阿部潤先生の作品のパパがも一度恋をした。
最愛の妻・多恵子が他界して3年。
その悲しみが癒えずひきこもりのニートになった
パパの前にママが帰ってきた!
中年のおっさんの姿で――?!
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パパがも一度恋をしたのあらすじは?
山下吾郎は3年前に最愛の妻・多恵子を亡くしてから
悲しみの余りニートになり
鍵をかけた部屋に引きこもったままでした。
15歳のしっかりものの娘・トモと
猫の様な仕草をする
祖父のタロスケの3人で暮らしています。
ひきこもる父親に悲しいのはパパだけじゃないと
そう諭す娘に吾郎は自分の方がもっと悲しいと言い放ち
そんな息子をタロスケは甘やかすだけでした。
その挙句、吾郎は首を吊って
愛する多恵子の元へ行こうとしていたとき
見知らぬ中年の男性が家の中に――!
パパがも一度恋をした
トモは恐怖でパパに助けを求めます。
「トモ、久しぶり・・・」
そう声をかけてきた中年男の腕の中に
さっき窓から猫ジャラシを追いかけて
飛び出した祖父が抱かれています。
久しぶりと言われても知らないおっさんだし
どうしてそんなおっさんの腕の中で
祖父が猫みたいにゴロニャンしてるのか謎だらけ。
しかも親しげに話しかけてくるし
パパがひきこもっている
部屋のロックをいとも簡単に解除してしまう
このおっさんはダレ・・・?!
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パパがも一度恋をしたのネタバレとその後の展開は?
ある日突然、3年前に他界した妻の多恵子が
小太りのむさ苦しいおっさんの姿で現れました。
「ただいま 吾郎さん」
なんて言われても吾郎もトモも
信じられるワケがありません。
唯一、祖父のタロスケだけが
多恵子が帰ってきてくれたと喜んでいます。
とにかく引きこもっていた吾郎が
部屋から出てきてくれたことだけは
良かったと思うトモでした。
自分は多恵子だというおっさんは
そのまま自然に同居生活を始めます。
久しぶりに家族で食卓を囲む風景に
姿はむさいおっさんが
ママのエプロンをつけてここにいます。
あり得ない光景なのに何故か
馴染んでいると思えてしまうトモです。
タロスケ以外は受け入れていないのですが
作ってくれたお味噌汁は
まさしく多恵子にしか出せない味に
感動する吾郎です。
だけどそれだけでは信じられません。
美味しいかと顔を寄せてくるおっさんを
反射的に殴ってしまうのもムリはありません。
おっさん・・・いえ、多恵子は昔のように
同じ部屋で一緒に住みたいといいますが
当然、吾郎は断固拒否します。
そんな部屋のドアの大きな鍵が
どうやってつけられたかを
懐かしそうに話すおっさん。
そんなおっさんを見て本当に多恵子なのかと
つい、信じそうになったりしますが
何処をどうみてもただのおっさんです。
それでも百歩どころか
無量に大数歩譲って多恵子だとして
このおっさんの姿をした多恵子を
吾郎は愛せるのかと真剣に悩みだします。
そしてトモは天然な所が
ママにそっくりだと思うのです。
脱衣所でおっさんが服を脱いでいる所に遭遇した吾郎は
思わず欲情してしまう自分の身体に驚愕してしまいます。
本能はおっさんを多恵子だと
そう自覚認識しているのでしょうか?!
こうなってくるとおっさんの何気ない仕草や行動
言動が段々と多恵子に見えてくるのです。
そしてこのおっさんが可愛いと吾郎は思い始めます。
そのおっさん多恵子は
スーパーでパートとして働き始めます。
その様子を影からこっそり見ていた吾郎は
健気に家族のために働くおっさんをみて
自分に嫌悪感が芽生えます。
なにしろ父親で家族の大黒柱の吾郎は
現在、無職のニートです。
やっとその自覚が出てきたようです。
自分の代わりに一生懸命働いてくれるおっさんの姿が
ますます多恵子に見えてくることが多くなってきたある日
吾郎は家族の前で「仮免」を取ると宣言します。
それはおっさんが多恵子に見えて来ることが増えるにつれ
混乱も増える自分を一旦整理するため“多恵免”と名付け
1日、多恵子だと思って2人でデートすることに。
選んだ場所がよりにもよって遊園地。
おっさん2人では周囲に浮きまくり目立ちまくり。
パパがも一度恋をした
内心、デートに恥じらい喜んでいる多恵子に反して
ついついひと目を気にするあまり
社長と社員で視察していると見せかけたりと
今日1日、多恵子だと思おうとすればするほど
浮きまくる2人です。
デートのはずが多恵子を傷つけてしまう
行動ばかりを取る吾郎も内心は複雑で
本当は手を繋ぎたい・・・昔の様に・・・
そう思っていたりします。
多恵免は取れたのかしら?
そんなことがありトモ以外、家の中は
おっさんがママ・多恵子だと
受け入れかけている空気が流れ始めます。
年頃の女の子の下着をおっさんと一緒に洗われるのは嫌。
まして洗濯した下着を
そのおっさんの手でたたまないで!
それでも作ってくれたお弁当のたまご焼きはママの味。
娘を思う母心が通じたのかトモも少しずつ
おっさん多恵子を受け入れ始めています。
無職の吾郎もようやく就職活動を始めますが
かなり一般常識からかけ離れている吾郎が無事に
仕事を得られるワケがありませんでした。
トモのクラスに霊感の強い子がいます。
その彼女がトモから何かしら感じ
トモの家に遊びにきたがり押しかけてきました。
おっさんを見るなり多恵子そのものだと言います。
不思議な山下家に惹かれ彼女はこれからも
頻繁に遊びにきそうです。
そしておっさんの姿になってしまった多恵子に
プレゼントを贈りたいと思う吾郎は
悩みに悩んで渡したのは・・・キス券?!
そんなのあったっけ?と思う吾郎ですが
おっさんのほっぺにチューをして
恥らう多恵子と照れる吾郎・・・。
こんなおっさん姿の多恵子に吾郎は
もう1度、恋をし始めたようです。
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パパがも一度恋をしたの感想は?
とにかくはちゃめちゃです。
ギャグ要素が大きいのでバカバカしいと思いつつ
次はどうなるの?と怖いものみたさな気分になって
ページを進めてしまいました。
山下家でまともなのは15歳のトモちゃんだけ。
パパがも一度恋をした
彼女がいてくれるから読んでいても
救われるところも多いのですが
それでも姿は違えど多恵子さんは常に健気です。
物語は完結していますが最後まで読まれた方は
ほろりとする感動作になっているとの評価も多く
摩訶不思議ですが家族愛に溢れた作品だと思います。
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