織り成し
ミザリィによってアウターゾーンへと
迷い込んでしまった登場人物たちが
どんな結末を迎えるのかが
目の離せない内容でもありました。
アウターゾーン
ただの怖い話ではなく一見救いがたい悪党であるも
ミザリィの気まぐれによって救われることもあれば
破滅へと落ちていってしまうなど
登場人物のドラマ性のある作品でもあります。
ただの怖い話ではなく
奇妙な体験をすることになってしまった
登場人物たちの様々な物語が楽しめ
先の読めない展開など
ホラー漫画としては斬新な表現で
当時において人気を博した本作。
美女ミザリィに奇妙な物語へと誘われ
不可思議な出来事が起こるアウターゾーンの世界を
堪能したい人におススメのできる作品です。
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