竹良実先生の作品の辺獄のシュヴェスタ。
16世紀にローマで行われていた魔女狩りで
大切な人を失ったエラ。
復讐の鬼と化したエラが同じく魔女の子として
捉えられた仲間とともに
収容された修道院で復讐のときを待つ!
どんな逆境にも諦めない彼女たちの姿から見えてきた真実とは――?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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辺獄のシュヴェスタのあらすじは?
16世紀のローマでは大変な飢饉に見舞われていました。
口減らしのために子どもが売られることも
珍しいことではなくエラもその1人。
彼女の実の両親ですらエラの中に潜む炎のような激しい気性に怯え
彼女の中に潜む真の優しさに気がつくことなくエラを手放したのです。
このままでは自分が売り飛ばされてしまうことを察したエラは
馬車に火を放ち命からがら人売りの元から逃げ出します。
幼き頃からエラは自分の頭で考えて最善の行動を
選択することが習慣として身についていました。
絶望の中でも決して諦めずできることをやる。
寒さや飢えなど色々なことに怯え
ボロボロになっていた幼い少女を救ってくれてのは
街で医師を営んでいるアンゲーリカでした。
エラの代わりに罪を受けてまで彼女を引き取り
あふれんばかりの愛情を込めて育ててくれたアンゲーリカは
エラの激しい気性を包み込みまるで母親のように温かく
エラの心の支えとなっていました。
辺獄のシュヴェスタ
しかし時は16世紀――・・・。
知ってはいけないある秘密を知ってしまったアンゲーリカは
その秘密を漏らさないために
「魔女」として裁きを受けることになるのです。
そう、彼女に待っていたのは魔女狩り。
医師であるアンゲーリカは
薬草の力で人々に治療を施していたのですが
それが魔女の力によるものだと密告され
拷問にかけられることとなったのです。
なんとかアンゲーリカを助けようと画策するエラでしたが
魔女の子として捉えられてしまい大衆の面前に担ぎ出されます。
そこでエラを守るために自身が魔女であることを認めた
アンゲーリカは処刑されエラの精神は
ズタズタに切り刻まれてしまったのです。
そんな彼女の心に深く刻まれた1つの決意。
それは修道院の総長エーデルガルドに対する
復讐を遂行すること。
異端児である魔女の子は修道院に集められ再教育を受けます。
そしてエーデルガルドはその修道院に君臨していたのでした。
大切な人を殺された復讐を誓い修道院に入ったエラ・・・
しかしそこには彼女が想像する以上の大きな力が渦巻いていたのです!
エラの運命はどうなるのか――・・・?
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辺獄のシュヴェスタのネタバレとその後の展開は?
三代疾病の1つである聖アントニウスの火。
焼け付くような手足の腫れと壊死に幻覚幻聴などの
精神崩壊を症状とするこの恐ろしい疾病の原因が
ライ麦につく黒カビであることに
気がついてしまったアンゲーリカ。
時の権力を掌握していた教会はその事実を知りながら
傍観していたのでした。
そして真実に近づいてしまったアンゲーリカを
魔女として消してしまうのです。
エラは復讐の相手を修道院の総長エーデルガルドに定め
その機会を虎視眈々と狙っていました。
魔女の身内が収容される修道院は
3年間の共同生活で魔女の洗脳を解くための場所。
しかしエラは修道院に入ってすぐ違和感を感じていました。
辺獄のシュヴェスタ
あるはずのないアーモンドの花を
同級生がみんなで見ている事実に気がついた彼女は
食事に幻覚を引き起こす作用をもつ成分が
混入していることに気がつくのです。
上級生もシスターも敵だらけ・・・。
しかしそんな中、同じように反骨精神を持つ仲間が次々と現れます。
食事を吐き知性を隠し決して悟られることのないように
修道院で仲間と過ごすエラ。
それぞれの事情をもつ5人の仲間とともに修道院の内部を探り
その闇を暴き復讐の火を燃やし続けるのです。
しかし立ちはだかる数々の壁に阻まれ
エラは大切な仲間を失い左目の視力を失いました。
その恨みや悲しみを胸に権力を掌握して行く最大の敵
エーデルガルドへの復讐を虎視眈々と狙い続けます。
何があっても諦めず強い気持ちで歩み続けるエラと
その仲間たちにはどのような未来が待っているのか?
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辺獄のシュヴェスタの感想は?
読者である私たちが諦めてしまうタイミングの
一歩も二歩も先を行くエラ。
頭脳明晰で抜群のセンスでピンチを切り抜け
ただ前を見て目的を遂行する
その姿勢から目が離せませんでした。
辺獄のシュヴェスタ
かなり残虐なシーンが多い作品だからこそエラの残酷さ
そして優しさが引き立ち
あっという間に読み終わってしまいました。
彼女の猪突猛進ともいえる勢いで進む姿から
学ばさせることが多いと感じたのは私だけではないでしょう。
ぜひ最後まで読んで欲しい作品です。
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